PC98版「イースII」です。
先日紹介した98版1作目は所持マシンの影響でクリアならずも、こちらはPC-9801DAで問題なく動作してくれました。
ARPG「イース」シリーズ2作目。
イースの国を舞台に主人公アドル=クリスティンを操作してゲームを進めていきます。
前作同様にグラフィックやサウンドなどは、以前紹介したPC88版とほぼ同じ感じです。
前作に比べて視覚的にも変化に富んだ全6エリアが今回の冒険の舞台。
ムーンドリア廃墟
トールの聖域
ラスティーニ洞窟
ノルティア氷壁
バーンドブレス溶岩地帯
サルモン神殿
今作から初登場となる魔法はMPを消費して使用。
敵を攻撃する「ファイヤーの魔法」や、変身してモンスターと会話できるようになる「テレパシーの魔法」など全6種類あります。
魔法が増えたかわりに前作にあった『RING』はなくなりました。
体当たりによる敵とのバトルも前作同様に敵とのラインを半分ずらせばノーダメージで撃破可能。
「ファイヤーの魔法」があれば遠距離からの攻撃も可能に。
各エリアで戦う事になるデカキャラも前作よりもパワーアップ。
前作では雑魚戦同様に体当たりでの戦闘だったが、今作では一部を除いてデカキャラには魔法攻撃しか効かなくなっている。
デカキャラの遠距離攻撃を避けながらこちらの魔法を当てるという様に、
「これじゃシューティングゲームだ」
なんて言われたとか。
最初にも紹介した通り、グラフィックやサウンド、そしてゲーム内容部分でPC88版との違いは見られません。
一応隠しモードとかあるそうですがそちらは未確認。
機能面ではノーマルモード中、ROLLUPキーとROLLDOWNキーでゲームスピードを10段階に調整可能となっています。
(CAPSキー押下による高速モードが最速)
マシン性能によっては高速モードは普通にゲームにならないスピードになるのですが、壁に向かって体当たりしていると同じラインの敵が突進して来る点と合わせて利用する事で、ボタン固定による簡単レベル上げが可能です。
ゲームを楽しむという点においてこの手は邪道だとわかっているのですが……。
一定レベルないと倒せないデカキャラや解けない仕掛けがある一方で、「イースII」ではレベルアップするごとに敵からの取得経験値が減っていくので、何度もクリアした今となってはレベル上げが地味に辛いんですよねぇ。
他機種版も合わせるともはや何回クリアしたのかわからない「イースII」。
それでも細かく描かれたグラフィックやFM音源によるサウンド、そして多くのユーザーを魅了したオープニングには毎回魅了させられます。
さすがに何度もクリアしているので今回のプレイでは若干作業じみたプレイになってしまいましたが、まぁ気軽にクリアまでプレイできるのも初期イースの特徴ではないでしょうか。
何度かリメイクされている「イースII」ですが、いつかは3Dリメイクなんてされたりもするんでしょうかね……。
そうなったらサルモン神殿で迷う人続出になりそうな気もしますがw
・「イース」(PC98)レビュー
・「イースII」(PC98)レビュー
・「ワンダラーズ・フロム・イース」(PC98)レビュー
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