小島秀夫氏のアドベンチャーゲーム。
オリジナルはPCで発売されているが、今回はACT3が追加されたPCE版のレビュー。
もうプレイしたのが20年近く前なのでうろ覚えです。

ゲーム内容

●舞台はネオ・コウベ・シティ
時は20XX年。
主人公は3年前に第17次シベリア捜索隊によって記憶喪失状態で発見されたギリアン・シード。
一緒に発見された妻であるジェミーとは別居状態にあり、ギリアンは特殊訓練を受けてネオ・コウベ・シティでジャンカーという仕事をする事となる。
ターゲットを殺してそのターゲットになりすます謎の生命体スナッチャーを倒すことが仕事。
その中でギリアンは彼らの恐るべき計画を知ることとなる。

●ゲーム内容
ゲームは選択肢総当たり型のアドベンチャーゲーム。
選択によって物語が分岐するような要素はなかったように覚えている。

バトル
スナッチャーなどの敵と戦う場面では区切られたマス目内のどこかに敵が姿を現し攻撃してくる。
そのマス目を十字キーで選択しながら攻撃して倒していく。
いわゆる「モグラたたき」的なバトル方法。
おそらく戦闘も合わせて詰まるような場面はないかと思われる。

追加されたACT3
PCE版で新たに追加されたACT3。
ここで物語は完結するわけだが、このACT3はほぼ見ているだけの内容。
一度か二度くらい戦闘があったような覚えもあるのだが、ほぼ終始見ているだけ。
選択肢もACT2までと比べてかなり少なく、後半以降は本当にただ見るだけになる。

●総評
システム自体は元々がPCで発売されたアドベンチャーゲームだったので、このPCE版発売当時としては特に目新しさのない内容。
小島秀夫氏らしい映画を意識した演出やストーリーが本作の魅力か。
CD-ROM2で発売することにより、声の演出や音の迫力といった部分がアドベンチャー要素を盛り上げてくれた。
終始見ているだけのACT3に関しては今なら批判の声も多そう。
実際プレイ当時も「もう少し何かさせてくれても……」とは感じた。
ランダムの存在で全てを許せたけどね。

お気に入りキャラは当然ながらランダム・ハジル。
声を担当された故塩沢兼人さんのファンだった事もあるけど。
ACT2まではカッコ良く、ACT3では泣かせてくれるランダムは最高だ。

なお、後にPCE版をベースにプレイステーションやセガサターンにも移植されたが、音楽は内蔵音源も含めてPCE版が好き。

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ゲーム感想ページ

One Thought on “「スナッチャー」(PCE)レビュー

  1. 映画『ブレードランナー』の影響受けてるんだよねこの作品。
    スナッチャーにハマってそこからサイバーパンク大好きになったなぁ。AKIRAやら攻殻とか。

    OLEEN病院の地下が良かった~解析シーンやら音楽も~未だに傑作だと思う。

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