「プレイボール2」第77話感想

第77話「心が弱い人達の巻」の感想です。
ネタバレ含むのでご注意!

準決勝前日の完全休養日。
朝から自宅の庭で素振りをする谷口に父ちゃんが新聞を見ながら、
「休むのも仕事だからな。ほどほどにしとけよ」
と声をかける。
その父ちゃんが慌てた様子で谷口と母ちゃんを呼んで見せた新聞には、川北戦でサイクル安打を達成した谷口の記事が。
朝食をとりながら
「かあちゃん……おめえすげえ息子を産んだんだぞ……」
と父ちゃんが言えば、
「でもねえ……あのヘタクソだったタカが…」
「い、今が集大成……」
「いつ終わってもいいように悔いのないようにやっとくれ」
と母ちゃんが言うのだった。

机に向かいながらもうひとつの準々決勝谷原対師岡学園の試合を思い出す谷口。
試合はセンバツ帰りのレギュラー全員健在の谷原が勝利。
エース村井と第2エース野田が2人による完封リレーだった。
打つ方も先発全員安打で10得点。
10対0で7回コールド。
そんな谷原の強さに言葉が出なくなる。
その後、スイカを食べてから部屋へと戻って再び机に向かうが、落ち着かない様子で横になって何やら考え始めると、誰かに電話をして今からトスバッティングだけ付き合ってくれないかと言い出す。
「いや違うんだ。けっして体を動かすわけじゃない」
と説得し、自転車で学校へと向かう。

電話の相手は倉橋だった。
学校のグラウンドで倉橋相手にトスバッティングを始める。
「ウチでじっとしてられなかったか?」
と聞く倉橋に、
「べ、別にそんなこともないんだが……」
と答えにくそうに返す谷口だが、
「わかるわかる。電話がかかってきた時ピンときたよ」
「いくら”休養”と言っても全く体を動かしてないと不安になる!」
「おれもそんなとこだった。だからこうしてホイホイと出てきた」
と倉橋もまた谷口と同じ心境だった事を告白。
倉橋はそれは『心が弱い証拠』でもあるのだと言う。
そして準々決勝で見た谷原の強さは川北のツーランク上だと話す。
そこへ今度は丸井とイガラシが現れる。
軽くキャッチボールだけしようと思ったと話す2人に、完全休養日だと言っただろうと怒鳴る倉橋だが、
「おふたりこそ…」
と返されて
「なんだよも～～。また心の弱い奴かよ…」
と言い返せなくなってしまう。

その後、丸井の提案で
「4人も揃ったんだからもっと長いの打ちません? 守りますけど…」
「あくまでも”完全休養日”だから軽く打って下さいよー」
と丸井イガラシが守備に回っての練習に変更。
（やれやれ）
（なんの日になったんだか…）
付き合いながら心の中でぼやく倉橋。
だが、その後も島田と松川と半田が
「”柔軟”だけやろうと思って…」
とやって来て、さらには戸室も参加。
みんなにノックを始めるのだった。

最後に現れたのは通りかかって球音が聞こえたという田所。
「まさかと思ったが…」
「あいつら一体なに考えてるんだ…?」
練習する谷口たちに両腕を震わせて呟く。
「それ飛び込め!」
ノックする谷口の指示が飛ぶが、
「おいバカヤロー!」
「おめえら即刻やめろー!」
と田所が叫んだところで、第77話が終了となります。

完全休養日のはずが結局集まっての練習に……ってあたりがらしいと言えばらしいですね。
前日の疲れを引きずった川北戦を見ていた田所さんは怒ってしまったようですが……次の相手が谷原だけに普通はそうなりますねｗ

次回、やはりボロボロの状態で谷原戦に臨むことになるみたいですがどうなりますか。
川北よりもツーランク上だと言う谷原の強さも気になるところです。

・第73話「送りバントを決めろ!の巻」
・第74話「これがイガラシだ! の巻」
・第75話「最後の選択の巻」
・第76話「気の短い釣り人の巻」
・第77話「心が弱い人達の巻」
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