第57話「男の心意気の巻」の感想です。
ネタバレ含むのでご注意!
東実戦。
1点リードされて迎えた9回表。
墨谷は丸井とイガラシのホームランであっさり逆転。
墨谷の敗色濃厚かと思っていた記者席は今年の墨谷の強さに驚きの声を挙げる。
試合は2対1と墨谷1点リードで9回裏へ。
「たかが1点だ!」
追いついてサヨナラ勝ちを狙う東実。
墨谷のマウンドはこの試合を託された松川。
打席には8番大山田。
初球、2球目と外して2ボール。
3球目はストライクとなって1−2。
この最高のバッティングカウントで東実監督は考える。
四球を待つほど松川のコントロールは悪くなく、3ボールにしたくないから必ずストライクを入れてくる。
どのカウントよりも割り切って強振できると。
男の強振。
3年間の集大成を見せてみろと打てのサイン。
墨谷バッテリーもここは振ってくると読んでいたが、負けないボールを投げればいいと強気に攻める。
4球目。
低めギリギリに入るストレートを大山田が強振!
センター前ヒットとなった。
「それだ!」
「ここまで来たら男の心意気しかないぞ!」
監督の言葉に東実ナインも気合いが入る。
打席には9番聖沢。
ここは当然送りバントと判断する墨谷バッテリーと、セオリー通りに送りバントをする聖沢。
エンドランはないとしてファーストに送球する松川だが、大山田は2塁を回って3塁へ向かう。
ファーストベースカバーに入った丸井がサードへ送球するがセーフ。
1アウト3塁となった。
無茶すぎる作戦だが、だからこそ意外すぎて逆にやられてしまったと口にする谷口監督。
ここで東実監督は大山田と次打者福島をベンチへ呼ぶ。
スクイズはやらない。
あくまで強行策。
バッターはヒットだけを狙ってバットを振れ。
外野フライを狙うようなスイングはしなくていい。
ランナーはバットにボールが当たった瞬間にスタートを切れ。
ゴロを確認してからのスタートではなく当たった瞬間だ。
ギャンブル的なスタート。
ライナーだった場合は一瞬で試合が終わる可能性もあるが、内野ゴロでも1点入る可能性が高まる。
「3年間の集大成。男の勝負に勝ち切って見せろ!」
監督の指示を受けて福島が打席に入り試合再開。
初球はスクイズを警戒して外してボール。
2球目。
投げるタイミングを変えてのカーブ。
福島はこれを強振してショート正面のゴロとなる。
すでにスタートを切っている3塁ランナーの大山田。
「今度はヘマをしない!」
「井口!スペースを空けてミットをベース上に!」
ショートイガラシが叫びながらバックホーム。
言われた通りに構える井口。
ギリギリのタイミング。
右利きキャッチャーなら自然に追いタッチできるが、左利きの井口はミットを大回りさせないといけない。
だがホームベース上でボールを受け取れば、どんなに回り込んでも所詮はベース目がけてくるランナー相手にミットを真下に降ろすだけでいい。
イガラシの狙い通り3塁ランナーはアウト!
さらに2塁へ向かっているバッターランナーも刺してダブルプレー!
3アウトとなる。
ここで第57話が終了となります。
東実のギャンブル的な攻めもあと一歩及ばず。
今の墨谷には通用しなかった感じでしょうか。
ここまで小技で1点を取りに来た東実が、最後の最後で同点から一気にサヨナラを狙っての攻めでした。
次回は次の対戦相手が判明。
「これが運命だったのか」
とありますが、まさかここでお花茶屋と対戦?
となると、どれだけ力をつけたのかとても気になるところですが。
・第53話「狙われた扇の要の巻」
・第54話「負けない心の巻」
・第55話「仕組まれた挟殺プレーの巻」
・第56話「練習のようにバットを振るの巻」
・第57話「男の心意気の巻」
・「キャプテン2/プレイボール2」感想ページ
・「キャプテン」連載開始50周年記念特集ページ
そう言えば?次の先輩は?井口?近藤?昨年苦戦したモウちゃんバッテリー。五十嵐は連続ホームランをヤラれてるし、五十嵐からしたら宿命の相手かも?
次は井口かな?
