桝田省治氏による恋愛要素を取り入れたボードゲーム。
当時は何の前情報も持っておらず、店頭で見てそのまま手に取った1作である。
本作はPS1とSSで発売されているが、SS版の方は未プレイなので違いがあるのかは知らない。
決められた日数内に女の子からもっとも投票された王子が次期王様となる。
そんな無茶な設定の中、プレイヤーは王子の1人となって他の王子と戦っていくこととなる。
許してチョーネンテンのフェンネル
(2つのパート)
ゲームは大きく分けて2つのパートで進行する。
1週間単位で区切られており最初の月曜から水曜を城下町で女の子との交流に費やし、週末はダンジョンに赴く。
・城下町
もちろんマス目で区切られており移動はサイコロで行う。
女の子に貢物をして好感度を上げたり、週末のダンジョン探索に誘ったりする大事な期間。
・ダンジョン
各ダンジョンごとに何らかの条件が提示され、それを達成した順番に好感度が多くアップする。
誘った女の子と2人1組で行動。
もし誰も誘っていない場合はアンゼリカが誰かを紹介してくれる。
ダンジョン内ではバトルやプレイヤー同士の戦いも発生。
勝つと女の子の好感度がアップし負けるとダウンする。
(バトル)
本作ではバトルでもサイコロを使用。
基本は1度サイコロを振って出た目だけダメージを与えることができる。
倒しきれなかった場合は引き分けとなるが、消費したHPは持ち越しとなるので再戦すればそのうち勝てる。
そこをついて他の王子が弱らせるところまでは検討したけど敗北して放置されたモンスターを横取りするなど、
とにかく他の王子を出し抜くことを第一に考えなければならない。
恋愛要素のあるボードゲームが珍しいせいもあってか結構ハマった。
結局シリーズ化されることもなく、この1作のみで終わったのは残念であったが。
今は手元にないのでわからないけど、この手のゲームって年数経っても遊べるものが多い。
「桃鉄」が「2」さえあれば十分なんて言われるあたりもそう。
たぶん本作も一緒に遊ぶ友達でもいれば今でも楽しめそうだけどな。
今の時代だとオンライン対戦モードでもないと人集まって遊ぶってのはないのかな?
それこそ集まりやすそうな子供が遊ぶタイプのゲームでもないし。
グラフィックとかはそのままでいいからオンラインモードだけつけて安くで出してくれ。
無理か。