第71話「やられたらやり返す! の巻」の感想です。
ネタバレ含むのでご注意!
6回表墨谷の攻撃。
2アウトから谷口の放った打球はまたも長打コース。
1塁コーチャーの片瀬から
「キャプテンみっつ行ける!」
と指示を受けた谷口は、3塁コーチャー久保も腕を回しているのを確認。
だが、ライト島谷が打球処理にもたついているのを見て、前打席同様にまた罠かと考えるが、
(しかしこれは3塁に行けそうだが…)
と悩みつつも2塁を回ったところでストップ。
中継からサードへボールが返ってくる……と思われたところが、飛び出してきたショート犬山がカットに入りセカンドへ送球。
「マズイ!」
慌てた谷口が2塁へ戻るがアウトとなり3アウトチェンジ。
思いがけない形でのアウトに田所は、
「ライトがもたもたしていたのは2塁のオーバーランを誘うため」
だとし、ここでもコンマ1秒の体のキレの差が出たと話す。
「猪突猛進の墨谷には調整という考え方がない!」
と。
6回裏。
この回からマウンドには谷口が上がり、イガラシがショートへと入る。
予定より1イニング早い登板となった谷口。
対する川北ナインは1点差まで追い上げたものの、すでに6回という事もあって油断はない。
この回で同点にしようと考える。
先頭打者はこの試合で2塁打と本塁打を放っている6番井上。
長打を警戒して外野をフェンス手前まで下げつつも、このまま最後まで投げる予定の谷口までタマ数を増やすわけにはいかず打たせて取る作戦。
初球は外角に逃げるシュートでショートゴロを狙うが、それを井上が強引に引っ張ってライト方向への飛球。
定位置なら平凡なライトフライだったが、深く守ってライト半田が全速力で戻ってジャンピングキャッチをするも、ボールはグラブからこぼれてフェア。
井上はその間に3塁へと到達。
あとヒット1本でサイクル安打となる井上に沸きあがる川北スタンド。
一方ノーアウト3塁というピンチに谷口はサード松川に視線を送る。
(やるぞ!)
察した松川だが、
「まだよまだ。サードボール持ってる」
川北の3塁コーチャーが井上に指示。
ここで松川が谷口にボールを緩く返して3塁を離れる。
それを確認した井上3塁を離れる。
(1歩)
(2歩)
井上の歩みを数えつつ松川からのボールを待つ谷口。
「3歩!」
ボールを受け取った瞬間、谷口が無人の3塁へと送球。
完全に虚を突かれた井上が3塁へ戻るが、横っ飛びで捕球に入った松川のグラブがその手を遮ってアウト。
「よし! やられたらやり返す!」
叫ぶ谷口。
ここで第71話が終了となります。
またも川北の作戦に嵌められた谷口でしたが今回は最後でやり返しましたね。
しかし、まだまだ勢いは川北にあるような気がします。
田所の言う体のキレの差もあるし、エサを撒いてからの作戦がなんとも厄介だなと感じさせられました。
もうひとつ、敵ながら気になるのは井上のサイクル安打ですが、次回予告に
『左対左』
とあるので、井上の第四打席では井口の対決が見られそうです。
・第67話「釣り糸をたらしていたの巻」
・第68話「4点差と3点差の違いの巻」
・第69話「2打席連続ホームラン中の巻」
・第70話「予定より早い継投の巻」
・第71話「やられたらやり返す! の巻」
「キャプテン2/プレイボール2」感想ページ
谷口と松川のトリックプレーはお見事でしたね。井口が投げるってことは谷口も粘られて降板なんですね。井口も速いけど、普段から小野田の球を打って速球に慣れてる川北は井口の球も苦もなく打ちそうですけどね。そういえば、小野田の球は今までのどの投手よりも速いみたいなこと言ってましたよね。でもいくら速いと言っても小野田はアンダースロー。今のブロが投げるアンダースローの投手の球速を見ても速くて142〜145キロ。谷口たちの時代はもっと遅いでしょうから小野田は140キロくらい?佐野も豪速球だけど小野田よりも遅いとなると130後半ってとこなのかなぁ?その当時は高校生が投げる球にしては豪速球だったのかも知れないですけどね。
速球だけでは川北打線には通用しない気はしますねぇ。
また粘られそうですけど井口は他のみんなよりは体力温存はできてるのかな?
小野田と佐野のスピード考察面白いです!
なんとなく小野田で130~135くらいかなぁなんて思っていましたw
佐野はキレ、小野田は重さって感じでしょうか。