第65話「先輩を超えろ! の巻」の感想です。
ネタバレ含むのでご注意!
川北戦。
1回表に墨谷打線は川北エース小野田から連打して無死満塁とし、この日4番に入った谷口がまさかの満塁ホームランで4点を先制。
マウンド上で思わず片膝をつく小野田。
墨谷の打順は3番や4番どっちが先か後かは関係ないと思っていたらしく、ただいきなりのノーアウト満塁から1アウトも取れずに押し出しはマズイと考えて最悪のノースリー。
気が付けばストレートを投げ、それを完全に読まれた。
自分は墨谷の選手に一枚上を行かれたのだと。
マウンド上に内野陣が集まって小野田を抱えて立ち上がらせる。
小野田の頭には練習試合で戦った墨谷のイメージが強く残っていたそうで、その試合は9対2という圧倒的なスコアで勝利。
さらに前日に当時のスコアも見返したところ、谷口相手にはスクイズを1つ決められはしたがそれ以外は完璧に抑えていたこともあり、どこかで見下していたのだと言う。
だが、前年度ベスト8に進んだ墨谷を”下”に見ていいわけがなかったと反省するが、
「いや、小野田。そのプライドは間違ってないよ」
「我が校は前年度準優勝校なんだから……”準優勝”は”ベスト8”より”上”なんだ」
と、キャッチャー戸田が反論。
それは現監督の田淵さんがもたらしたものだと話す小野田だが、戸田はその田淵さんを越えると誓い合っただろと言う。
「墨谷とおれ達じゃ……”格”も”志”も”地力”も違う」
「これからまだ9回も攻撃できるんだ…”4点差”なんて…絶対追いつける」
と、サード田辺も続ける。
そしてベンチからマウンド上を見つめる田淵も
(小野田。オマエには絶対俺を越えてもらう!)
(こんなことじゃ動じない!)
と小野田を信じつつも、監督としての仕事もしなければならないと、ヨシに予定より早いキャッチボールをするよう指示。
それを見た小野田は1回表ノーアウトからリリーフを用意されるのが今日の自分だとしながらも、満塁ホームランを打たれたのだから当然の準備だとし、
「目が醒めた。守備についてくれ」
「もう点はやらん」
と内野陣を解散させる。
一方、墨谷ベンチでは
「(3番と4番を入れ替えた)オマエの提案が当たったな」
と、戸室が倉橋に声をかける。
大島戦での勝ち越しホームランの残像が異様に残っていたという倉橋は、この3年最後の大会にきて谷口の打撃が開花していると話す。
また、ベンチ後ろで試合を見守る半田も、大島戦でのホームランは”風の力”を借りたものだったが、今の神宮はほぼ無風であり、谷口のパワーが日に日に増しているのではと考えていた。
イガラシも大島戦最終打席から今日の第1打席までの谷口は神がかっておりチーム全員を勇気づけたと考え、丸井に至ってはいつも通り
(おれは……おれは……おれは……一生谷口さんについて行く!)
と興奮していた。
試合再開となって打席には5番の松川。
ランナーがいなくなり気合いを入れ直した小野田が変化球を混ぜた投球へ変えると雰囲気が変わった。
鋭い変化球に墨谷の後続は三者連続三振に取られる。
ここで第65話が終了となります。
まさに小野田の出鼻を挫いた形での大きな4点。
谷口の打撃の成長と開花を感じる墨谷ナインですが、試合の方はランナーが一掃されたことで小野田の成長した姿もここから見られそうですね。
まだまだ試合が始まったばかりなのでわからないけど、今年の川北は小野田以上にそれを支える他の選手たちの存在が大きい気がします。
次回では彼らのバッティングが見られると思うので楽しみです。
・第61話「おれの勘は当たるの巻」
・第62話「特訓の成果? の巻」
・第63話「倉橋の過去の巻」
・第64話「強気で行け! 谷口の巻」
・第65話「先輩を超えろ! の巻」
「キャプテン2/プレイボール2」感想ページ
あの弱小だった墨高をたった3年で甲子園出場となればこれは超奇跡ですよね。谷口の代で甲子園を果たすのか、それとも谷口の無念を後輩の丸井とイガラシに託すのか。墨谷二中もちゃんとした予選を勝ち抜いて全国制覇したのはイガラシの時でしたからね。甲子園、ありそうな感じですね。
アニメ版での井口はたぶん江夏がモデルですよね。井口の21球、あるかも知れませんね。個人的には片瀬がリリーフエースとして活躍してくれたら嬉しいなぁ^_^
谷口キャプテンの代で甲子園行って欲しいなぁとは思いますね~。
谷原戦に勝利はするけど完全燃焼して甲子園では満身創痍で勝てずに丸井やイガラシの代に託す……とか色々想像してしまいます。
そういえばアニメ版てプロ野球選手の名前やフォームがモデルにされていましたね。
川北が準優勝。たしか前年専修館と対戦することなく負けたので
分析ノートをもらったはずでは。
それはともかく、残り3試合どういう展開になるのか、私は決勝戦で
「井口の21球」で甲子園と予想してます。楽しみです。
田淵が投げて準優勝どまりだったって確か倉橋が練習試合で言ってましたね。
残りの試合だと個人的にはやっぱり明善がどういうチームなのか想像つきにくいので楽しみかな~。
昨年の試合では投手の特徴は話してたけど打線についてはあまり触れられていなかった記憶があるのでどんなチームなのかなぁと思います。
あ、そうか。
そもそもグランドジャンプむちゃは月刊じゃないんですもんね。
コージィさんが描いてくれるだけでも感謝なのに贅沢言ってはいけませんね。
川北が準優勝校としたら優勝したのはどこだったんでしょうね?明善か谷原のどちらかなんですかね?
まずは打倒川北ですね。強敵です。次はどんな展開になるのか楽しみです^_^
あの圧倒的な強さ見て勝手に谷原が優勝校なのかなぁと思っていたんですけどどうなんでしょう?
川北戦もまだ1回表が終わったとこですもんね~。
次回の川北打線の攻撃が楽しみです!
あの釣り糸を絡ませていつもみんなから怒られていたヨシという少年はピッチャーだったんですね。川北の秘密兵器なんでしょうか?ヨシが速球投手とは思えないので恐らく軟投型だと思うんですが、小野田の快速球を攻略する練習をしてきた墨高ナインは案外ヨシを打ちあぐむかも知れませんね。そして最後は半田がヨシからサヨナラ打を放って勝つとか。色々と勝手に想像して楽しんでます^_^
コージィさんも大変でしょうけどプレイボールとキャプテンを同時進行で描いてくれたら読者としては嬉しいんですけどね。墨高が甲子園出場、墨二も全国大会出場ってなったら最高なんですが、今のペースだと墨二の地区予選が終わるのは下手したら5年後くらいになりそうですね(笑)
ヨシの登板で墨谷のリズムが狂わされるみたいな展開はありそうですね~
小野田が立ち直った感じがあるので出番はもう少しあとになりそうな気配ですけど早くどんな投手なのか見てみたいです!
同時進行なら最高なんですけどねぇw
グランドジャンプむちゃがせめて月刊だったら……って、そうなったらなったで2作描くなんて無理なんでしょうね……。