『Eマンガ先生』第6話です。
以下、Bパートお気に入りな台詞を書き綴ってみました。
(ネタバレ注意)



あやめ:いいですね。これでいきましょう!
正宗:ホントですか?

あやめ:来年5月の刊行に向けて頑張りましょ。

正宗:は・・?

それって一年後じゃないですか!
あやめ:いやあ、出版枠確保はしてたんですが、あの後すぐに新作原稿を送って来た人気作家さんがいらっしゃいましてそっちを優先しちゃいました。

正宗:その人気作家って・・。

あやめ:我がレーベルの若きエース、ムラマサ先生です!

正宗:ムラマサあああ!!!またあいつかあああ!!!

紗霧:兄さん、また無職になったんだ・・。
正宗:ああ、一昨年と同じだ・・あの時も何度もボツを乗り越えて新作企画が通ったと思ったらあいつが・・千寿ムラマサが・・。
紗霧:それって「幻想妖刀伝」の。
正宗:そうだ・・俺よりめちゃくちゃ人気あって・・しかも俺と色々かぶってる・・。

紗霧:かぶってる?
正宗:まずペンネームがちょっと似てる・・作風だってもろかぶりだ・・。
紗霧:バトル系で和風テイスト入ってて、うん、確かにそっくり。

正宗:さらにかなりの速筆で・・俺よりも若い学生作家らしい・・。
紗霧:つまりそれって、

上位互換?
正宗:よく言われたよ!デビュー当時!ムラマサ先生の偽物とか!劣化ムラマサとか!
紗霧:兄さん、錯乱しすぎ!黙って!

発売日がずっと先になったのは残念だけど・・来年本にしてもらえるんだろ!なら一歩前進だ!おめでとう!和泉先生!
正宗:エロマンガ先生・・残念だけどそういうわけにはいかねえんだ・・。
紗霧:お金・・困ってるの?

もしそうならわたしが兄さんを養ってあげる。

正宗:紗霧・・。

紗霧:大丈夫。わたしがエッチなイラストを描いてお金を稼ぐから・・。

(正宗:妹にエッチなイラストを描かせて養ってもらっている兄・・?
(紗霧:兄さん、エッチなイラスト描いたよ。これを売れば今月も暮らしていけるね。

正宗:い・・いや。気持ちはうれしいけどちょっと待ってくれ。俺が悩んでるのはただお金に困っているからってわけじゃないんだ。俺はおばさんと約束したんだよ。
紗霧:あ・・。
正宗:俺が小説家として一定の成果を出し続けるから今の生活を続けさせてくれって。なのに一年も本が出なかったらその約束を破った事になっちまう。

紗霧:他の出版社でもっと早く出してもらう・・とかは?

正宗:できりゃいいけど・・他の出版社に知り合いなんていねえしな・・。
「ん?」

エルフ:わたしがいるじゃない!

正宗:驚いたよな。まさかお前の兄さんがお前の担当編集だなんて。
エルフ:けど兄貴も頭固いわよね。こっちで企画書見る前にまずはそっちの編集部に話通してくれなんて。
正宗:まあでもそれが筋だろうな。

約束の時間よりも早く着きすぎたみたいだな。

エルフ:そ・・そうだ!カフェに寄って行きましょう!あ、今まるでデートみたいだなって思ったでしょ?

うん!しょうがないわねー!決してデートなんかじゃないんだけど特別に妄想くらいなら許してあげてもいいわ!


「幻想妖刀伝」のアニメ二期の売り上げどのくらいになるかしらね?
正宗:お前ホント売り上げの話好きだな。
エルフ:ん?他の作家と売り上げを比較して勝ったとか負けたとかやるの楽しくない?
正宗:そうかあ?

エルフ:あんたって売り上げを意識するのは恥ずかしいとか言っちゃうタイプ?そういうの理解できないのよね。世界一面白い対戦ゲームをやってるのにスコア見ないでどうすんの?
正宗:そういうお前は読者にツンデレしちゃうタイプだよな。
エルフ:ん?なにそれ?

正宗:「勘違いしないでよね。興味あるのは売り上げと絶賛だけで読者は全員わたしの下僕なんだからね!」とかな。

エルフ:ううう・・わ・・わたしはプロとして読者と距離を置いているだけよ!べ・・別に読者の事なんか好きじゃないんだからね!

勘違いしない・・ああ・・あ・・!

正宗:アハハ!
エルフ:覚えてなさいよ!

正宗:ちなみにエルフ大先生は例のムラマサ先生に大好きな売り上げで負けている件についてどう思ってんの?
エルフ:ふん!あんな奴と張り合ってもしょうがないわ。
正宗:どういう事だ?

エルフ:例えばマサムネ、あんた読者から「エルフ先生の本の方がおもしろいです」って言われたりしたら?

