『Eマンガ先生』第4話です。
以下、Bパートお気に入りな台詞を書き記していきました。
(ネタバレ注意)


エルフ:どうなの!?マサムネ!とても重要な事よ!答えなさい!
正宗:も・・もちろん大マジだが・・。
エルフ:あっそ!

うわあー!!
正宗:え!?

何なんだ!?一体!

エルフ:こんなの勝てない・・ずるい・・。
正宗:え?俺の原稿そんなにおもしろ・・。
エルフ:違う!そんな話してない!
正宗:え?

エルフ:よくもわたしににこんなものを読ませたわね・・こんな・・こんな・・。

正宗:そんなにつまらなかったか・・?
エルフ:わたしが書いたやつの方が100億倍売れるわよ!

でもこんなの勝負になるわけないでしょうが!
正宗:お・・おい!何なんだよ!?

エルフ:この原稿は沢山の読者を楽しませるために書いたものじゃない!あんたはこれを魂込めて、たったひとりのためだけに書いたんでしょ!?

この商品としては問題外のクソ原稿を読んで感情を揺さぶられるのは世界中でわたしとあんたの妹・・工口マンガ先生だけよ!
正宗:な・・なんでわかったんだ!?

エルフ:そりゃわかるでしょ、読んだら。
正宗:確かに。
エルフ:ああ・・工口マンガ先生の正体があんたの妹だって書いてあるようなもんよ。
正宗:俺、この小説、妹に読んでもらおうと思ってるんだけど。

エルフ:あー、いいんじゃない?あんたの思いやり超伝わると思うわよ。この300ページもある超超超熱烈なラブレター。

正宗:あ・・あああ!!!
エルフ:どんな露出趣味かと思ったけれどまさか無自覚だったとはね。

ああー、負けた、負けた、今回はわたしの負け!

正宗:あ・・おま・・なんつう事を!ああ・・!
エルフ:なんであんたが泣いてんのよ。
正宗:あんなエッチで楽しい傑作が・・永遠に・・。
エルフ:そりゃどうも。

でも残しておいても意味ないのよ。あのイラストじゃないのなら。
正宗:あ・・。
エルフ:言っとくけどわたしが負けただけであんたが勝ったわけじゃないから。
正宗:どう違うんだ。
エルフ:だから鈍感だっつーのよ。

次は勝つわ!

で、どうすんの?それ。妹に見せるのやーめたなんて言わないわよね?
正宗:やってやるさ!もとよりそのつもりだったんだからな!

エルフ:本気?落ちたら怪我じゃん!
紗霧:ん?
正宗:工口マンガ先生!

紗霧:あ!

正宗:紗霧!今行くぞ!
紗霧:兄さん!?


正宗:ん?あ!

紗霧:ああ・・ああ・・。
正宗:いや・・これは・・その・・えっと・・。

紗霧!
紗霧:あ!
正宗:新作の原稿ができたんだ!読んでくれ!

その・・すまん・・。
紗霧:もういい!よくないけど・・で、なんであんな危ない事したの?
正宗:あれからずっとお前が扉開けてくれないから・・。

紗霧:これ・・
正宗:なんだ?
紗霧:しばらく扉を開けなかった理由。

正宗:あ!これって・・!
紗霧:戦闘シーン。描くのうまくなった?
正宗:ほとんど別物じゃないか!

紗霧:そう。格闘技の試合動画見たり武器の資料とかも沢山読んだ。
正宗:それでこんなに・・。

紗霧:だけどわたし人が死んだり怪我をしたりする話、あんまり好きじゃない。
正宗:それって・・。
紗霧:前からだから勘違いしないで。好きなキャラがいなくなっちゃうのは悲しい。それで今まで描くの抵抗あった。

でも初めて顔を合わせて作品作りの話をして好きな物をうまく描けるだけじゃダメだって思った。
正宗:俺が下手くそって言ったから・・。
紗霧:すごくくやしかったから・・わたしも戦わなくちゃって思ったの。

