じつはシリーズ初プレイ。
幕末が大好きなので今回購入してみた。
難易度は初級でプレイ時間は20時間。

ゲーム内容

●ストーリー
江戸から土佐に戻った主人公・坂本竜馬は、上士の横暴な振る舞いに思わず手をあげてしまう。
それが原因で捕まった竜馬を牢から救い出したのは彼が「親っさん」と呼ぶ土佐藩参政の吉田東洋。
彼は孤児だった竜馬たちの面倒を見てきた人物。
彼は同じ孤児だった武市半平太に会い、土佐勤王党に入るよう竜馬に告げる。
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武市と共に高知城で東洋と会っている最中、東洋が覆面の男に殺されてしまう。
犯人扱いされた竜馬は真犯人「覆面の男」を追うために土佐を抜ける決意をし、追手から逃げるために崖から川へと飛び込む。

●ゲーム内容
箱庭探索ゲーム。
特に第二章以降の舞台である京ではマップも広大で複雑になり、
歩いているだけでも様々な出来事(絡まれたり、サブストーリーが発生したり)に出くわす。
行き先については、ストーリー関連に関しては赤色で、自分で設定した目的地については青色で、それぞれミニマップ上に方角を表示してくれるので迷うことはない。

本作では主人公が得られる要素の中に経験値やお金以外に、「徳」という要素がある。
これは町で良い行いをしたり、精進目録をこなしたりすると貯まっていく。
貯めておくと色々いいことがある。
もっとも意識せずともゲームを進めていると知らない間に貯まっている。

キャラクター強化要素
・レベルアップ
主人公は敵と戦うことで経験値を取得しレベルアップしていく。
レベルアップすると魂球が入手でき、それをスキルツリーにはめ込んで行く形で能力を獲得していく。
スキルツリーには以下の4つの型がある。
格闘の型
一刀の型
短銃の型
乱舞の型

・鍛冶屋
武器や防具の作成と強化が可能。
行うには素材が必要となる。

・ご利益
貯まった「徳」と交換することが可能。
釣具の入手や、アイテム所持数増加・ダッシュ機能強化など、プレイする上で有利になるものばかり。
積極的に交換していくことをオススメする。

ストーリーに直接的に関係のない要素
・サブストーリー
町中に転がりまくっている。
クリアすると徳やアイテム、素材などをもらえる。

・精進目録
他のゲームで言う実績解除的な内容が多いか。
「人に100回話しかける」「飲食店で20回食事をする」など、その内容は様々。
それぞれの目録に課せられたお題を達成することで「徳」が与えられる。

・道場
町にいくつかある道場では剣術や格闘など戦闘の訓練を行える。
私はサブストーリー以外では利用しなかったのでその効果については不明。
難易度初級の前に修行など必要ないのだ。

※気になった点
敵から絡まれたり、サブストーリーの発生はストーリーイベント進行中にも関係なく発生する。
場面によってはかなり鬱陶しい。
そうじゃなくても普段から敵に絡まれることは多いのでイライラすることも。
ていうか、新撰組だって恐れられているのにちょっと絡まれ過ぎじゃないか?

●戦闘
戦闘フィールド内を動き回って戦う。
試していないが戦闘からは退却不可能っぽい。

操作と4つのバトルスタイル
基本操作は○ボタン、□ボタン、△ボタンの組み合わせで攻撃。
相手の状況に応じて特殊攻撃もこれらのボタン操作で出る。
L1で防御または受け流しとなっており簡単。
そして方向ボタンで4つの戦闘スタイルを切り替え可能。
・格闘
・刀
・銃
・刀+銃
上手く使い分けて戦うというよりは、自分が戦いやすいスタイルでずっと戦った方が速そう。
少なくとも私が選んだ難易度初級であれば、その戦い方で最後までいける。

通常戦闘と強制戦闘
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主に町で絡まれることで発生。
おそらくこちらから仕掛けることはできない。
その場からダッシュすることで戦闘を回避することも可能。
どうせ新撰組での活動をメインとするなら、こちらから仕掛けることができた方が面白かったように思うが、それをやるとキャラクターのイメージ上別物になってしまうのだろうか?

ストーリー上発生する強制戦闘は回避不可能。
大抵の場合はその場にいる敵を全滅させるか一定数以上倒さないと先へ進めない。
敵の体力が多くなる後半は連続発生するとかなりうざい。

●とにかく遊びが多い
サブストーリー、別邸での作業、福引き、博打、カラオケ、踊り、襲ってくる者との戦闘、新撰組隊長としての任務(バトルダンジョン)など、とにかく遊べる要素がたくさん用意されているのが本作の特徴だろう。
正直詰め込み過ぎて普通にプレイしていると見逃す要素もありそうなほど。
中には主人公の意外な一面も見れる遊びもあるので、この世界にどっぷり浸りたいならこまめにこなすといい。

これら全てを遊び尽くそうとするとかなりの時間遊べそうだ。

●幕末好きにとって
本作では幕末を題材とはしているものの、歴史モノにありがちな「こういう解釈の物語にしたのか」ではなく、最初から大胆なアレンジを施すつもりで作ったというのがよくわかる。
そのため、伝わる史実とはかなりいろいろな部分で違っていたりする。
でもまぁ、最初にも書いたがこれ買う人はそれくらいは許せる人でしょ。
買う前に設定とか見てるだろうし、パッケージの裏にも「坂本竜馬が新撰組に入隊する」っていうトンデモ設定書いてあるし。
それで怒るようなら「あんたのミス」としか言いようがない。
今度からはちゃんと調べよう。
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↑あの沖田総司さん

ちょっと気になった主人公の甘さ
ナンバリングをプレイしていないので、この主人公の性格やキャラは知らん。
だけど本作のみで見た場合、幕末の猛者たちに囲まれていると、どうしても主人公が甘く見える。
シリーズ通してこういうキャラだからなのかもしれないが、坂本竜馬=斉藤一という設定にしたことで制作側が本作でのキャラ付けを決めきれなかったか?

有名俳優の起用
これは「幕末好き」とは何の関係もないのだが、同シリーズが有名俳優を起用することはよく知られている。
本作でも武市半平太に高橋克典、近藤勇に船越英一郎など、誰もが知っている俳優を起用している。
だが、これ幕末に詳しくない人が遊んだ場合、
あ、たぶんあいつが絡んでるんだろうな
あいつが黒幕か?
と、サスペンスドラマで俳優を見てなんとなく犯人がわかるように、本作でもわかってしまうんじゃないか?
まさかこの俳優を起用しておいて簡単に退場はないでしょみたいな。
俳優起用に文句はないけどもそう考えると良し悪しだね。
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感想

国を救うのは愛だった……。
オリジナルストーリーにケチをつけるつもりはないが最後だけはすっきりしなかった。
本作は「龍が如くで幕末を舞台にしたゲーム」として楽しむのが正解。
「史実との細かな違い」が気になる人や許せない人には無理。買うな。

ゲームとしては、この手のジャンルは次にやるべき「何か」がわからずに投げ出す人も多いが、本作ではきっちりフォローしているので迷うことはない。
遊びの多さもたいしたもの。
詰め込むだけ詰め込んでみましたっていう感じ。

ただまぁ、メインストーリーに分岐などはないので1度クリアしたらもういいな。
クリアしたばかりだからかもしれんが、すぐにまた2周目をやろうとも思わない。
なので「初回だからとりあえずストーリーだけ追う」プレイをするよりも、最初からのんびり色々な要素を遊ぶつもりでプレイした方がきっと充実するだろう。

 私が言うのもアレだが慌てるな!
じっくり遊べ。

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↑誰だおまえ

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