第68話「墨谷なんて忘れちめえの巻」の感想です。
ネタバレ含むのでご注意!
城東の準決勝を6対5で制して決勝戦進出を決めた墨谷。
一方負けた城東ナインはベンチ前で涙を流す。
「格上の墨谷に対してよくぞ最後まであきらめなかった!」
そんな城東ナインにスタンドから松下が叫ぶ。
「以前はこんな戦い方できなかった! オマエらすげぇよ! こんなに成長してくれてありがとう!」
松下もまた自分自身成長させてもらったと感じており、来年大学に合格したらまた燃えるものを見つけてみせると誓うのだった。
すぐに着替えを済ませた墨谷はもうひとつの準決勝を見るためスタンドへと上がり、待っていた倉橋や田所と合流。
もうひとつの準決勝は明善対お花茶屋。
お花茶屋のスタンドにはお花茶屋OBの2人やリカとサチ子の父親も応援に来ていた。
「おめぇ達もお花茶屋を応援に来てたんだな」
と話す親に自分達は墨谷の応援だと答えるリカとサチ子だったが、
「申しわけねーが墨谷なんて忘れちめぇ!」
「この試合で勝ったら谷口監督とやる!」
「だがお花茶屋っ子としちゃコッチを応援せざるをえん!」
と父親たちもお花茶屋の快進撃にノリにノっていた。
マウンドではお花茶屋のエース蕪木が投球練習を行っている。
蕪木はここまで4試合に投げて防御率2.18。
変化球も良く、今大会一躍好投手ということで名を馳せたらしい。
またチーム平均得点は3.25点。
お花茶屋は
『2点取られたら3点取って』
勝ち上がってきたチームだという。
一方の明善は一試合平均得点7.95点。
チーム防御率は2.10。
『2点しか取られないし8点も取るチーム』
だという。
谷口は蕪木がどこまで明善打線を抑えるかがポイントだと見る。
そして試合開始。
明善1番打者が初球からショートへの強襲ヒットで出る。
結果ヒットにはなったものの、倉橋や田所はショートがよく追いついたと口にする。
谷口はお花茶屋はすごい迫力で練習していてものすごく鍛えられてると話す。
一説によると大会前直近では土曜日2、日曜日3、ウィークデー2の週7試合の練習試合をこなし、大口のスポンサーが付いたことで夜にナイター照明の中練習したという。
大口OBの寄付の中でもマイクロバスの導入が大きく、それによって遠征を積極的にしろ! という空気が出来上がった。
だからと言ってお花茶屋相手に強いとこが試合をしてくれるはずがない。
そこで目をつけたのが強豪校の2軍だったのだという。
さらにはバッティングマシンも買ってもらい、それを真夜中にガンガン打ちまくる。
その他にも潤沢に野球部にお金を投じたのだと。
「カネで野球部を強くしたのか?」
そう問う田所に谷口はそれだけではなく監督の熱意もあると話す。
あの監督の想いがなかったらまわりを動かせなかったと思うと。
「じゃあガリ勉共は浪人覚悟で――と?」
と聞く田所に谷口は
「こんなことをしていて成績をキープしていたら僕の立場がありませんよ」
と答えた。
明善は続く2番打者も送りバントはせずヒッティングし三遊間のヒットを放つと、3番4番5番と続き初回いきなり3得点。
しかし、その後の明善は全く得点できず、お花茶屋は3回と5回に1点ずつ返して3対2で9回裏を迎える。
すでに2アウトランナー無し。
誰もがこのまま明善が逃げ切ると見る。
そしてお花茶屋最後のバッターも三振に終わって試合終了。
決勝戦の相手は明善に決まる。
ここで第68話が終了となります。
みなさんから様々な予想がされていた決勝戦の相手でしたが結局順当に昨年優勝校の明善に決まりました。
まぁ今大会のチーム成績見てもこの対戦の結果は当然な感じもしますが、お花茶屋がここまで残っていた事や谷口たちの口ぶりからもしかして? とも思ったんですけどね。
1回明善の先制から9回裏2アウトまで一気に場面飛んだので、どんな試合内容だったのかもわかりませんでした。
もうちょっとお花茶屋がどんなチームになったのか。
次に戦う明善が今年はどんなチームなのかも見てみたかった気がします。
もしかするとそのあたり次回描かれるのかな?
