2016y03m15d_112818032
あの「イース1」と「イース2」が1本になってCD-ROM2で発売。
当時のPCエンジン雑誌にでかでかと載っていたのを今でも覚えている。
私はこれがやりたくてCD-ROM2を買ったようなもんだ。

ゲーム内容

2016y03m15d_113034429
トップビューのアクションRPG。
体当たりや魔法(2のみ)で敵を倒して経験値とゴールドを獲得し、主人公アドルを強化していく。
HPの回復はアイテムやリングを使うほか、ダンジョン外なら立ち止まってるだけで自然と回復する。
半キャラずらし
体当たりでの攻撃が基本の本作において重要なのが敵キャラとのラインを半分ずらしての体当たり。
半キャラずらしである。
正面からぶつかるとこちらもダメージを受けるが、半キャラずらしをすればノーダメージで倒すことができる。
リング)※1のみ
装備すると様々な効果を発揮するリング。
パワーリングやリングメイルなど、攻撃力や守備力を上げてくれる。
魔法)※2のみ
装備することでファイヤーを放ったり、姿を聖獣ルーに変えたりできる。
2のみの要素だが、攻略には不可欠なものばかり。
とくに一部のボス以外は魔法じゃないとダメージすら与えられないようになっている。

他機種版との違い

ここでは他機種版との違いについて書いていく。
ただし、後に発売されたリメイク版は除かせてもらう。
2016y03m15d_112904646
・オープニングデモの挿入
ゲームを最初から開始するとまずはオープニングムービーが流れる。
他機種版では開始するといきなりミネアの町に放り出された。
2016y03m15d_112918397
・アドルが普通にエステリアに到着
嵐のせいで近づくこともできないはずのエステリアにアドルは普通に定期便で到着する。
PCE版でのエステリアは嵐に囲まれてはいないのか
・音楽が生音で収録
CD-ROM2を活かして、BGMの大半を生演奏で収録。
迫力ある音楽でゲームが楽しめた。
2016y03m15d_113144959
・メインキャラの顔アップとボイス演出
重要なイベントシーンではキャラクターの顔が大きく表示され、ボイスによる演出が入る。
スキップは不可能。
・ゲームバランスの見直し
2本が1本になったことでゲーム全体のバランスが見直されている。
本作においてもっとも意味のあった改善点ではないだろうか。
2016y03m18d_095710116
・占い師サラの生存
他機種版では途中で何者かに殺される占い師のサラだが、PCE版では身の危険を感じてどこかに身を隠したという設定。

じつは好みが分かれるPCE版

さて、大半の人はこのPCE版をイース最高傑作というだろう。
反面、本作にダメ出しする人も結構いる。
その理由をいくつか見てみよう。
2016y03m25d_103827374
アニメ調で描かれた独自のキャラグラフィック
キャラの顔グラフィックがアップで表示されるこのPCE版。
どれもアニメ調で描かれているわけだが、それが合わないという理由。
つうか、イースって1作目はともかく2作目からはもろにアニメ調だったけどなw
これはもう好みの問題でしょ。
BGMのアレンジ
元々音楽の人気が高かったイースだけに、本作でのアレンジが「合ってない」という人はいる。
これも好みだわなw
そりゃ私もどちらかと言えばFM音源版のBGMの方が好きだもん。
でも本作のアレンジはいいと思うけどなぁ。
2016y03m25d_131549371
アドルとリリアのキスシーン
そして従来のファンには賛否両論なエンディングでのアドルとリリアのキスシーン。
フィーナとの別れの直後だけあって、あのシーンはファンの間では色々と物議を醸しだした。
というか、PCE版イースはスタッフがリリア好きだったんかね。
その後アドルとリリアがどうなるかはともかく、あのシーンで直接的な描写は必要なかったように思える。
ユーザーの想像に委ねるべき部分をスタッフの好みで見せてしまったのは失敗。
収録されていない曲
2本のイースを1本にしたことで、いくつかの曲が削られてしまった。
具体的には1作目のエンディング曲である「THE MORNING GROW」と、2作目のデカキャラ曲である「PROTECTERS」。
特に「THE MORNING GROW」は名曲だけに残念だった。

ただ、オープニングではPC版での未使用曲を使うなど、逆に追加されている曲もある。

感想

本作は「本来こうなるはずだったイース1と2を1本にまとめた」ことに意味がある。
本家からリメイク版が発売されている今、どちらを遊びたいかはあなた次第といったところ。
ただ、リメイクは当然ながら結構内容が変わっている部分もあるので、オリジナルのイースを今遊ぶのであればやはりこのPCE版がオススメ。
バーチャルコンソールやPSアーカイブスなどで配信されているので手に入れやすいしね。

イース」って多くのハードで発売されているから、結局は自分が最初に遊んだ「イース」が一番思い入れあって好きになるってのがあるんだよな。

関連商品

[amazonjs asin=”B0000ZPTQK” locale=”JP” title=”イース 1・2 【PCエンジン】”]

関連リンク

ゲーム感想ページ
「超回転 寿司ストライカー The Way of Sushido」公式サイト

Comments are closed.

Post Navigation