PSVitaソフト「戦国乙女 ～LEGEND BATTLE～」ストーリーの尾張編第十章～終章です。
私はユウサイを倒し 異界から解放された
そこで再会したのは 死んだと聞かされていた弟の義昭だった
足利ヨシテル
義昭……！ 生きていたのですね 良かった！
足利義昭
姉上！
あ……姉上？
細川ユウサイ
クックックッ
もはや我の呪術から逃れることはできぬ
その体 貰い受ける！
足利ヨシテル
うわぁっ！
足利義昭
姉上？
足利義昭
！？
足利義昭
姉上ーーっ！
足利ヨシテル
うぅ……んんっ……
足利ヨシテル
義昭 その鬼丸国綱で 私ごとユウサイを斬りなさい
足利義昭
……そんなこと できないよ
足利ヨシテル
今……この国を救えるのは あなただけです
早くっ！
足利義昭
！？
足利義昭
ぐ……ぁあっ！
足利ヨシテル
ぐっ……ノブナガ殿
足利ヨシテル
……ありがとう
細川ユウサイ
クッハッハッハッハッハッ
足利義昭
うううう……姉上……
足利ヨシテル
何？
義昭……
ごめん……ね……
織田ノブナガ
……ヨシテル
？？？？
フハハ……
織田ノブナガ
……！！
？？？？
ノブナガあああ……！
織田ノブナガ
……なるほど……その姿が、己の正体か！
？？？？
我の邪魔立てをする奴は、誰であろうと許さぬぞ！
織田ノブナガ
…………
……ヨシテル……お主は、こんな禍々しい力に身を委ねてしまい
おったのか
そうまでして、世を……
？？？？
何をぶつくさ……言うておる！
織田ノブナガ
のう、ユウサイ……
？？？？
……ユウサイ？ ユウサイは仮の器の名だ
我はカシン居士。真に世界を滅する存在
織田ノブナガ
よくもまあ悟られず、ヨシテルの近くに居れたものじゃ
カシン居士
忌々しい……我に完全なる力が戻っていれば……
道化を演じることもなかったのだが……
だが上手く事は運んだ。力ある者同士を戦わせ、
結果ヨシテルは死に……
貴様も風前の灯だ！！
織田ノブナガ
ぐうっ！？
カシン居士
ふははは……ヨシテルとやりおうた傷が、まだ堪えておるようだな！
織田ノブナガ
……ちっ……！
カシン居士
貴様は生かしておくと、この先必ず我の邪魔になる……
今ここで確実に滅ぼしておかねばな……クッククク！
織田ノブナガ
ナメるなよ……ワシを誰だと思うておるのじゃ！
カシン居士
おお……よいぞ、その苦痛に満ちた表情！
その顔を見るだけで、我の心が現れるようだ！
よかろう、貴様は楽には殺さぬ！ たっぷりと苦しみを味わって、
絶望の内に滅ぶ表情を拝ませてもらおう！
織田ノブナガ
……ふざけおって……っ！
カシン居士
ふはははは！！ ここが貴様の墓場だぁっ！！
？？？？
このおっ！！
織田ノブナガ
なっ……サル！？ イヌ！？
前田トシイエ
御館様、ご無事でっ！？
織田ノブナガ
お主ら、退けと言うたであろうが！
豊臣ヒデヨシ
御館様を置いて、おめおめと退けませんっ！
織田ノブナガ
そんな身体で前に出るな！ 足手まといじゃ、下がれっ！
カシン居士
フハハハ……貴様の下僕どもか！
主人と共に破滅の淵へ臨もうとは、見上げた心意気よのう！
よいぞよいぞ、さらなる虫けらどもの断末魔が聞けるというわけだ。
楽しい……これは楽しいのう！ クッハハハハハ！！
前田トシイエ
こ……こいつ、ヨシモトさんより遙かに口が悪いぜ
織田ノブナガ
此奴ごとき、ワシひとりで十分じゃ！ しゃしゃり出るでないわっ！
豊臣ヒデヨシ
……こいつが……この化物が、
将軍様や御館様を苦しめてた元凶なんですよね！
こいつだけは、何が何でも絶対倒さなきゃいけない。だから……
だから御館様ひとりだけ戦わせちゃいけないって……！
織田ノブナガ
サルッ……！ お主、家臣の分際でっ……！
豊臣ヒデヨシ
違います！！
織田ノブナガ
…………！？
前田トシイエ
……ヒデヨシ！？
豊臣ヒデヨシ
家臣だからですっ！！
織田ノブナガ
……サル……
豊臣ヒデヨシ
あたしも一緒に戦います！
トッシーも、いいねっ！
前田トシイエ
けっ……当たり前だろうが！！ くだらねえこと聞くな！！
織田ノブナガ
……ちっ……どいつもこいつも……ワシの言うことを聞かん！
よいわ！ サル、イヌ！ お主たの命、このワシに預けい！！
豊臣ヒデヨシ
はいっ！！
前田トシイエ
合点！
織田ノブナガ
行くぞっ！！
