Switch「Dragon Marked For Death」(ドラゴン・マークト・フォー・デス)の感想です。
※クリアした2月末時点での感想となります
「龍血の一族」である主人公が一族の巫女アミカを救い出し、故郷を滅ぼした中央国家メディウスに復讐するために戦うアクションRPG。
4人のプレイアブルキャラから1人を選択して攻略していきます。
オンラインによる4人同時マルチプレイの他、ローカル通信にも対応。
残念ながらNintendo Switch Onlineに加入していないためオンラインプレイは試しておらず、周囲に今作を持っている友達もいないので、完全ソロプレイでの感想となります。
プレイアブルキャラとして選べるキャラは皇女/戦士/忍び/魔女の4人。
毎回起動時にキャラ選択で好きなキャラをプレイできますが、進行具合は共通ではないので、各キャラごとにストーリーを進めないといけません。
今回は私がクリアまで使った魔女について簡単にご紹介。

その名のとおり魔法攻撃を得意とするキャラ。
ただ、その魔法操作がちょっとクセがあり、
・【R】ボタンで詠唱に入る(この間動けない)
・魔法ごとに決められたコマンドを入力
・【Y】ボタンで発動
という流れのため、慣れるまでは思い通りに操作できませんでした。
慣れたあとも敵に囲まれたりするとパニクってダメですね。
上級者向けキャラかな。
ドラゴンスキル
画面左上の体力ゲージ(黄色ゲージ)の下にあるドラゴンゲージを消費して放つスキル。
私が使用していた魔女だと
詠唱(コマンド入力なし)で連続しての魔法使用が可能
となるなど非常に強力。
またボス戦においてはボスの残りHPが一定値以下になると出現する玉を入手する事で、HPとドラゴンゲージがMAXになるだけでなく、ボスにも一定のダメージを与える事ができます。
ボーナスタイムって感じですかね。
とても爽快で気持ちいい瞬間です。
酒場でクエストを受注
今作では酒場でクエストを受注して各ステージを攻略する事を繰り返しながらストーリーを進めていきます。
クエストは現在出ているクエストをクリアしたり、町の人との会話で新たなクエストが発生。
同じクエストでも一度クリアするごとに高い難易度レベルが選べるようになっています。
なおローカル通信プレイやインターネットでのマルチプレイを行う際も酒場からクエストへ赴くようです。
アクションステージ
メインとなる各クエストをこなすための攻略ステージ。
同じステージでもクエストによって仕掛けや敵の配置、通れる場所などに変化が見られました。
なお、クエスト攻略中は画面中央下の数値がなくなるまでは死んでもその場で蘇生可能。
ただし、数値が減るごとにクリア報酬経験値が減らされていくようです。
「死んでも大丈夫」
なんて甘えずに、きちんと回復しながら戦った方がいいですね。
ボス戦
全てのクエストにボスが存在するわけではなく、謎解きだけで終了する場合もあります。
また、同じクエストの同じボスでも難易度レベルによって攻撃に変化があるので、一度パターンを見切ったからと言って油断は禁物です。
クエストクリアで報酬と経験値ゲット。
クエスト中に入手したアイテム類はここで一括鑑定され、また経験値入手によるレベルアップもされる。
レベルアップした際には各種ステータスへポイント振り分けを行うことになる。
(ポイントは街で振り直しが可能)
この後、クエストストーリーの続きが語られる事もありますが、基本は街の酒場前へと戻されます。
ここまでが1つのクエストをクリアするまでの一連の流れとなります。
最初のボスから耐久力が高すぎる
チュートリアルが終わって最初にプレイヤーがこなせるようになる難易度1クエスト「オーガの砦」。
もう1つ出ているクエストが難易度5なので、普通の人はこの難易度1からプレイすると思うのですが、いきなりボスの耐久力が半端なく高いです。
攻撃はモーションが大きいおかげでやっているうちに避けられるようになりますが、なんで初っ端のボスからこんな耐久力にしたのか。
ちなみに以降のクエストを見ても、このクエストのボスだけがズバ抜けて耐久力ありすぎるんですよね。
マルチプレイをさせたかったのかもしれませんが、最初に戦わせるボスの難易度ではないと感じました。
装備が面倒
装備はメニュー画面からするのではなく、ショップ施設でしかできません。
また、アイテム装備も同様です。
武器やアクセはそう頻繁に交換する事もないですが、アイテム類は毎回出発時に揃えておきたいもの。
その度に施設へ移動しなければならないのは面倒でした。
どうせなら装備も酒場(クエスト受注場所)でさせてくれれば良かったのに。
FLAGの有り無しがわからない
クリアに必須なクエストでのFLAG獲得ですが、全てのクエストにあるわけではないのにそのヒントもないのは不親切に思えました。
なんとなくな物足りなさ
例えば城下町。
貧民層でクエストを何度もこなして名声を獲得して中流層へ行けるようになりました。
「今度は上流層だな」
なんて勝手に思っていたらそんなもんはなかったというw
結局最後まで開かなかったショップみたいなテントもあったし。
本当に”なんとなく”なんだけどスッキリしない気分。
DLCで追加されるのかもしれませんが……。
今回は4人いるプレイアブルキャラのうちの1人でプレイ。
しかもマルチエンディングの中でも(おそらく)バッドエンドを見ただけなので、今作をやり込んだプレイとはとても言えない上での感想である事をご理解下さい。
また、最初に書いたように今回の感想は魔女でクリアした2019年2月28日現在のもので、以降もアップデートがなされており、必ずしもここに書いたとおりかどうかはプレイする時期によって異なるかもしれません。
購入の際には最新アップデート情報を公式が確認されてからがいいと思います。
発売当初は
「マルチ前提の難易度」
なんていう声も耳にしましたが、最初のクエスト(オーガの砦)のボスだけが最初にしては強すぎるだけで、それ以降はレベル上げや装備集めは必要ではあるものの、絶望するような難しさは感じませんでした。
言いかえればプレイヤーを引き込まないといけない最初でつまずいている印象です。
このあたりはどのキャラでプレイしているかにもよりそうですが……。
クエスト数に関しての不満はないものの、装備アイテムの種類はもっと欲しかったかなぁとは思いますね。
やっぱりこの手のゲームでの一番の楽しみって、強い装備を入手するために繰り返しステージをプレイする事だと思うので、同じ装備でももうちょっと細かい能力差などを付けて出現させても良かった気がします。
まぁそのあたりはDLCによる追加シナリオの配信が予定されているので今後に期待したいところです。
色々気になる点はありますが私は楽しめました。
・【実況】ぼっち魔女で頑張る『Dragon Marked For Death』
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