次回
『おれ達は甲子園に行く!』
どんな話が展開するのでしょうか。
・第64話「谷口監督はヘボの巻」
・第65話「監督の判断の巻」
・第66話「がんばれ控え捕手の巻」
・第67話「ホームを死守するの巻」
・第68話「墨谷なんて忘れちめえの巻」
・「キャプテン2/プレイボール2」感想ページ
・「キャプテン」連載開始50周年記念特集ページ
お久しぶりです。
古豪・城東の復活と新勢力・お花茶屋と、前回の予選とは違う形で新鮮でした。
校舎裏のイレブンを電子書籍で購入してお花茶屋のキャラに思い入れがありますし、お花茶屋と墨谷が戦って欲しかった気持ちはありますが、お花茶屋がいきなり決勝に行くよりはこれで良かったかもしれません。
墨谷は明善に勝ったことがないですし、ここまで来たなら勝って甲子園に行って欲しいです。
ギブソンさんお久しぶりです~!
お花茶屋は校舎裏のイレブン読んでいるとまた違った気持ちで見えてきますね~。
城東がここまで強くなるというのも今大会始まるまでは予想もしていませんでした。
お花茶屋は今後墨谷にとって脅威になりそうな気配だけど、まずは一昨年の大会で負けて以来機会がなかった明善との決着って感じでしょうか。
昨年の明善は弱っていた谷原に勝った描写しかなく、私の中での明善て一昨年のイメージしか思い浮かばないので、今年はどんな選手がいるのかとても気になっています!
こんにちはタカです♪
決勝は前年代表の明善ですか…
正直お花茶屋のこれまでの伏線は何だったんだ?と思います。
いずれにせよ楽しみですね
タカさんこんにちは!
大会前からの描写から今回試合開始前の谷口たちの話もあって、私も途中までもしかしてお花茶屋勝つ? と思っていたのですが最後はあっさりでしたねぇ。
ここまで描いたんだから来年こそは対戦くるのかなぁ。
いよいよ決勝戦。
相手は一昨年以来の明善ですからね~。
どんな試合になるか楽しみです!
最後のシーン、キャッチャーがボールをこぼしている様に見えたのですが、気のせいですかね?
ここから振り逃げ、暴投からのサヨナラ勝ちだったりして。
個人的には明善との決勝を希望します。
コメントいただいてその場面もう一度読み返してみましたが、確かにミットからボールこぼれているような描写ありますね……。
ミットにも白いボールおさまっているんだけど、その下にボールこぼしてて影もあるような?
最後のコマで審判がちゃんと腕を上げてジェスチャー付きでアウトコールをしてるからこれはアウト成立でしょうね。仮に捕球できてないとしても絵的には後逸してるようでもないから、すぐ拾って念のため1塁へ送球すればまったく問題無いと思います。前年度の優勝校で強豪のチームなら、9回裏2アウトの場面でもそのくらいの基本プレイは難なくこなすでしょうし。
あ~しっかりアウトコールしていますね~。
確かに捕球できていなくても即1塁送球で振り逃げも無理そうですしやっぱりこのまま終わりかな?
まぁここから引っ張るなら9回までの過程ももっと描きそうですしねぇ……。
お花茶屋関連の描写なんですが、タニマチが付いて金のある野球部というのは
こういう風に設備揃えてこんな感じにやってるというのを、一例として読者に見せるために出した感がありますね。
墨谷と直接試合するわけでもなかったし、谷口も話聞いて羨ましい環境だと本音漏らしてたしw
せめて墨谷にも近藤パパがマイクロバスを貸してくれるくらいはしてあげてほしいですね。
あ~なるほど!
お花茶屋の遠征や練習試合の描かれ方なんかも墨谷との違いを表現していたし、そういう意図だったのかもしれませんね~。
確かに近藤パパはマイクロバス持っているから貸してくれるとありがたいんですけどねぇ。
頼めば喜んで貸してくれそうですけど……。
この展開、、
漫画タッチ(あだち充)式の終わり方だったらヤバいですよね?それだけが心配です。。
しっかり甲子園の展開まで連載が続くのでしょうか?
