『幸腹グラフィティ』第3話です。
以下、Aパートお気に入りな台詞を書き綴ってみました。
(ネタバレ注意)








「とろけるー!!」



(リョウ:4月、始まりの季節。)
はーい。
(わたしも中学三年生になりました。)

おつかれさまです。
「町子さん、海外からのお荷物です。」
リョウ:う・・重っ・・。お父さん・・お母さん・・!

突然荷物なんてめずらしいです、どうしたんでしょう。


海外にいるのに、日本のお米・・?

お母さん・・二人ともお仕事とっても忙しいのにわざわざわたしのために・・。
(そうです。受験生なんですもん。今後はいい成績をとっていかなくては!そしたらお母さんたちも喜んでくれるかもしれません。)


「テスト緊張するわね。今回のテストの結果、順位貼り出すんでしょ?」

「うわー指がユビユビするー!」
「大袈裟!このテストで何か決まるわけじゃないんだから。ね?町子さん。」

「え!?」
(リョウ:気合です!)

「では実技力診断テストを始めます。」
(リョウ:こ・・このモチーフ・・。)
「課題は卓上のモチーフを静物デッサンしなさいです。では始め。」




(リョウ:組み合わせがタケノコご飯にしか見えません・・。ど・・どうしたら・・どうしたら・・。)


(えーと・・とりあえず・・気合です!)
「町子、テスト中は静かに。」


きりん:リョウ!順位どうだった?わたしはあとちょっとで一桁だったよ!

リョウ:三番目・・。

きりん:え!?三番?すごいすごい!リョウは絵上手いもんね!

リョウ:下から三番目です・・。
きりん:え!?下から?ていうかリョウ、顔どうしたの?
リョウ:気合です。
きりん:気合?

リョウ:絵の方は課題違反です・・。

きりん:え・・これは・・確かに静物デッサンじゃない!

リョウ:おいしそうなモチーフに気を取られてしまって・・妄想し出したら止まらなくて・・。

(ああ・・タケノコにょきにょき・・にょきにょき・・!)
こんな成績じゃ家族に顔向けできません・・新学期早々不安だらけです・・。

きりん:リョウ・・。

だ・・大丈夫だよ!ちょっと間違っちゃったけどとってもおいしそうに描けてるよ!ほらタケノコもしゃっきりでお米もつやつや!

リョウ!今夜はタケノコご飯がいい!絵見てたら食べたくなっちゃった!

リョウ:えーと・・カバン取ってきますね。
きりん:うん。

先生!椎名!

椎名:え?
「何がしたいんだ?森野君。」
椎名:連行される宇宙人ごっこ?

きりん:ちがーう!!

リョウ:いいのでしょうか?沢山もらってきてしまって。
きりん:先生がもう使わないから持って行ってって。食材もきっとリョウに料理してもらったら幸せだよ。

リョウ:そんな・・。

あ・・タケノコ・・!

椎名:はい。

リョウ:ありがとうございます。あれ?椎名さん。偶然ですね、いつから後ろに?
椎名:ずっと。

リョウ:え?

椎名:予備校からずっと一緒に歩いてるつもりだったよ。わたしの中ではね。

リョウ:ああ・・すみません!今日はボーっとしてて・・!
きりん:ドンマイ、椎名。

リョウ:でも椎名さん、お家逆方向なのにどうしたんですか?
椎名:え?聞いてない?森野さんに呼ばれたんだけど・・。

きりん:うわあああ!
椎名:町子さんが落ち込んでるのを励まそ・・。

きりん:ダメだよ!それシー!
椎名:え?どうして?二人で町子さんを励まそうって・・。
きりん:いいの!こういうのはさりげなくやるのが・・。
リョウ:きりん?

きりん:あのね!今日中にタケノコご飯食べないと椎名、宇宙人とかに誘拐されちゃうんだって!狙われてるの!だから全然怪しくないよ!
椎名:怪しすぎだろ。

リョウ:宇宙人ですか・・。

じゃあまずはタケノコのあく抜きをしましょう。
椎名:あく抜きって?

