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現在「」が放送中の「ソードアート・オンライン」を今さらながらに観てみた。
」も現在観ているが、今回は「アインクラッド編」と「フェアリィ・ダンス編」の感想。


原作は電撃文庫のライトノベル。
2022年という近未来においてVRMMORPGというジャンルのゲームの世界を冒険するストーリー。
第一期は全25話の二部構成。
1話~14話までが「アインクラッド編」、15話~25話までが「フェアリィ・ダンス編」となっている。
両者のもっとも大きな違いは、主人公が冒険するゲーム、つまり世界がが違うことである。

まぁとにかくかなり人気なようで、現在プレイ中のMMORPG「ドラクエ10」の世界でも、自分のキャラに本作のキャラ名をつけている人を度々目撃する。
まだ全話通して一度しか観ていないので、間違った部分などがあればご容赦願いたい。
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↑「アインクラッド編」はこの2人、キリトとアスナを中心に展開していく
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↑「フェアリィ・ダンス編」ではキリトとリーファ、そしてユイの3人がメイン

●物語
アインクラッド編
世界初のVRMMORPG「ソードアート・オンライン」のプレイヤーであり主人公キリト
本作の開発者である天才プログラマー茅場明彦は、この世界から抜け出したければゲームをクリアするしか方法はないことを宣言。
ゲームの世界での死は現実世界での死に繋がるという、どこかで見た設定ではある。

個人的にこの「アインクラッド編」最終話の終わり方が好き。
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シリカ(上)とリズベット(下)。彼女たちとのエピソードももう少し見てみたかった

フェアリィ・ダンス編
現実世界に無事生還したキリトこと桐ヶ谷和人だったが、アスナこと結城明日奈はいまだ眠り続けた状態。
ある日、彼女の見舞いに訪れた和人の前に、SAOサーバーの維持管理担当者である須郷伸之が現れ、1週間後に眠ったままの明日奈と結婚式を挙げることを和人に伝える。
そんな時、VRMMORPG「アルヴヘイム・オンライン」の中にアスナらしき人物が目撃された情報を知り、和人は再び仮想世界へとダイブする。

この「フェアリィ・ダンス編」では「アインクラッド編」に登場したキャラの大半は登場しない。
代わりにリーファレコンといった新キャラが登場。
主要キャラ以外でも、サクヤアリシャといった魅力的なキャラが登場するのだが出番がほとんどないのが悲しい。
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個人的にお気に入りのリーファ。何も考えず観ていたので正体でちょいびっくり。というか笑った
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いい意味での小物臭がたまらない須郷のゲーム内での姿。名前はオベイロンw

●気になった点
・展開の早さ
原作を読んでいないのでわからないが、とにかく全体を通して展開が急いでいる。
たぶん原作からいくつかエピソードが削られているんじゃないか?
先日紹介した「ガールズ&パンツァー」も相当展開が早かったのだが、この「SAO」はもう少しそこの場面の情報が欲しいんだけど、「ああ、そこの描写はないんだ」と思った場面がいくつかあったのでちょっと気になった。
原作ならそのあたりの描写もあるのかなと気になっているところ。

・終わり方
個人的には「アインクラッド編」で終わっていれば、観る側の想像の余地も残せたのかなと。
もっとも「フェアリィ・ダンス編」の方が登場人物の立場関係から「アインクラッド編」にはなかった盛り上がりを見せたし、ラストも綺麗な形で終わるのでこれはこれでいい。
だが、そうなると現在放映中の「」が……と言い出すとキリがないのでやめておく。
そのあたりは商業的な理由もあるだろうし。

・MMORPGの世界だけど仲間との共闘は?
主人公が強すぎて面白くない
ネットでよく見る意見である。
確かに主人公キリトは最初から他の登場人物とは比較にならない強さを持っている。
初期状態の強さはともかく、その後の強さに関してはキリトが「ソードアート・オンライン」のβテスターだったため、効率的な進め方を熟知していることから、他の人よりも成長が早いという説明はなされている。
そして「フェアリィ・ダンス編」では「ソードアート・オンライン」のステータスを引き継いでいるので当然強い。

もっとも「アルヴヘイム・オンライン」特有の要素である「空を飛ぶ」という要素にすぐ慣れてしまうあたり、明らかな主人公補正はあるのだが、そんなことよりも仲間との連携や駆け引き要素が欲しかった少ない点の方が気になった。
これは結局キリトが強くて基本的に一人でなんとかできてしまうことが原因なのだろうけど、MMORPGの一番の魅力ってやっぱり他人との協力なわけで、この「SAO」はPK(プレイヤーキル)やデュエル、結婚システムなどの要素は結構ストーリーとして語られているのだが、なぜか仲間と共闘する場面だけは少なく感じた。

●観終えての感想
オンラインという架空世界を舞台にした物語は他ジャンルですでにいくつかあったし、この設定自体はとくに珍しいものでもない。
でも、「ゲームの世界に自分が入って実際に冒険する」という、ゲーム好きにはたまらない世界を実現しており、自分もこの「ソードアート・オンライン」や「アルヴヘイム・オンライン」の世界を冒険してみたいと思わせる魅力がある。
理由を考えてみたが、それは主人公キリトの強さと彼に集まってくるキャラ達のおかげじゃないかと思う。
例えばこれが「ギスギスした人間関係の世界」だったら、私はそんな世界に入りたいとは思わない。
結局キリトの強さもハーレム状態も必要な要素だったんだろうなと。
そこが気に入らないという人には絶対に向かないだろうけどね。
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↑「ソードアート・オンライン」内での最初のキリトの姿(上)と、「アルヴヘイム・オンライン」での姿(下)。ゲームとかでの姿しか知らなかったので最初は違和感が……

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