第19話「研修! 谷口監督の巻」の感想です。
ネタバレ含むのでご注意!
予備校での講義が終わって帰ろうとする谷口に講師が
「なかなか結果を出していて素晴らしいと思うよ」
「期待してるよ。がんばってな!」
と激励の言葉をかけてきて谷口びっくり。
その後、松下と階段を下りていくと、そこには谷口を待っていたらしいリカとサチ子の姿が。
以前とは違うどこか遠慮気味の態度で声をかけてくると、
「ねぇ。のどかわいちゃった」
と、谷口達を喫茶店へと誘ってくる。
が、谷口はこれからお花茶屋高校に行くからと断る。
そこへお花茶屋高校の元球児2人が合流。
お花茶屋が地元だというリカとサチ子も一緒に、6人は電車に乗ってお花茶屋駅へとやって来た。
そこで谷口が母校の野球部で監督をやっていて、その研修のためにお花茶屋高校に行くと聞いたリカ達は、監督をしながら受験もするのだと知る。
「け、研究熱心でおありなのね。お花茶屋高校と墨高じゃ野球のレベル全然違うのに」
と話すリカ。
リカ達4人は小学校からずっとこの町で育ったそうで、リカとサチ子は青砥高校へ通っていたのだという。
途中、サチ子の家だという『肉の梅原』の前を通り、続いてリカの家だという『牧野精米店』の前を歩いて行く。
「あたし達、米屋と肉屋のムスメなの」
と話すサチ子に松下は庶民的な親しみやすさを覚える。
やがて一行はお花茶屋高校へと到着。
グラウンドで野球部の練習を見た谷口は、
「し、失礼な言い方だけど…思ったより鍛えられてるね」
と話す。
「あ! わかってくれる? 我が校だってね、そんなに下手クソじゃないのよ」
そう言って元球児は今見た部員がA班で、B班はこの部室の中に居ると、野球部の部室へ案内する。
中を覗いてみると、B班だという部員たちは机を囲んで食事の最中。
なんでもノルマはどんぶり飯3杯らしい。
先輩に気付いた後輩達は食事の手を止めて挨拶。
今日はどうしたのかと聞かれ谷口を紹介すると、墨高の谷口と聞いた後輩達は驚きの声をあげる。
そしてそんな彼らの様子に
「うわッ……」
「ここでもタニグチ」
と、リカとサチ子もこれまた驚きを隠せない。
そこへ女子マネージャーたちが新たに炊けた米を運んでくる。
お花茶屋野球部の目標は引退時までに15キロアップなのだという。
成長期だから自然に体が大きくはなるが、部活でハードに練習してるとなかなか太れない。
だから強制的に食べるのだと。
練習終わりにも3杯食べるため、1日の練習で6杯ものメシを食うことになる。
するとそこへ今度はお花茶屋野球部の監督だという化学の杉本先生が登場。
谷口を紹介された監督は
「あ、あの谷口……クン? ゆ、有名人じゃん」
と、照れた様子で握手を求めてくる。
そんな監督に谷口は2~3伺いたいことがあると言う。
一方、夜の神社に井口と近藤の姿。
「この神社はな…去年1年のおれを2年の丸井さんが鍛えてくれた場所だ」
「おれも先輩を見習ってこの場所で後輩を鍛えたいと思う」
と話す井口に唾をのみ込んで緊張状態の近藤。
井口はこの整地されていないボコボコの境内で、ゴロを転がすから捕れという。
さらに街灯の明かりしかない薄暗い状況では、よほどボールに集中していないと捕れないと言われた近藤は思わず
「こ、怖い」
と漏らすが、
「大丈夫だ。グラウンドの時みてぇな速いボールは投げねぇよ」
「これに慣れちゃ明るいグラウンドのボールなんて屁でもなくなる」
と、井口は言葉通りの緩いゴロを近藤へと投げる。
ところが、ボコボコの地面でイレギュラーしたボールが近藤の顔面を直撃。
顔を抑えてうずくまる近藤。
「ボールをよく見ろ」
「あんな遅いゴロ。イレギュラーしたってグラブで防げる」
と、井口が2球目を投げるが、これもまたイレギュラーして急な方向転換。
しかし今度はなんとかグラブでキャッチする。
その後もなんとかうまくキャッチしていく近藤に、
「はは。だんだん落ち着いてボールが見れてきたな」
と話す井口だが、近藤はこのスピードだからだと答える。
「ボールをよく見れるようになれば恐怖心は薄れてくる」
そう話す井口はそばの壁にあるものを発見。
「ちょっと見ろや近藤」
そこには汚れて薄れてしまってはいるものの、はっきり的だとわかるものが描かれていた。
「どこぞの誰かさんの特訓した跡だ。こりゃ当て込んでるねぇ」
「そうでんな……」
その的をじっと見つめる2人。
「そーとーしつこく練習した子でんな」
「コイツおそらく上達したんじゃねぇの」
ここで第19話は終了となります。
リカとサチ子の谷口への態度がどんどん変わってきましたw