リョウ:取ってから時間が経ってしまったタケノコは生のままだと渋みがあるので下ごしらえが必要なんです。米ぬかを入れて一時間ほど煮て・・。


きりん:苦いよー・・!
リョウ:タケノコって伸びすぎもダメらしいですね。


きりん:硬いよー・・!
リョウ:きりん!なんでもかんでもすぐ口に入れたらダメです!
きりん:だってだって!昔読んだ絵本では長いタケノコおいしそうに食べてたんだよ!
リョウ:絵本は作り話ですから、確かに見た目はおいしそうですけどね。

椎名:絵本かー。確かにそういう憧れってあるよね。
きりん:え?
椎名:マンガとかドラマに出てくる食べ物って妙に憧れるじゃん?マンガ肉とか巨大パンケーキとかサッカーおにぎりとか!
リョウ:あります!あります!




椎名:やろうとするとことごとく失敗するけどね。

リョウ:半熟オムライスとかもいいですよね。

きりん:オムライス!

椎名:もしかして、オムライスを求めて三千里?
リョウ:そう、見てました?
椎名:主人公がリストラされたサラリーマンなんだよね。
きりん:行き倒れている所を見知らぬ洋食屋さんに助けられて、一口味わったオムライスを忘れられず・・!
リョウ:あの作品で知ったんですよね・・、

「伝説の半熟オムライス!!」

リョウ:オムレツを割ると卵がとろーっと。


きりん:あれ憧れる!
リョウ:昔卵一個で作ろうとして見事に失敗しました。
椎名:そうそう、卵がケチャップライスを覆いきらないんだよね。

きりん:話してたらお腹空いてきちゃったよ!タケノコご飯まだ?

リョウ:そろそろ時間です。

きりん:この瞬間、宝箱を開けるみたいな気持ちだよね。
リョウ:いきますよー。

きりん:わー!

やばい!おいしそう!
椎名:ご飯が食べて欲しそうに踊ってる!

「では、いただきます!」



きりん:しっかり甘辛味でジャクジャク!タケノコパワーの無敵さ!これは逆らえん!


リョウ:おこげ大好きです・・!じっくりしみたタケノコ。それを支える油揚げのコク・・ずっと噛みしめていたい。

椎名:歯ごたえも味もしっかりでいて、口に広がるタケノコの上品で・・どこか懐かしい香り。タケノコの包容力ってすごいな・・。

リョウ:椎名さん、食べ方がとても静かで綺麗です。

きりん:リョウとは別の意味で大人っぽいかも。

リョウ!おかわりおかわり!

椎名:わたしがやるよ。
きりん:あ・・ありがとう。

椎名:はい、どうぞ。マンガ風ご飯てんこ盛り。

「わー!」
椎名:はい、町子さんも。
(リョウ:そういえばわたし、こうやって誰かにご飯をよそってもらうのって久しぶりかもしれません。)


てんこ盛り、憧れてたんです!うれしー!
(なんだかさっきからすごく懐かしい気分です。食卓を囲んでいるのが家族っぽいからでしょうか。)

椎名:ニンジン残しちゃダメだよ、森野さん。
きりん:な・・なんで知ってるの!?

(リョウ:二人とこうしていると成績のせいでつかえてた胸がスーッて楽になるみたいです。)

「ごちそうさまでした。」
椎名:少し残っちゃったね。
リョウ:大丈夫ですよ、おにぎりにしますから。あ、もうこんな時間。椎名さん今日は泊まっていったらどうですか?お家に連絡して。

椎名:え、いいの?

きりん:いいんじゃない?別に。
リョウ:明日祝日ですからきりんも泊まっていきますしそれに・・、

椎名さん、宇宙人に狙われてるんですよね?そんな中ひとりで帰らせるわけにはいきませんよ。

この事は誰にも言いませんから安心してくださいね。

きりん:信じてたのか!?
椎名:いい子すぎる・・。
マンガ肉とかは確かに憧れますね!
しかし『幸腹グラフィティ』見てると際限なくお腹が空きます・・!
以上、Aパートでした。
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