PSVITAやPS4で展開してきたローグ型RPG『オメガラビリンス』シリーズの最新作。
基本システムは前作までを踏襲しつつ、主要キャラクターの一新や新要素などを取り入れた
「新しいオメラビ」
となっている。
キャラ一新については色々な意見あるだろうけど、シリーズ3作目だし変えるには丁度いいタイミングだったんじゃないかな。
ただ、売れ行きを見た場合今後もシリーズ展開されていけるのかとも思うけど。
大庭園で花を育てる
学園内にある庭園で花の種を撒いて水やりをすると一定時間経過で花が咲く。
今作では花や蜜を使用したキャラ強化要素が多いので可能な限り育てまくった方が有利になる。
ただ、、個人的にはこの要素が面倒に感じた。
元々今作に求めていたものってローグ系+可愛い女の子とのコミュニケーションなわけで、それ以上に手間のかかる要素は求めていなかった。
・「悶絶★開華」には悶絶香
・その他の要素にはωパワー消費
という前作までのわかりやすい仕組みで良かったと思うよ。
悶絶★開華
「花のみつ」を使って女の子にタッチしまくることで能力値を上げたりスキルを習得する。
前作で言うところの「悶絶★覚醒」。
今回もこの部分の演出は突出して過激ですが、絵面だけ見れば前作のような下品さはなくなった印象だが、代わりにパワーアップしたと感じる部分もアリ。
こういうのがダメな人はそもそも今作買わないでしょ。
花錬成
花や実などの収穫物を使って装備に様々な効果を付与することができます。
これもダンジョン攻略を優位に進めるための重要要素ですね。
ガッツリやり応えある難易度を楽しみたいんだっていう人はやらなければいいです。
私は少しでもラクしたい方なので花錬成しまくりですね。
ダンジョン
マップや敵、アイテム配置が入る度に変化。
ダンジョン内でHPがゼロになるとレベルも所持していたアイテムを失った状態で学園へと戻される。
ダンジョンはパートナーを連れて2人で探索。
ダンジョン内で他のキャラと出会った場合には交代も可能。
このあたりは自分の好きなキャラを育てて自由に連れて行けばいいんじゃないかな。
ダンジョンは大きく分けて3種類。
・ストーリーを進めるためのダンジョン
・様々な課題をこなしていくチャレンジ
・高難易度ダンジョン
その時々で遊びたいスタイルのダンジョンを進めて行けばいいかと。
ダンジョンによってアイテム持ち込みやパートナー不可など条件が異なるので、突入前にはしっかり確認が必要。
今作(というよりもこのシリーズ)はストーリークリアを目指すだけなら難易度はとにかくぬるめ(やることやればの話です)。
死んで全てがパーとならないための対策アイテムなどが充実しているので、よほど油断していない限り取り返しがつかない事態には陥らないかと思います。
ちなみに私は一度だけダンジョン探索中に強制終了食らって死んだ扱いとなってしまい、それまで合成などで強化していた武具を失ってしまった。
強制終了食らったのはこの一度だけなので原因は不明だが、こういう防ぎようのない不運はどうしようもない。
ωパワー
買い物からアイテム鑑定/合成まで様々な場面で必要となるのがωパワー。
敵を倒す事で入手し、そのパワーが女の子の胸へと蓄積されていく。
(現実にこんなパワーがあったら俺らは女性に狩られるかもしれない……)
一定数値ごとにバストアップし、HPや状態異常回復、スキル使用回数増加と、様々な恩恵がある素晴らしいパワーである。
精霊様とじゃんけん
各ダンジョンクリア時には「じゃん券」を使って精霊様と互いの胸でじゃんけんをするという、とてつもなくアホな要素が今作では追加されている。
「じゃんけんぽん」
ではなく
「じゃんけんパイ」
なのもまた滑稽で笑わせてくれるわけだが、このじゃんけんに勝利するとクリア報酬のωパワーや花のタネが5倍になるという、アホだけどバカにできないメリットが用意されている。
あいこでも3倍。
一瞬だが精霊が出す手を見てからこちらの手を決定できるので勝つ事自体は慣れれば簡単である。
過激表現が抑えられた内容となっているPS4版は、このシリーズの象徴といえる女性の胸に見立てた「ω」=「オメガ」をタイトルからはずして「ラビリンスライフ」というタイトルで発売されている。
演出面などの違いはあるようだが、ローグRPGという内容そのものに違いはないそうで、また価格もSwitch版より安いことから、こちらを選ぶのもアリではなかろうか。
罠が多い
減ったという声もあるけどまだ多い。
序盤から一部屋に3つの罠が密集していたりする。
ストレスです。
スキル使用でのテンポの悪さ
キャラの固有スキルを使用した際の演出が長いためにテンポを損ねている。
カットインはともかく、それ以外の演出はもうちょい簡略化して欲しかった。
そもそも演出なんてメッセージだけで十分なんだけどね。
大庭園での処理落ち
大庭園での花の手入れを掲示板から一括で行う際に若干処理が重くなる。
私にとって花の管理はただでさえ面倒なのに、動作まで重くなられるとやる気なくします。
これ、PS4版だったらどうなのか気になるところ。
会話シーンでの乳揺れ
今作を購入する人が気にするとも思えんが、会話シーンでキャラが話す度に乳揺れするのはどうにもおかしいw
目の保養にはなるけど会話時くらいキャラも乳も落ち着けって感じでした。
キャラが一新されて一部要素にちょっとした変更は加わったものの、基本ルールやシステムは前作までと変わらないので、前作までのファンは今回も楽しめる内容になっています。
・ダンジョン脱出用アイテムが拠点で買える
・アイテムや装備の持ち込みOK
・「悶絶★開華」でキャラ能力の底上げができる
・温泉で特殊効果を付与できる
といった要因から、ストーリークリアまでの難易度はローグ系としては易しめなので、ジャンル初心者でも入りやすいのは今作の良いところ。
ただし、もはやシリーズではお馴染みである罠の多さだけは今回も大きく改善されたとは思わなかったので次回作ではなんとかして欲しいです。
個人的には花の育成が面倒でしたね。
今作の方向性を考えた場合に演出表現として花育成と花摘みはアリなんだけど、ゲームとしてやるにはただ面倒なだけ。
余計な要素いらない。
萌え系+お色気満載という部分で賛否はあるでしょうが、ローグ系RPGとしての遊びやすさに加えて、キャラや世界観もしっかり作られていますからジャンル初心者でも遊びやすいゲームです。
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