馬鹿にした様子だった最初とは違い、好意的というか、自分達が知らないところであまりに有名な谷口に対しての好奇心や興味といった感じでしょうか。
お花茶屋高校野球部は谷口の言葉通り、練習を見た感じだと想像していたよりもきっちりした野球部なんだなという印象ですね。
監督に一体どんな事を聞いたのかも気になります。
そして神社での特訓を開始した井口と近藤。
自分が丸井から特訓を受けた時同様に、今度は井口が近藤を特訓して弱点を克服させる。
今の井口の姿を見ていると、丸井も行動でしっかり後輩を引っ張ってきているんだなと感じさせられます。
これは思った以上に早く近藤が出てくるかなぁ。
・第15話「暴落した墨谷株の巻」
・第16話「気持ちいいキャッチボールの巻」
・第17話「成長した浪人1年生の巻」
・第18話「教えてやる! 弱点をの巻」
・第19話「研修! 谷口監督の巻」
・「キャプテン2/プレイボール2」感想ページ
実際の城東高校の方が進学校なのになぁと読みながら考えてしまいました。
実際にはそうなんですねw
プレイボールの方は初登場時点では野球が強いって設定でしたね。
その後どんどん強い高校が出てきて影が薄くなりましたが……。
確かに技術を磨いても身体も大きくする必要がありますね運動の後にはエネルギー補給が必要不可欠例え疲れていても食べて体を大きくするのもスポーツ選手には必要な練習ですしね力士も稽古の後にちゃんこを食べてその後寝るの身体を大きくする必要な事ですし食事も睡眠も稽古の一つのハズ、谷口は大学合格にもう一つなすべき命題は墨谷高校を甲子園出場させると言う命題もある甲子園出場にはプレイボール2最終回で谷口が言ってた今の墨高野球部が抱えている悩みを解決することあるその悩みを取り除かればい墨高は甲子園出場も夢でもないだか今のまま甲子園出場も危うい状態どうする谷口監督
甲子園出場を可能にするためには、これまでの猛練習以外にも基礎となる身体作りから大切になりますね~。
これまでも対戦チームとの体格差については度々描かれてきた部分でもありましたし……。
こうしてみると監督として課題が山積みだなぁ。
遅まきながら立ち読みしてきました。
お花茶屋高校の杉本先生は、ちばあきおさんの名作「校舎うらのイレブン」に登場する杉本先生ですね。
校舎うらのイレブンはサッカーの物語ですが、新任の杉本先生が下町の貧乏学校の弱いサッカー部を鍛えて、これまでゴミ扱いされてたサッカー部がボロボロになりながら最後まで試合を戦いぬくという話です。
結構感動しますよ^_^
「校舎うらのイレブン」に登場していた先生だったんですね~。
ずっと気にはなっていたけど古本高いままだったので読めませんでしたが、今見たらちばあきお傑作集として電子書籍版出ていたので早速購入してみました!
読むのはまだこれからですけど楽しみです。
他にも色々電子書籍化されているようなので、読んでみたいですね~。
強豪高校が実施している体力作りの一つに、飯を多く食べさせる方法。飯を食って体力つければパワーが上がるし、さらにケガもしにくくなるという。全ての強豪チームが実施してるかは知らないけど、実施してるとある学校は、食事の時間は練習より地獄だって。食いきれなくてもどす人もいるらしい。しかしそれを乗り越えれば普通に食えるようになり、体力もついてくる。そうすることで厳しい練習にも耐えられるようになる。まあやるとしたら寮を設けてる学校でしょうね。墨谷のような自宅通いだと朝と晩は自宅で食うだろうからちょっと。実際取り入れるとしたら、近藤や井口はもともと大食いのイメージだから大丈夫そうだけど、小柄な丸井や半田は地獄を見るでしょう。
もしかすると体づくりのための合宿やるのかな?
言われてみると無理やり食べなきゃいけないって相当きついですよねぇ。
確かに近藤や井口はむしろ喜びそうだけど半田はたくさん食べられるイメージないですねw
丸井やイガラシは根性で入れそう……。
リカとサチ子は、確か、ちばあきお先生が、お兄さん(ちばてつや先生)のアシスタントをしていた頃に、単発作品の中に登場させたキャラだったと思うけど、それだけに、絵のタッチは、明らかに、てつや先生のそれに近いですよね。
コージィ先生は、そこまでキチンと再現されていて、さすがだなぁと感じました。
あと、お花茶屋高の監督は、顔からして、一瞬、谷口が青葉学院から墨谷二中に転校してきた時の墨二のキャプテンかと思いました。
おっ!「感動の再会」かと。
今後も過去作品から登場するキャラがいるかもって考えると、
プレミアついてる作品も多いから、まとめて再販してくれないかなぁと思っちゃいます。
お花茶屋の監督は言われてみると当時のキャプテンに似てますね!