私もちょっと不安抱いてます……。
今回の描かれ方なんかも見てると、この先甲子園での試合が描かれる気がしないと言いますか……。
詰込み具合が、なんか打ち切りに向かっているような気がしてなりません。。。
確かに前回あたりから今回のラストも含めて私もちょっと心配になっちゃいました……。
いきなり終わらないといいんですが……。
今回は、明善の強さを見せつけるため、お花茶屋にこてんぱんに負けていただく設定かと思いましたが、意外にもお花茶屋検討。いや、明善に去年ほどの戦力がなかったか?もうちゃん広瀬のいる聖陵も実は明善に敗れていたとか、そんな情報入るかとおもいきや全然でしたね。予選そのもののレベルが昨年に比べ低下してる感じがします。
聖陵はまた来年度、五十嵐井口等が最上級になって再度対戦かも。かつて江田川中の井口だって2年の頃は姿を消していて3年になって急に登場したからね。そういう意味ならこの漫画はこの先まだまだ続くかも知れないです。
この準決勝も含めてもっと知りたかったなという情報が色々省かれてしまったかなと思いました。
せっかく観戦したけど今年の明善はどこが凄くてどんな選手がいるのかもわからずじまいでしたし……。
聖陵はあのまま放置されるにはもったいないモウちゃんや広瀬という個性強い選手いますし、おっしゃるように中学時代の江田川みたいな感じで再登場して欲しいですね~。
お久しぶりです。
遂に決勝の相手決まりましたね!明善は去年谷原にエース村井抜きとはいえ23点もとるチーム!決勝で明善の真の強さが読めるのは楽しみです。個人的な予想ですが明善の監督が「村井が投げていても我がチームの圧勝だった!」のようなセリフがあり墨谷との死闘が展開されたら面白そうです!
お参りさんお久しぶりです!
ついに明善と決着つける時がきましたね~。
今大会でも明善は打力のあるチームみたいなので、今の墨谷投手陣とどんな勝負になるか楽しみです。
ただ、選手や監督の個性がこれまでのライバルチームのように見えてこない地味さがあるので、おっしゃるような何かしら熱い展開が欲しいなぁと思いますよね~。
お花茶屋のエースが4試合に投げたってことはやっぱり試合が省略されてたんですね。ノーシードで東東京だと省略されたのは2~3試合といったところでしょうか。対戦が急に少なくなって不安でしたがひとまず安心しました。しかし谷口達の反応を見ると明善には見知った選手はいなさそうですね。今までの相手はちば先生のかつての作品から誰かしら出ていただけに決勝戦には因縁のあるキャラクターが欲しいですが…
明善て漠然と強い印象だけで墨谷または墨谷の誰かと直接的な因縁ある相手がいないんですよね~。
だから強いのに東実や谷原と比べて地味な印象が今一つ拭えないというか……。
実は秘密兵器で予想外の人物が! なんて展開はないかなぁ。
68話読みました~
2週間待ちに待って、今回の68話は読者としたら消化不良の駄回と感じましたね。とはいえ決勝戦は墨谷vs明善、、すんなり甲子園出場を決めて、甲子園での墨谷を早くみたい。。
もうちょっと明善とお花茶屋両チームを見たかったな~と思いましたね~。
試合開始前の情報から何かあるのかなと思っていたら一気に飛ばされてしまいまさに消化不良って感じです。
明善というチームがまだしっかり見えてこないけど甲子園決めて欲しいです!
決勝戦の相手が明善なのはいいとして、聖陵のモウちゃんと広瀬のコンビがどうなったのかが気になりますね。
甲子園で顔が見られるかな。
あれから聖陵の様子が伝わって来ないから気になります。
モウちゃん広瀬コンビからあそこからさらに練習積んだ姿も見てみたいですけどね~。
まさかあの試合だけで出番終わりってのももったいないですし……。
お花茶屋との決勝戦になって、「どっちが勝っても都立高初出場!」というキャッチフレーズになるのも良かったと思いますが。
その展開も見てみたかった気がします(笑)
墨谷対お花茶屋も夢はあったと思うんですけどね~。
まずは明善との決着からって事なのかな?
ありゃ、この流れで明善かー。
フラグ立ったかなーと思ったらポキッと折れる事、プレイボール2ではたまに見ますねw
体調不良の断筆で甲子園絶望という壁を乗り越え、数十年ぶりにここまで来た姿は、まるで本当の高校野球チームを見ているようでした。それだけに、今回こそは墨谷の甲子園を期待したいところですが……大丈夫かなあ。
もしかしてお花茶屋が本当に……? なんて思っちゃいました(笑)
ファンからしたらほんと長い年月を経ての甲子園を賭けた決勝戦ですからね~。
明善は打線のパワーがありそうだけどそれ以外見えてこないのは不気味かなぁ。