スーパーファミコン版をトンキンハウスが、PCエンジン版をハドソンが開発・発売したが本作。
今回は人気の高いPCエンジン版を元にレビューしていきたい。
ゲーム内容
3作目で横視点のアクション性を強めた内容となったが、今作では再び見下ろし視点の体当たり戦闘へと戻された。
退化したように感じるかもしれないが、当時求められたイースの続編としてはこの形が正しかったようにも思える。
2作目までは上下左右への移動しかできなかったアドル。
今作では斜め移動までできるように成長しました。
また、前作までに登場した魔法やリングも健在。
PCE版ではCD-ROMの大容量を活かし、生演奏による音楽や、重要イベントでのアニメシーンと有名声優さんによる声による演出が用意されている。
このあたりは前作よりも1･2作目に近い。
音楽はFalcom Sound Team J.D.K作曲の物を元に米光亮氏によるアレンジがしてある。
CD-ROMによる生演奏はさすがの迫力であるが、おそらく音楽に関しては原曲であるFM音源版とこのPCE版、そしてSFC版で好みが分かれると思う。
感想
今作はそれまでのイースと比べると長い。
正直言うともう少しまとめても良かったように感じた。
また、ハドソン制作だけあってファルコムのゲームというよりはハドソンのゲームの印象が強い。
そういう意味では前作までのイースを期待している人だと違和感を覚えるかも？
ただ、もう一方のSFC版も決して高い評価を得ておらず、この2作品で比較すると圧倒的にPCE版の方が評価は高い。
私としてはどちらがより優れているというよりは好みの問題だと思う。
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