織田ノブナガ操作（COM豊臣ヒデヨシ&前田トシイエ）でカシン居士戦
なんとか久しぶりの勝利！！
カシン居士
ぐあああああああぁぁぁぁぁっっ！！
おのれ、おのれ、おのれええっ……！！
このままでは、このままでは終わらぬぞおおっ……！！
尾張編 終章
織田ノブナガ
……うっ……
豊臣ヒデヨシ
御館様っ！？ 大丈夫ですか！？
織田ノブナガ
あほう……このくらい、かすり傷じゃわい
豊臣ヒデヨシ
いいから、つかまってください！
織田ノブナガ
ええもう、鬱陶しい奴じゃのう……
豊臣ヒデヨシ
御館様の家臣ですからねっ
織田ノブナガ
ふん……生意気を言いよるわ
……サルよ
豊臣ヒデヨシ
はい？
織田ノブナガ
……礼を言うぞ
豊臣ヒデヨシ
…………！
かっ……家臣として当然のことをしたまでですっ！
織田ノブナガ
はっはっは……イヌ
前田トシイエ
は、はい！
織田ノブナガ
お主にもじゃ……助かったぞ
前田トシイエ
あ、ありがとうございます……
…………
豊臣ヒデヨシ
……トッシー？
前田トシイエ
お……御館様！ 折り入ってお願いがありますっ！
織田ノブナガ
ん？ 何じゃ、あらたまって
前田トシイエ
し……しばらくおヒマをいただけないでしょうかっ！
織田ノブナガ
何じゃと？
豊臣ヒデヨシ
おヒマって……まさか、トッシー！？ 家臣を辞めちゃう気！？
前田トシイエ
ちっ、ちげーよ！ さらに強くなるために全国を周って
武者修行をしてきたいんだよ！
織田ノブナガ
ほう……それはまた殊勝なことじゃな
豊臣ヒデヨシ
武者修行って……でも……いきなりどうしてさ？
前田トシイエ
ああ……今回の戦いで、オイラ、思ったんだ……
オイラ……まだまだ、御館様の片腕として役に立ってねえ。
正直、足手まといなんじゃねえかって……
豊臣ヒデヨシ
ええっ？ どうしてさ、そんなことないよ。それを言ったら
あたしだって……
前田トシイエ
うっ、うるせえ！ お前がそんなこと言うなよっ！
豊臣ヒデヨシ
なっ、何だよ？
前田トシイエ
お前を見て、オイラ全然お前に追い付いてねえって……
そう思ったんじゃねえか……！
豊臣ヒデヨシ
……え……っ
前田トシイエ
お前は……やっぱり御館様の右腕だよ。悔しいけど、
オイラじゃまだまだ敵わねえや……へへっ
豊臣ヒデヨシ
……トッシー……
前田トシイエ
あっ、おい勘違いすんなよっ！ サシのケンカなら絶対オイラの方が
つええんだからな！？
豊臣ヒデヨシ
なっ……何言ってんだよ！ 決着はまだ付いてないじゃないか！
前田トシイエ
おう、戻って来たら絶対決着付けてやっからよ！
首洗って待ってろよな！
豊臣ヒデヨシ
ちぇっ……望むところだよ！
織田ノブナガ
はっはっはっ……よかろう、イヌよ。存分に修行してくるがよいわ
前田トシイエ
はっ、はい！ 御館様、恩に着ますっ！
織田ノブナガ
ただし、余り時間はないぞ
前田トシイエ
へ？ どうしてっすか
織田ノブナガ
……たぶん、彼奴とまたすぐやりあうことになるじゃろうからのう
豊臣ヒデヨシ
……あいつと……！
前田トシイエ
…………！
織田ノブナガ
戦国乱世が続く限り、彼奴は何度でも蘇ってくる存在なのかもしれん……
まあ、いつでも相手になってやるがのう。はっはっはっ
…………
……ヨシテル……
豊臣ヒデヨシ
……御館様、何か？
織田ノブナガ
いや……何でもない。行くぞ
感想
第十章開始早々にユウサイとの決着がついてて驚いたけど、あくまで尾張編だからヨシテル操作しての戦いは省かれたって事になるのかな。
そしてカシン居士登場。
細川ユウサイの身体をカシン居士が乗っ取ってたってこと？
だったら、元のユウサイの性格ってどんなのかも見てみたかったなぁ。
カシン居士とのラストバトルではBGMに「戦国乙女」が流れる、ある意味ベタな展開。
だけどやっぱりこういうのが燃えるんだよ！（萌えるではなく燃える！）
今作のメインはストーリーだね。
ストーリー追いながらだと面白さ変わるわｗ
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・尾張編:第二章～第三章
・尾張編:第四章～第五章
・尾張編:第六章～第七章
・尾張編:第八章～第九章
・尾張編:第十章～終章
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