『ソードアート・オンラインⅡ』第10話です。
以下、Bパートお気に入りな台詞を書き綴ってみました。
(ネタバレ注意)


キリト:やれやれ、こうも見晴らしがいいと隠れようにもな。
シノン:あそこ、多分洞窟がある。あそこに行けば衛星スキャンを避けられる。
キリト:よし、行こう。

とりあえずここで次のスキャンを回避しよう。

あいつはさっきいきなり君の近くに現れたよな。もしかしてあのボロマントは自分を透明化する能力があるのか。衛星に映らなかったのもその力で。

シノン:多分そう。メタマテリアル光歪曲迷彩っていうアビリティ。ここなら大丈夫だと思う。下が粗い砂だから透明になっても足音は消せないし足跡も見える。さっきみたいにいきなり近くに現れるのは無理。
キリト:なるほど。じゃ、せいぜい耳を澄ませてないとな。


シノン:ねえ、あいつ、デス・ガンがさっきの爆発で死んだって可能性は?
キリト:いや、トラックが爆発する寸前ロボットホースから飛び降りるのが見えた。無傷じゃないだろうけどあれで死んだとは思えないな。
シノン:そう。

さっきスタジアムのとこでどうやってあんなに早くわたしを助けにこられたの?あんた外周の上にいたんでしょ。

キリト:俺たちがデス・ガンの正体だと踏んだ銃士Xさんが人違いだったのは一目でわかったからな。
シノン:どうして?
キリト:どう見ても女の人だったから。

シノン:へえ。
キリト:その時点で俺たちは何かでかい見落としをしてるとわかった。

ちなみに本当は銃士Xじゃなくてマスケティア・イクスって読むらしい。

なんとかマスケティアさんを倒してスタジアムの上から南を見たらシノンが道路に倒れててさ。

やばいと思ってマスケティアさんのライフルと煙幕を拝借して撃ったり投げたりしながら突っ込んで。

シノン:わたしがもっとしっかりしていれば・・。
キリト:そんなに自分を責めなくていい。

俺だってあいつが隠れてることに気づかなかったんだ。もし役割を逆にしていたら麻酔弾を食らっていたのは俺だった。その場合はシノンが俺を助けてくれていた。そうだろ?

(シノン:わたし慰められてるんだ・・。ライバルと思っていた相手に・・。くじけて弱気になってることも全部見透かされて、子供みたいにあやしてもらってる。)

キリト:じゃあ俺は行くよ。シノンはここでもう少し休んでるといい。本当はログアウトしてほしいけど、大会中はできないもんな。

シノン:え?ひとりであの男、デス・ガンと戦うの?
キリト:ああ、あいつは強い。

正直あの銃を一発も撃たせないで倒すのは難しいだろう。次にあの銃口を向けられたら君を見捨てて逃げてしまうかもしれない。

だからこれ以上君を付き合わせる訳にはいかないよ。

シノン:あなたでもあいつが怖いの?
キリト:ああ、怖いよ。

昔の俺なら、あるいは本当に死ぬ可能性があろうと戦えたかもしれない。でも今は守りたいものがいろいろできたからな。死ねないし、死にたくない。
シノン:守りたいもの?
キリト:ああ、仮想世界にも現実世界にも。
シノン:ならこのままこの洞窟に隠れてればいいじゃない。BOB中は自発的ログアウト不可だけど残りがわたしたちと誰かひとりだけになれば自殺してその誰かを優勝させればいい。それで大会は終わるわ。
キリト:なるほど。確かにその手もあるね。でもそういう訳にもいかない。このまま大会が終わるまで放っておいたらあと何人にあの拳銃を向けるかわからないからな。
シノン:そう。

(やっぱり君は強いよ・・。)

わたし逃げない。
キリト:え?
シノン:わたしも外に出てあの男と戦う。
キリト:ダメだ、シノン。あいつに撃たれれば本当に死ぬかもしれないんだ。俺は完全な近接戦闘タイプだけど君は違う。姿を消せるあの男に零距離から不意討ちされたら危険は俺の比じゃない。

