Switch『プリズンプリンセス』の感想です。

ゲーム内容


魔王の城に囚われの身となったアリアとゼーナ、2人のお姫様をお城から脱出するべく、志半ばで倒れた勇者の魂となって彼女達を導いていく謎解きアドベンチャーゲーム。
プレイヤーは怪しい場所を姫たちに教えて調べさせるという形で脱出をサポートしていくことになる。

「死んで魂となった勇者」
「囚われの姫」

キーワードだけ聞くと暗い雰囲気かと思うがとにかく明るい。
素直だけど天然気味なアリア姫と勝ち気だけど根は臆病なゼーナ姫。
2人の姫と勇者のやり取りによって、探索は常に賑やかな状態で進行する。

姫たちの好感度や選択肢によってエンディングが変化するマルチエンディング方式となっており、ちゃんと勇者が救われる結末も用意されているのは嬉しい。

謎解きはじっくり考えて解いていくタイプから時間制限があるものまで様々。
イベントCGが用意されている場面での謎解きは時間制限があり、時間内に解決できずとも再挑戦は可能だがお姫様の好感度が下がる模様。
また、謎解きそっちのけで姫たちにいたずらする事もできるが、その場合もたとえ謎を解いたとしても好感度が下がる。
好感度はエンディングにも関わってくる重要要素。
全てのエンディングを見たい場合は、あえてどちらかの好感度を下げる必要もある。

今作に興味を持つ大半の人はやはりチラリズムを全面に押し出したお色気要素だと思う。
探索時やイベントCGで必要以上にパンツを見せる姫様たちにきっと満足することだろう。

かつて一度だけ盗賊に転職した際に習得したというあやしい場所がわかる勇者の魔法「ぬすっとのはな」。
これによって画面内の調べられる場所が見える。
12回の回数制限はあるがセーブしてスキルを使い、怪しい場所がわかればロードでやり直せばOK。
まぁ12回も使い切らん。

意外だったのがアリアとゼーナは全編フルボイスだという点。
今作の価格考えたらそこまでは期待していなかったよ。
これはおみごと。

気になった点

後半のアイテム選択が面倒
後半になると所持アイテムが増えてくるが、横一列に並んでいて左右でカーソルのループもしないので選択が面倒臭く感じた。
画面暗転時のボイス再生
場面切替で暗転した際にボイス演出が入るとその再生が終わるまで画面が切り替わらない。
本来もっと早くに切り替わる場所でもボイス再生が終わるのを待ってから切り替わる。
大した差ではないんだけど周回プレイ時は地味に気になった。
セーブ画面でフリーズ
セーブ画面を開く際に【Aボタン】連打を行うと結構な確率でフリーズした。
初回プレイ時はそんなことなかったのだが、全ED見るための周回プレイ時にボタン連打すると発生。
現在Joy-Conの調子悪いのでその影響の可能性もアリ。

感想

初見クリアにかかった時間は4時間ちょっと。
選択肢や姫の好感度などでエンディングが変化するマルチエンディングなので、周回プレイ前提と価格面を考えれば十分満足できる内容かと。

初報からキャラとお色気に100%振り切っていたので遊びの面は期待していなかったのだが、思っていた以上にしっかりとした謎解きばかりだった。
現代的ではないんだけど一昔前のADVを思い出させてくれる。
そういうのが好きな人なら買い。
ベストエンディングなら続編を匂わせる台詞もあるのでそこにも期待したいところである。

もちろんお色気目的で購入しても十分満足できるだろう。

関連リンク

・「オメガラビリンスライフ」
・「限界凸記モエロクロニクルH」
・「じんるいのみなさまへ」
・「ホッピングガールこはね」
・ゲーム感想ページ

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