クリアしたのでレビューを投稿。
クリア時間は24時間でした。
オリジナルはPS3版らしいけどそちらは未プレイ。
舞台は「ゲイム業界」と呼ばれる異世界。
守護女神4人は何千年も争いを続けていたが、その最中守護女神の1人「ネプテューヌ」は下界と落とされ記憶を失う。
司書「イストワール」の声を聞き、彼女を救い出してゲイムギョウ界を救うため、
自分を助けてくれたコンパや偶然出会ったアイエフ達と世界の4大陸を旅することになる。
オープニングの流れはこんな感じ。
最初は上に出てきた「ネプテューヌ」「コンパ」「アイエフ」の3人がメインメンバーだが、
最終的には全部で10人以上のキャラが仲間になり全員女性である。
オープニングはムービー演出も挿入されるが、ゲーム中の会話やイベントなどは背景グラフィックに基本キャラの立ち絵で展開。
●ゲーム内容
ワールドマップ上に点在するエリアを選択するとそのエリアへ入る。
メインキャラ同士の会話は立ち絵グラフィックが用意されているのだが、中にはそれなりにストーリーに絡むのに立ち絵がないキャラも結構いる。
というよりも仲間になる主要メンバーと敵のボス以外は用意されていない。
セーブはワールドマップ上ならいつでも可能。
ダンジョン内ではセーブポイントでのみ可能となっている。
(町)
本作での町は4つ。
町の中を自由に動き回るような要素はなく、表示されたメニューから選択するのみ。
どの町にも「ショップ」「ギルド」「情報収集」「ミュージアム」「女神ブログ」の項目がある。
「ショップ」は装備品やアイテム類の売買が可能。
「ギルド」では依頼を受けて達成することで報酬を受け取ることが可能となっている。
「ショップ」「ギルド」の商品内容や依頼内容に違いはなかったように思う。
「情報収集」はキャラを選択すると話が聞ける。
「コロシアム」はゲーム中に入手できる仕様書によって出現。
なお、本作ではワールドマップに出るとキャラのHPは全回復するので宿屋的なものはない。
(仕様書)
本作のキモとなる要素。
仕様書と指定された素材を揃えることで、新ダンジョン追加、ダンジョン内の敵の強さの調整、採集アイテムの変更、新アイテムの作成など、ゲームに関わる様々な要素に介入できるようになる。
仕様書は主に情報収集などでもらえたりダンジョン内で拾える。
●バトル
バトルは攻撃範囲までキャラを移動させてからコマンド選択で行動するタイプ。
○、×、△、□にそれぞれ攻撃が割り振られており、それを組み合わせてコンボを繋げていく。
コマンド選択中に敵が攻撃したりはしないので落ち着いて遊べる。
(前衛と後衛)
メニュー画面でパートナー設定することで3枠に前衛と後衛の合計6人態勢で戦闘に臨める。
バトルエリア上に出せるのは3人までだが、自分のターンで後衛と交代が可能。
後衛に回すことで待機中はHPが自然回復するので、危険だと感じたら前衛後衛を交代しながら戦うことで回復アイテムやSP節約ができる。
ただし、前衛が戦闘不能状態だと交代はできない。
(SPスキル)
SPを消費して繰り出す各キャラの固有技。
下記のエグゼドライヴ同様に戦闘を有利に進めるために必要だが、終盤はあまり使わなかった。
レベルを上げ過ぎたせいか?
(エグゼドライヴ)
「EXE DRIVE GAUGE」を使用して放つ超強力な必殺技。
ゲージは最大でLV4まで貯まる。
技によって消費ゲージは異なるが、LV1の技でかなり強力で戦局を左右する。
特に後半のボス戦においてはこれを使わないとまとまったダメージを与えられない。
●ダンジョン
各ダンジョンへはワールドマップから選択することで移動可能。
本作において冒険のメインとなるエリアである。
ストーリーを進めると出現するもののほかに、仕様書で出現するものがある。
(シンボルエンカウント)
フィールド上の敵と接触することで戦闘に突入するシンボルエンカウント式。
シンボルに対して○ボタンで攻撃を仕掛けて戦闘に突入すると先制攻撃。
敵から接触されると敵からの先制で始まる。
案外クセモノなのがフレームレートの低さと距離感の掴み難さ。
動きがカクカクしているので最初のうちは敵に先制攻撃を仕掛けようとして失敗するパターンが何度もあった。
そして小さな敵とは距離感が掴みにくいことや、大きな敵は当たり判定に難があったりと、どうも敵シンボルとの接触については最後まであまり慣れなかった。
(構造の使い回し)
グラフィックから構造まで同一タイプのダンジョンはほぼ使いまわされてるイメージ。
採集できるアイテム類は入るたびに変化。
それ以外でも仕様書を使えば採集アイテムを変えたり、強敵を出現させたりはできるようになる。
それにしてもグラフィックは百歩譲るとしても、構造の使い回しだけはなんとかならなかったのか。
ただでさえプレイヤーがキャラを自由に動かせるのはこのダンジョンだけなのに、そのほとんどが使い回し。
この点に関しては「ひどい」の一言。
いかにもキャラゲーという見た目。
実際そのとおりなのでキャラクターや世界観、雰囲気がダメという人はまずダメ。
ゲーム部分はレベル上げや装備強化をしっかりすればなんとかなるというRPGとしての基本はおさえているが、ダンジョンマップやグラフィックの使い回しのひどさ、ストーリー上それなりの役回りなのに立ち絵が用意されていないキャラがいたりと、かなり目立つ部分での手抜きもあったりするのが残念。
可愛い女の子キャラばかりのお手軽RPGが遊びたいという人向け。
ボスのHPの高さに中盤以降嫌気が差すこともたびたびあったが、上にも書いたとおり大抵はレベル上げと装備強化さえすればなんとでもなるバランス。
調子に乗って上げ過ぎるとラスボスすら回復アイテムやスキルを使わずに倒せるのでご安心を。
次回作では本作での手抜き部分のしっかりとした作り込みに期待したいところだ。
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ゲーム感想ページ
「超次次元ゲイム ネプテューヌ Re;Birth1」公式サイト