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MSX2/2+版「ドラゴンスレイヤー英雄伝説」の感想を紹介。

ゲーム内容

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日本ファルコムの「ドラゴンスレイヤー」シリーズ6作目。
現在も続く「軌跡」シリーズ1作目である「空の軌跡」が「英雄伝説VI」であり、その記念すべき1作目が今作となる。
MSX2版は出現アイテムなどを見る限り、PC98版ではなくPC88版の移植らしい。
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敵との戦闘を繰り返す事でキャラクターをレベルアップさせて成長させていくオーソドックスなRPG。
物語は章仕立てで構成されており、モンスターから解放されたマップには以後モンスターが出現しなくなる。
前作「ソーサリアン」のように難しい要素やフラグ立てもなく、RPG初心者でもスイスイ進める事ができるような作り。
レベルアップ時のステータスアップは、プレイヤーが自分で振り分けるかコンピュータに任せるかをあらかじめ設定可能。
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ダンジョン内では「たいまつ」を使用する事でキャラを中心にスポットライト処理が施され、時間経過と共に視界が狭まっていく。
複雑なマップはあってもいやらしい仕掛けなどは結局最後までなかった。
どのダンジョンもひたすら進むだけという感じ。
ちなみにダンジョン内ではアイテムを使わなくても敵シンボルが見えており、彼らが最大の障害となる。
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戦闘はフィールド上の敵シンボルと接触する事で突入するが、普段は敵シンボルは見えず、アイテムを使用する事で見えるようになる。
素早さの順にコマンド受付&行動。
通常攻撃の他に呪文による攻撃ができる。
戦闘中、眠った敵(味方)への攻撃は必ず会心の一撃(痛恨の一撃)となったり、また一部イベント戦闘を除いて必ず「逃げる」が成功するのも今作の特徴。

MSX2版について

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このMSX2版ではそれまでに発売されたPC88版やPC98版と比べるといくつかの変更点などがある。
その1つがBGMの追加。
PC他機種版ではラスボス戦でも雑魚戦と同じBGMが流れたが、MSX2版では専用曲が用意されている。
また、ダンジョンBGMも他機種版にはない部分を追加。
SFC版のダンジョン曲はこのMSX2版を元に移植されている。
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海賊島で遊べるミニゲームも他機種版とは違う内容になっている。
勝ち進むごとに報酬がグレードアップするのは同じ。
あまり遊ぶ事はないけど視覚的にはこっちの方が楽しい。

感想

基本は各章ごとに決まったマップ内を決められた順番でフラグ立てに終始する一本道な展開で、これといった寄り道要素や攻略順序の自由さなどはない。
そのため結局はキャラクターやストーリーが気に入らなければハマれない可能性も十分考えられる。
だが、これは他の記事でも書いたと思うが、ごく普通の2DRPGながらプレイヤーにストレスを感じさせない作りとなっている点は大きい。
この手の「ドラクエ」タイプのRPGは数多くあるが、それらのほとんどがここまで快適に作られていた事はない。
そして本作は多くの機種に移植されているが、どの機種版を遊んでも快適という点も何気にすごいんじゃないかな(PS/SS版はちょい覚えてないが)。

さて、今回プレイしたMSX2版。
実は私が初めて購入したCDが「ドラゴンスレイヤー英雄伝説」だったので音楽に関してはPC88版の印象が強いのだが、このMSX2版のFM音源で奏でられるBGMもまたいい。
特にMSX2版ではエンディング曲が好きです。

関連商品

関連リンク

・PC88「ドラゴンスレイヤー英雄伝説」レビュー
・MSX「ドラゴンスレイヤー英雄伝説」レビュー
・FMT「ドラゴンスレイヤー英雄伝説」レビュー
・PCE「ドラゴンスレイヤー英雄伝説」レビュー
ゲーム感想ページ

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