意表突いて近藤を先発として起用する可能性もあるのかなぁ。
墨谷二中出身の松下がコーチを務める城東と当たる可能性もあってさらに強敵となるかもしれないです。
墨谷二中時代の谷口の前のキャプテンが監督を務める高校が登場してもおかしくはなさそうですね。
墨谷二中出身の谷口と丸井が墨谷高校でも監督とキャプテンを務める設定を活かすならこれしかないと思います。
松下がコーチとなった城東相手なら色々な意味で運命感じますけどね~。
お花茶屋がいきなり急成長するよりはそっちの方が現実的かなって気はします。
墨二時代の谷口の前のキャプテンはさすがに予想しませんでした!
確かにそっちも対戦相手の監督として登場したら運命感じますねぇ……。
お花茶屋はビッグスポンサーが付いてしまって、更に出資され、、もしかしたらビッグな特待生が入って居るかも知れませんよもしかしたら近藤が負けた富戸のエースとか?更にはシニアの全国制覇の強打者とかね?って言うか松下の所の高校だって、どう変わって来て居るかも判らないし松下だって運命の男でしょ?
お花茶屋にまだ描かれていない新戦力加入はありえますね~。
練習試合で各地回ってるとこから全くその後が描かれていないので、どのような変化があってもおかしくはないですし……。
私も松下の存在と城東が気になってるんですよねぇ。
ああいう形で松下と再会してまた交流が始まり、その松下が城東との練習試合で色々絡んでいましたし。
次回がとても気になります!
今回の東実は、小技を使って墨谷を翻弄しただけに、手強かったですね。
それでもパワーで勝る墨谷は、丸井とイガラシのホームランであっさり逆転。
さすがです。
57ページの「ショート」のはずのイガラシの背番号が、セカンドの「4」になっているように見えるのは、たぶん気のせいでしょう(苦笑)
次の対戦相手がもし、お花茶屋で、もし、お花茶屋が勝っちゃったら、その時点で主役チーム交代で、敗れた墨谷に代わって、お花茶屋が甲子園を目指すというお話になっても面白そう。
まぁ、さすがに、それは無いでしょうけど、でも考えてみたら、お花茶屋の面々は、キャプテンの登場人物よりも先に世に出ていますからね(校舎うらのイレブン)
57ページのイガラシの背番号、言われて初めて気付きました(笑)。
今年の墨谷は本当に強いですよね~。
でも谷原や川北を簡単に退けてきた墨谷相手に東実も8回終了時点でリードしていたあたり、さすがだなぁと思わされました。
次の相手が運命という言葉で連想できるのって、佐野を除いたらキャプテン2での描かれ方からしてもお花茶屋くらいしか浮かばないんですよねぇ。
あとは松下が絡んで城東が出てくるとか……。
久々コメントさせていただきます。東実とは墨二時代の再現として決勝で当たってほしかったですね。佐野は結局甲子園に行けなかったのかな?選抜出場校のデータがないからわからないけど。中学時代圧倒的強さを誇った青葉と墨二の2校。この両メンバーでさえ甲子園に出れないところを見るとやはり、中学選手権に出場していない一流選手達(シニアリーグ)が高校野球では多く参加してるのですかね。
墨谷も佐野の球に負けないスイングをしていて去年より技術は上がったと思います。松川は4人の投手陣の中ではちょっと見劣りな気がしたけど、今回よくがんばりました。しかし先に述べたように中学選手権に顔を出さない強者がこの先まだまだ出てきそうですね。でもそれがお花茶屋とは思いませんがね。さすがに急速に東実や谷原を上回る実力つけちゃったら現実離れでしょうけど、でも漫画ならあり得るかな。
まあそのうち選抜出場校がどっかで登場して墨谷を脅かすとおもいます。決勝であたりで出てきそうですね。すでによく知ってるチームか、それともまったく初耳チームか、楽しみです。
ごんたさん、お久しぶりです!
ずっと東実とは決勝だろうなと思っていたのでここでの対戦は意外でした。
そしてやっぱりお花茶屋が決勝に出てくるほど急激に強くなるのは普通では考えにくいんですよねぇ。
「これが運命だったのか」
という一文で色々考えてみたのですがあとは城東とか……。