PSVita用ソフト「うた組み575」。
とりあえずエンディングまで進めたので簡単にレビュー。

ゲーム内容

●ストーリー
鎌倉の鳩寺女子学園に通う正岡小豆と小林抹茶。
二人はふとしたことから”575”という活動を思いつく。
5・7・5という短いコトバで日々の事を思いのままに綴って踊り、
その様子を「チャンネル575」として動画配信していく。

●ゲーム内容
ゲームはリズムアクション。
小豆と抹茶が会話する会話パートと、タイミングに合わせて画面にタッチしていくうた組みアクションパートの2つで展開。
5月から開始して翌年4月までを終わらせるとスタッフロールが流れる。
各月の曲をクリアしていくと翌月のデモが出現して先へ進むことができる。
曲はその季節ごとに雰囲気のあったものが用意されている。
曲数は5月~4月で34曲まで確認済み。

基本操作とルール
操作はほぼタッチスクリーンのみで行う。
会話パートでのメッセージ送りも画面にタッチ。
ボタンでの操作がない点は人によってはどうかなという感じ。
私も最初は主に連打が上手くできなかったが、やっているうちに当然といえば当然だけど慣れた。

うた組みアクションでは画面両端の「リズム・詠ボタン」に♪アイコンがきたタイミングでタッチする。
青色の♪アイコンは背面タッチパッドで操作。
画面中央付近に歌詞がいくつか表示されるので、それらを選びつつリズム・詠ボタンでの操作も行う必要がある。
画面上部に表示される「視聴人数ゲージ」が少なくなると途中で配信終了となる。
ゲージの増減は♪アイコンを押せたか押せてないかで変化。

予想外だった難敵は「歌詞がひらがなで表示される」ということだった。
ひとつの単語をひらがなでバラバラに表示されると一瞬どう並べればいいのか迷いが出る。
リズム・詠ボタン操作は比較的簡単な部類だと思うのだが、このひらがなでバラされた歌詞選択が私はもっとも苦戦した部分。

視聴人数ゲージがマックスでサビに突入するとのりのりタイムになり演出も変化

曲は5・7・5で表現
各月ごとに用意されている曲数は2~3曲。
それぞれに「Short」「Middle」「Long」の3種類が用意されている。
曲の長さや、歌詞と♪アイコンの違いがあるなど、それぞれ難易度が異なる。
最初は「Short」のみでクリアした曲の「Middle」「Long」が出現していく。
翌月へ進めるにはその月に登場した曲すべて「Middle」をクリアする必要がある。

「Short」は歌詞の選択肢も少なく♪アイコンも左右どちらかに偏ったものが多い練習モードのようなもの。
「Middle」になると、歌詞選択がさらに細かく分けられていたり間違ったものが入っていたりする。
また、背面タッチパッドを使用する青色の♪アイコンも登場。

クリアした曲は次から歌詞アレンジが可能となる。
コーディネートに関してはできる曲に関しては最初からできるようだ。

投稿作品
クリアした月の曲はそれぞれ投稿作品をプレイできるようになる。
歌詞アレンジされた作品なのでまた違った雰囲気でプレイできるようにはなる。
かなりの数が用意されているので、歌詞アレンジに興味がある人ならこれだけでかなりの時間遊べそう。

575ショップ
曲をクリアするとスコアに応じてゲーム内通貨を獲得。
この通貨を「575ショップ」で使用して、コトバ、曲、背景、衣装が購入可能。
各曲の「Long」はここで購入しないとプレイできない。

価格はそれぞれ、
コトバは各項目1000コイン
曲は5750コイン
衣装は7570コイン
背景は3000コイン
となっている。
私のクリア時点での獲得コイン数は11万コインほど。
そう考えると個々の価格はそう高くはないのではないか。

●歌詞アレンジ
本作でもっとも大きな要素の一つ。
というよりもおそらくこれがメインなのだろう。
用意されている楽曲の歌詞をアレンジしてしまえるモードである。
アレンジした曲をプレイすることも可能なので好きな人にはたまらないモードと言えるだろう。
ただし、あくまで「歌詞アレンジ」でありメロディを変えたりはできない。
また、全ての歌詞を変更できるわけではなく、曲によって変更ができない箇所もあるので注意。
最大50曲まで保存が可能。

なお、ここで使える言葉は「575ショップ」でコトバを購入することで増えるようだ。

●演出が乏しい
本作ではキャラクターの衣装、背景、歌詞アレンジなど、曲と見た目部分をある程度自由に変更ができるようになっている。
その影響なのかは知らないが基本の演出が少ない。
曲での演出は「抹茶と小豆が踊る」か「画面に写真が映し出されていく演出」の2パターンだけ。

うーん。
踊りはともかく、写真が映し出されていくだけの演出はもうちょっと別の演出にできなかったのか。
曲に合った演出ならいいのだが、そうは感じない曲でもこの演出が結構あったのは気になった。
本作において非常に残念な点。

これ系の演出が悪いというわけではないのだが……

感想

体験版で気になっていたボカロの声はやっていると慣れた。
でもダメな人はやっぱりダメだろうな。
ちょっと早口な歌詞だと声がこもりすぎてて最初は何言ってるのか聞き取りづらいわ。
あと気になったのは上でも書いたとおり演出の乏しさ。
演出自体がダメというわけではなく、せっかくアニメもあるんだから、そっちも交えた演出なんかもあって良かったのでは?
私がもしこのアニメファンだったらそういうのも入れてくれた方が嬉しかったと思う。

ジャンルがリズムアクションなのと難易度はかなり易しいので初心者向けとしてもいい感じ。
おそらく本作のメインとなる部分は「歌詞アレンジ」を楽しむ点だと思うので、
それ目当てで購入するのであればかなり長く楽しめるのかなぁ。
私はその部分に正直興味がないのでなんとも言えない。

関連商品

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関連リンク

ゲーム感想ページ
「うた組み575」公式サイト

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