シノン:死んでも構わない。

わたしさっきすごく怖かった。死ぬのが怖ろしかった。五年前のわたしよりも弱くなって情けなく悲鳴上げて。そんなわたしのまま生き続けるくらいなら死んだ方がいい。
キリト:怖いのは当たり前だ。死ぬのが怖くないやつなんていない。

シノン:イヤなの、怖いのは。もう怯えて生きるのは疲れた。別にあなたに付き合ってくれなんて言わない。ひとりでも戦えるから。


キリト:ひとりで戦ってひとりで死ぬ、とでも言いたいのか?
シノン:そう、多分、それがわたしの運命だったんだ。離して、わたし行かないと。


キリト:君は間違っている。人がひとりで死ぬ、なんてことはあり得ない。人が死ぬ時は他の誰かの中にいるそいつも同時に死ぬんだ。俺の中にももうシノンがいるんだ。
シノン:そんなこと頼んだわけじゃない。わたしはわたしを誰かに預けたことなんかない。
キリト:もうこうして関わり合っているじゃないか!

シノン:なら・・なら・・あなたがわたしを一生守ってよ!

何も知らないくせに何もできないくせに勝手なこと言わないで!これはこれはわたしのわたしだけの戦いなのよ!たとえ負けて死んでも誰にもわたしを責める権利なんかない!

それともあなたが一緒に背負ってくれるの!?

この・・この・・人殺しの手を・・。

あなたが握ってくれるの!?





嫌い!大嫌いよ!あんたなんか!



あんたのことは嫌いだけど少し寄りかからせて。


わたしね、人を殺したの。

五年前東北の小さな街で起きた郵便局の強盗事件で報道では犯人は銃の暴発で死んだってことになってたんだけど本当はその場にいたわたしが強盗の拳銃を奪って撃ち殺した。

キリト:五年前?
シノン:11歳の時。わたしそれからずっと銃を見ると吐いたり倒れたりしちゃうんだ。銃を見ると目の前に殺した時のあの男の顔が浮かんできて怖いの。すっごく怖い。
キリト:でも。

シノン:うん。でもこの世界でなら大丈夫だった。だから思ったんだ。

この世界で一番強くなれたらきっと現実のわたしも強くなれる。あの記憶を忘れることができるって。


なのにさっきデス・ガンに襲われた時すごく怖くていつの間にかシノンじゃなくなって現実のわたしに戻ってた。

死ぬのはそりゃ怖いよ。でも・・でもね、それと同じくらい怯えたまま生きるのも辛いんだ。デス・ガンとあの記憶と戦わないで逃げちゃったらわたしきっと前より弱くなっちゃう。だから・・だから・・!

キリト:俺も・・俺も人を殺したことがある。

シノン:え?
キリト:前にも言ったろ。俺はあのボロマント、デス・ガンと他のゲームで顔見知りだったって。

そのゲームのタイトルはソードアート・オンライン。

シノン:じゃああなたはやっぱり・・。
キリト:ああ、SAOサバイバーってやつだ。そしてあのデス・ガンもあの男はラフィン・コフィンっていう名前の殺人ギルドに所属していたレッドプレイヤーだ。


ある時奴らを牢獄に送るために大規模な討伐パーティが組まれて俺もメンバーに加わったんだ。

情報が漏れてて逆に奇襲を受けてしまった。ものすごい混戦の中で俺はラフコフのメンバーを二人自分の手で殺したんだ。

なのに俺は自分のした事を無理矢理忘れてしまっていた。昨日あの男、デス・ガンに会うまでは。

シノン:じゃあデス・ガンはあなたが戦ったそのラフィン・コフィンの?

キリト:ああ、討伐戦で生き残って牢獄に送られたメンバーのひとりのはずだ。だから俺はここであいつと決着をつけなくちゃならない。この世界で・・。



キリト君、やっとSAOサバイバーであることを明かしましたね。
そして銃士Xはデス・ガンじゃなかったんですね・・。んじゃ誰なんでしょうか?
展開が気になりますね!
以上、Bパートお気に入り台詞集でした。
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