ちょっと軽そうに見える部分以外はw
肉屋と米屋の協力
↑なるほど、と私も思いました。
でも、身近にイガラシの実家という食のサポートできるところがありますが(笑)
イガラシ兄弟の体格からすると、
期待薄ですかねw
身体の成長は描いて欲しいです。
墨高ナインがみんな墨ニナインに見えてしまいます。
そういえばイガラシの実家も食べるという点では心強い味方ですねw
でも言われてみると兄弟揃って小柄だな~。
イガラシ兄弟は食事量少なそう……。
身体の成長という部分ではみんな中学時代からあまり変わっていない分、他の高校と比べるとどうしても一回り小さく見えちゃいますしねぇ。
今回はそのあたりの描写もあるのかな?
いつもご苦労様です。
p75隅高じゃなくて、墨高ですね。お花茶屋高校結構しっかりしていて意外でした。近藤に指導する姿勢を見ていると一年生の時に比べて井口の成長が感じられます。この二人にイガラシを加えた三本柱でぜひ甲子園への切符を掴んで欲しいですが、中学時代から完成されていたイガラシの伸びしろの部分についても描いてもらいたいですね。
ありがとうございます~!
75ページの隅高は私もあれ?って思いましたw
お花茶屋高校は色んな意味で谷口や墨高を際立たせるための存在かなと思っていましたが、描写は少なかったけど練習風景見てるとちゃんとしたチームなのが意外でした。
イガラシは確かに中学時代である程度完成されていた分、高校入学以降は投手として苦しむ場面が多々見られるだけに気になりますね~。
この神社は今野の実家ですよね。
谷口がここで特訓してたのを知ってるのは今のメンバーの中では丸井とイガラシかな。この神社は聖地というか、原点のような気がしますね。近藤を鍛えるのが丸井やイガラシではなく井口というのがポイントですよね。
リカとサチ子って墨高のマネージャーみたいなことやるような気がしますねぇ。米屋と肉屋ですか?体を大きくしてパワー付けるには最強ですね。毎日焼肉定食か(笑)。逆に近藤は少し絞ったほうが…。
今野の実家の神社ですね~。
私もここで近藤の特訓相手が井口という部分がポイントだと思います。
リカとサチ子の協力は頭にありませんでした!
言われてみると米屋と肉屋の娘って、今の谷口が求める要素を見事に持っているんですねw
でも確かに近藤はこれ以上肉つけない方がよさそう……。
こんにちは。
シゴキの今野も小さい頃はココでボールを蹴って練習していたんでしょうね。
時期的には青葉から墨ニに転校した頃の谷口と同時期に遭遇してそうですが。。。
あと今更ながら、なぜ谷口は私立の中学に行っていたのでしょうかね。
こんにちは~!
今野、谷口、井口……。
ここで真面目に練習すれば成功するみたいな御利益がありそうですねw
言われてみると谷口のそのあたりの事情は描かれていませんね……。
谷口の分析や学ぼうとする探究心は監督になっても衰えませんね。松下も何だかんだ付き合ってくれて、チームメイトだった頃は同級生でも関係ない上下関係がありましたが、良き相棒になっていますね。
井口は今回も面倒見の良さを発揮しましたね。谷口や丸井には頭が上がらないながらも人間敵にかなり鍛えられたのがわかります(丸井がキャプテンという立場上贔屓と思われないように配慮する狙いもあるでしょうが)
こういう時の谷口って普段とは違って貪欲に吸収しようとしますからね~。
松下は今後も谷口の相談相手として定着してくれそう。
井口と近藤の特訓シーンはなんとも感慨深いものがありました。
どちらも丸井に目をつけられた問題児だったのになぁなんてw
うーん正直井口がこんないい先輩になるとは・・プレイボールの初登場時のやんちゃ坊主から想像出来なかったですね。それだけ特訓を課してくれた丸井に感謝して尊敬しているのでしょうね。
丸井チームはやはり丸井・イガラシ・井口がキーマンになりそうですね。打順で3番丸井・4番イガラシ・5番井口になりそう。
あと個人的には片瀬が前に予想したようにキャッチャーで活躍して欲しいです。
最後の的はそのうち井口達が特訓しているのを谷口が見かけるという場面の伏線でしょうか・・。
早く丸井チームの練習試合でもいいので試合を見たいです。まぁその前にチーム一丸になるように谷口が引っ張らないといけないですが・・。
ほんとあの井口が……って感じですw
中学から墨高入学時までを見てきた身としてはなんとも嬉しくなりますね~。
私も早く丸井キャプテン率いるチームの守備や打順など、練習試合でもいいから見てみたいなと思っているのですが、
やはり谷口も監督として勉強中なところを見ると、しばらくはチーム育成とまとめる展開が続きそうですね。