もう20年近く前になるだろうか。
ゲームショップで投げ売りされていたので全く興味なかったのだが購入。
思った以上にハマった覚えがある。
原作やアニメの方は知らないので、ゲームを遊んだだけの感想をちょっと紹介。

ゲーム内容

基本的には敵との戦闘で経験値を稼いでキャラをレベルアップさせていくオーソドックスなRPGである。
最大4人パーティで、途中入れ替わりがあったもののほぼ固定メンバーだったはず。

バトル
戦闘は確かシンボルエンカウントだっただろうか。
戦闘が始まるとコマンド形式で、素早いキャラからコマンド入力が可能となる。
このあたりの戦闘の流れは「天外魔境Ⅱ」をイメージしてもらえばわかりやすい。
ただし、こちらはキャラの行動順がわかりやすいようにアクティブゲージ(正式名称忘れた)が表示されており、ゲージが貯まったキャラからコマンド入力可能となる。

貿易
本作でお金を得るための重要要素。
各地でアイテム購入し、別の場所で高く売るという貿易システムでお金を得ていく。
こういう要素が面倒だと思う人にとってはイヤなシステム。
ちなみに私は嫌いである。

●天外魔境Ⅲでも使われるはずだったらしいHuVIDEO
本作は「HuVIDEO」という動画圧縮技術を利用し、それまでのPCEでは表現できなかった自然なアニメムービーの再生が可能となった。
その分、解像度や色合いが粗かった記憶があるが、当時はかなり驚いた覚えがある。
本来であればこのシステムを使って「天外魔境Ⅲ」が発売される予定だったとか。
重ね重ねPCE版「天外Ⅲ」を見てみたかったと残念に思う。
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↑当時はアニメの滑らかさに驚かされた

発売決定までの経緯についてはwikiなどで調べた限り、当初からアニメとの同時制作進行など色々あったようだが、ゲーム内容だけを見るとHuVIDEOシステムの実験的なソフトだったのかなぁという印象が強い。
そのアニメムービーを除くと、一応「貿易」という独自の要素もあるものの、それ以外はごく普通のありきたりなRPG。
キャラクターの好みで大きく左右されるのかもしれないが、少なくとも私は面白いと思ったし好きだった。
とくに印象深いのはトリオ・デ・イスパニアだが……
でも、ゲームとして見た場合に特筆すべき点はなかったのかなぁと。
良く言えば誰でも安心して遊べる内容。

さすがに今、PCE本体を持っている人は少ないかもしれないが、このPCE版はのちにセガサターンにも移植されている。
今となってはウリのアニメムービーにも驚きはないとは思うが、安定して遊べる一本なので、もし本体を持っている人がいればお試しを。

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