ドラゴンスレイヤーシリーズ6作目にあたる「英雄伝説」の6作目。
PC版・PSP版共にクリアはしたのだが相当前なので覚えている範囲での感想を。
●主人公は遊撃士見習いの2人
本作の舞台はリベール王国のみ。
前作までが世界各地を周ったのに対し、本作は1つの王国内を冒険する。
地方都市ロレントに住むエステルという女の子が本作の主人公。
父親であり遊撃士のカシウスが連れて帰ってきた男の子ヨシュアと共に暮らす。
物語はそれぞれ16歳のエステルとヨシュアが遊撃士見習いの試験を受ける当日からスタート。
●ゲーム内容
敵と戦うことでキャラクターを成長させて物語を進めていく非常にオーソドックスなRPG。
ゲームは序章を含む5つの章で構成されている。
(フィールド)
フィールドはエリアごとで区切られており360度視点変更が可能(場所によっては不可能)。
徘徊する敵シンボルと接触するとバトル開始となる。
接触した状態によって先制攻撃したりされたりと有利にも不利にもなる。
また、フィールド上には所々に宝箱が配置されており、中には敵との戦闘が発生するものもある。
そういう宝箱には大抵便利なアイテムが入っているので、可能ならばできるだけ取って行った方が後々ラクになるかも。
(オーブメント)
今作一番の特徴がこのオーブメントと呼ばれるシステム。
これはキャラクターごとに異なる6つのスロットにクオーツをセットする事で能力をアップさせたり、アーツと呼ばれる導力魔法を使用することが可能となる。
どのキャラクターにどのアーツを習得させるかで戦闘難易度も大きく変化する。
●バトル
バトルはATバトルシステムという行動順を主軸としたターン制を導入。
敵味方の行動によって強制的に他者の行動順に割り込む事が可能となっており、何気にこれが重要な要素ともなっている。
(クラフト)
キャラクターごとの早い話が特殊技である。
CP(クラフトポイント)を消費して発動。
(Sブレイク)
CPが100以上で発動可能なキャラクター固有の特殊技。
発動時点で強制的にATバーの先頭に割り込むため、使い方次第では非常に強力かつ戦況を逆転させるだけの効果を持つ。
●無難にまとまったRPG
ロールプレイングゲームとしてはこれと言った欠点は見当たらない。
全ての要素がどこかで見たような要素ながら、そういった他のゲームにある長所を上手くまとめあげた作りとなっている。
そのためプレイヤーの好みが左右するような要素(キャラデザインやシナリオ・音楽)以外で不満に感じる点も少ないはず。
強いて挙げるのであれば新鮮味の薄さとボリュームが若干不足気味な点くらい。
固定ファンも多い人気シリーズなので未プレイでRPGファンならプレイしてみてはいかがだろうか。
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