FM TOWNS版「ヴェインドリーム」を紹介していきます。
以前にPC88版の紹介をしているので、そちらとの違いなんかを簡単に書いていきます。
タウンズ版最大の特徴は声優陣による声の演出が追加されている点。
オープニングやストーリー中挿入されるイベントシーンでは声による演出が盛り上げてくれます。
また、一部BGMの使用箇所がPC88版から変更されているようで、最初の町の音楽が違っていたり、雑魚との戦闘曲も序盤プレイした限りは1曲に統一されている模様。
PC88版では最初から数曲流れていました。
こちらはPC88版にあった序盤に出てくる3Dダンジョンだが、タウンズ版では削除されたようです。
逆にPC88版にはなかった要素もあるらしいけど、そちらはまだ確認できていません。
ゲームは2DRPG。
敵との戦闘を繰り返す事でキャラがレベルアップして成長していくというオーソドックスな内容。
移動画面や戦闘、会話画面など、同社の「エメラルドドラゴン」から継承されている要素が多い。
最大3人PTで進行。
序盤はトリス固定で2人目に基本はメルウィンが入り、3人目はその都度入れ替わる展開。
途中、メルウィン操作になる場面もあるので、どれくらいの入れ替わりがあるのかはまだ不明です。
戦闘はシンボルエンカウントで発生。
敵味方共にダメージが数値ではなくゲージで表示。
正直数字の方がわかりやすいとは思うんだけど、このあたりの評判はどうだったんだろう。
プレイヤーは主人公トリスを操作し、仲間はAIで動くが一応指示も可能。
なお、誰か1人でも死ぬとゲームオーバーとなる。
イベントシーンは綺麗なグラフィックに、声優による声の演出も追加されている。
今見るとさすがに粗さも目立つけど、タウンズ版「エメドラ」よりは綺麗に仕上がっています。
せっかくなのでPC88版とFM TOWNS版のOPでのメルウィンを比較。
タウンズ版はさらに垂れ目になったみたい。
それはともかくタウンズ版ではPC88版よりもグラフィックが大きく描かれています。
さすがにPC88版と比べると動作が軽く快適なおかげで遊びやすさは向上。
あまり意味のなかった3Dダンジョンの廃止や、BGM使用箇所の見直しなど、色々と改善されている点が序盤から見られます。
確かこのタウンズ版が最後発なので完成度は一番高そう。
けど、ゲームバランス部分はやはりまだ粗く、良く言えば当時のPCゲームらしいバランス。
まぁ下手に完成されたバランスよりも多少粗いくらいの方に惹かれるのがレトロゲーマーかもしれないね。
今作も途中までプレイしているので、機会を見てプレイ日記で紹介していく予定です。