正宗:戦うって俺と?
紗霧:違う・・これも見て。
正宗:え?
紗霧:色を付けるとこんな感じ。
こっちは髪型違うバージョン。どう?
正宗:お前、巨乳キャラ描けるようになったのか!
紗霧:かろうじて見せられるレベルにはなった。

脱がすとこんな感じ。
正宗:はあ・・。
紗霧:感想は?
正宗:すげえ工口くていいと思います。
紗霧:うん。

(正宗:そうか。半月の間これを練習していたのか。

紗霧:和泉先生!
正宗:ん?
紗霧:これでわかった?あなたの新作からわたしを降ろすなんてありえないって。

正宗:は?なんだそれは?誰が言った?
紗霧:だって隠し事してた。お隣の山田さんとコソコソ会ってた・・楽しそうに・・。
正宗:ん。

紗霧:兄さんが仕事以外であんな子と知り合えるわけない。
正宗:え!?

紗霧:あの子と会うようになってから兄さんすごくやる気になってた。きっとあの人が新しいイラストレーターなんだろうなって・・それで部屋にこもって練習してたの。
正宗:紗霧・・。

紗霧:和泉先生が妹をヒロインにするって、究極のラノベを作ってみせるって・・本当はうれしかったから!絶対わたしがイラスト描きたいって思ったから!

絶対絶対負けるもんか!和泉先生をあんなやつに渡さない!
正宗:ああ・・。

それは俺の台詞だ。
紗霧:え?
正宗:全部勘違いだ。お隣の山田さんは売れっ子作家の山田エルフ先生なんだよ。
紗霧:山田エルフ先生?

正宗:そう。あいつは・・あいつは・・工口マンガ先生の大ファンで一緒に仕事がしたいんだとさ。だから工口マンガ先生を賭けて小説勝負をすることになったんだ。
紗霧:なにそれ・・そんなの聞いてない・・。

正宗:言いたくなかったんだよ。俺より売れっ子作家と一緒に仕事したいって言われるかもって・・ビビってたから・・。
紗霧:は?ありえない!兄さんってホントバカ!
正宗:自分でもそう思うよ。結局言わなくちゃならねえんだから。
紗霧:そうじゃなくて!そういうところが!・・もういい!
正宗:ごめん・・でも・・

もうやっつけた!俺が勝ったぞ!

紗霧:は・・!すごい・・あの人に勝つなんて・・和泉先生すごい!

正宗:ホントはお前に読んでもらって決めてもらうつもりだったんだけど。
紗霧:必要ない。最初からそのつもり。

これからもよろしく!和泉先生!

正宗:こちらこそよろしくな!工口マンガ先生!

紗霧:そ・・そんな名前の人知らない・・。
正宗:ハハハ!

紗霧:読ませて。
正宗:あ・・ああ・・そ・・そ・・そ・・そうだな・・。
紗霧:何を焦ってるの?
正宗:いや・・焦ってないよ!全然ちっとも焦ってないよ・・!
紗霧:早く!
正宗:お・・おう・・!じゃあ読んでくれ!
紗霧:ん?

正宗:じゃあ向こう行ってるわ!

紗霧:ダメ。ここにいて。



正宗:だ・・ダメだ・・ショック死しそう・・!さ・・紗霧?
紗霧:あ!はい!

正宗:ど・・どうだった?

紗霧:え・・えーと・・す・・すごく面白いと思う!
正宗:ホントか!?
紗霧:ただ・・
正宗:ん?

紗霧:このまま本にするのは・・ダメ・・他の人には絶対読ませられない。恥ずかしい。
正宗:そ・・そうだな。そうだよな。

紗霧:兄さん・・わたし・・好きな人がいるの。


正宗:そ・・そっか・・。
そうだ、これでいい・・だって俺たちは兄弟なんだから・・俺はこいつの家族になるって決めたんだから・・。
わかった。

最後、紗霧ちゃん大胆カミングアウト!おませさん超特急!(笑)
勘違いが勘違いを生む勘違いだらけの兄弟なお話ですね!楽しいです!
以上、Bパートでした。Cパートに続きます。

 

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