
「ネプテューヌ」シリーズの四女神とバーチャルアイドル「MEWTRAL」が惑星EMOを救うために戦うアクションRPG。
全8章で構成されたアクションゲームで、
・会話パート
・アクションパートA
・中ボス戦
・アクションパートB
・ステージボス戦
・会話パート
という流れで進行していきます。
とにかく会話シーンが長い長い。
人によってはこの会話パートの多さと長さにうんざりするかもしれません。
キャラゲーだからキャラ同士の掛け合いを求めているファンも多いんでしょうけど、もうちょっと上手くまとめた方がテンポアップして頭に入ってきやすいのにと思いました。
アクション部分は四人の女神+2人の計6人を切り替えながら進めていけます。
近接攻撃と遠距離攻撃キャラと状況に応じて切り替えれば有利に進められる……ってことなんでしょうけど、難易度が低いのでほぼ切り替える必要がありません。
最初から最後までほぼネプテューヌだけを使って連射しながら敵の周囲回っているだけでクリアできました。
使い分ける必要性がないのが残念に思う人もいそうですが、私くらいぬるいユーザーだとこれくらいが遊びやすいんですがね。
ターゲティング機能がない点も不便ですが、今作の場合はなくても特に困りませんでした。
さて、今作の特徴の1つがVtuberが多数登場することですが、そちらは操作キャラとしてではなく四女神たちを強化できるVキューブという装備品扱い。
あとはステージ内にあるモニターに登場したり、読み込みのたびに彼らの宣伝動画が挿入されるって形ですね。
実際に操作してステージ攻略できるわけではないのですが、そもそもVtuberファンが自分の好きなVtuberを操作したいと思うのかどうかがわかりません。
リズムアクション的な遊びのエモカワダンスシステム「BeatTik」や、アイテムカードを生成する「ドウガバトラー」といった要素がありますが、これらは本編クリアを目指すうえでは特にプレイしなくて良さそうです。
私は「BeatTik」を1回だけ遊びましたが、この時点で面白さは感じられず。
さっさとストーリー進行へと戻りました。
テンポが悪い
とにかく会話が長いです。
キャラを動かしている時間よりも会話を見ている時間の方が長く感じました。
ここはもっと短くまとめた方が遊びやすくなると思います。
状況を選ばないVtuberの宣伝動画
Vtuber登場の要素自体を否定はしませんし、読み込みのたびに挿入される宣伝動画も個人的にはアリですが、場面は選んで欲しかったなと思いました。
ちょっとシリアスなシーンやゲームオーバー時のロード画面でVtuberの陽気な自己紹介が挿入されるのはさすがにね。
逆効果な気がしますよ。
登場するメインキャラが少ない
さほどシリーズ経験者ってわけではないので詳しくはないですが、シリーズではメインキャラの位置付けであろう女神候補生が登場しません。
四女神やオリジナルのVtuberなど、操作キャラはみんな可愛い女の子キャラなので、キャラ目当てでの購入ならそれなりに満足できます。
発売初期に多かったらしい進行不能バグなど多数の不具合が影響してか、2020年8月下旬現在の市場価格はかなり下がっていますしね(不具合の方はパッチが配信されているのでかなり解消されているかと思います)。
もっともアクション部分はあまり期待しない方がいいです。
Vキューブ装備してネプテューヌ操作で周囲をぐるぐる回りながら遠距離攻撃を連射するだけで雑魚もボスもほぼ倒せるので、ボスによっての攻略法だとか考える楽しみはありません。
また、今作最大のPRポイントであろう多数のVtuber出演は上手く活かせていない気がしますね。
話題性はあるのかもしれませんが、これなら普通にVtuber抜きで女神候補生も操作キャラに入れたオーソドックスなアクションRPGにした方が面白かったんじゃないかな。
まぁそれを言ってしまうと元も子もないですが……。
過去に「ネプテューヌ」シリーズのアクション系ゲームは3本くらいプレイしましたが、その中では今作が一番微妙だった気がします。
またアクションで発売される事があるなら、次は会話シーンのテンポアップは図って欲しいですね。
・「ブイブイブイテューヌ」イベント動画
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