正宗:そりゃなく泣くほど悔しいよ!

エルフ:だからあんたの事大好き!
正宗:う・・。


エルフ:す・・好きって言ってもそういう意味じゃないからね!
正宗:お・・おう・・。
エルフ:今のはあんたみたいに超悔しがってくれる奴に勝つのが一番面白いって事!わかった?
正宗:あ・・ああ。

エルフ:逆にムラマサ、あいつはダメね。わたしが売り上げでぶち抜いてやっても微塵も悔しがらないわよ。

あいつはね、きっとわたしたちとは違うひとり用のゲームをやってんのよ。
正宗:やばい、ギリギリになっちまったな。

エルフ:あ・・おお・・すごい格好ね。
正宗:お前が言うなよ。

エルフ:ねえあんた、このビルに用事?

和服:あ・・。

エルフ:あ・・ごめん。
正宗:ああ・・もう、なにやってんだよ・・ん?これってひょっとして小説?


あ・・。
エルフ:ははん!さては持ち込みの新人さんでしょ?言っとくけどどこの出版社も実績ない人の持ち込みなんて受け付けてないわよ。
正宗:おい・・。

エルフ:ま、でもせっかくだからわたしたちについてきなさいよ。さっきのお詫びに編集部の見学くらいはさせてもらえるよう頼んであげるわ!

この山田エルフがね!


あんたも作家志望なら知ってるでしょ!?累計200万部以上の人気作家山田エルフよ!

和服:知らない。
エルフ:ぐぐぐ・・。

いい?わたしはアニメ化もされる人気作家なのよ!知らないのは恥よ!恥!
正宗:やめとけって、困ってるだろ。
エルフ:黙りなさいよ!戦闘力22万!

200万部売れてるんだからわたしはあんたたちに何を言ってもいいの!売り上げに100万以上の差があるというのはそういう事なの!
正宗:悪いな。こいつ今日は虫の居所が悪いみたいで。
和服:いや、いい事を聞いた。

あやめ:おっまたせー!さてメール見たけど他の出版社で仕事したいんですって?

ダメダメダメ!先方にはわたしから電話してちゃんと話をつけておいたわ。

これからも二人三脚で頑張っていきましょうね!
正宗:ああ・・。

エルフ:こうなると思ったからついてきたのよね!ここはわたしに任せなさい!

あやめ:あ、いたんですか。山田先生。

エルフ:うああ?このおばさんが何を喚こうがあんたの選択肢は潰されちゃいないのよ!

あやめ:おば・・?

エルフ:あんたには何よりも大切な夢があるんでしょ!?
正宗:神楽坂さん!
あやめ:あ・・なーに?

正宗:俺、この前提出したラブコメ企画を絶対本にしたいんです!今年中に!なるべく早く!どうしても!だから・・

相談に乗ってください!

あやめ:あのね、人の話を最後まで聞きなさい。勝手に悪者にしないでよ。
正宗:え?
あやめ:わたしだって色々考えたんですから。

じゃーん!ラノベ天下一武闘会!
「ラノベ天下一武闘会?」

あやめ:新進気鋭の作家5人が雑誌に読み切り短編を掲載して読者投票で出版枠を争う新プロジェクトです!
正宗:優勝作品は9月に文庫として発売します・・だと?

あやめ:ホントはデビュー間もない新人作家でないと出ちゃダメなんですけどそこはわたしの権限でゴリ押ししてあげます。

正宗:つまり俺がこれで優勝すれば・・!?


あやめ:和泉マサムネ先生!

ラノベ天下一武闘会参加を受け付けました!頑張ってくださいね!
正宗:はい!ありがとうございます!神楽坂さんに相談してよかったです!
あやめ:喜ぶのは早いですよ。4人のライバルを倒さないと出版枠は手に入りません。

正宗:これは俺たちの夢の第一歩なんです!だから勝ちますよ!絶対!
和服:そうはさせない!
正宗:ん?
あやめ:ん?
エルフ:ん?

和服:和泉マサムネ君、君の夢は叶わない・・いや、叶えさせはしない・・!
正宗:な・・。
和服:甘ったるい君の夢は私の夢の邪魔なんだ・・だから・・

わたしが必ずここで潰す!
あやめ:あのー・・。

正宗:お前・・誰だ・・?


千寿ムラマサ・・

千寿ムラマサ!?
エルフ:え!
ムラマサ:呼び捨てはよくないな、後輩。わたしの事は・・

ムラマサ先輩と呼びなさい!



正宗君が紗霧ちゃんのヒモになりそうになったり・・!
エルフちゃんがどさくさに紛れて告白したり・・!
ムラマサ先輩!?が正宗君に宣戦布告するBパートでしたね!面白い!
以上、Bパートでした。

 

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