日本ファルコムがPC88やPC98で発売したアクションRPGの移植版。
家庭用ゲーム機ではこのPCE版の他、SFC版やMCD版も発売されている。
賞金稼ぎの主人公メイルが賞金200万の賞金首マテリアルを追って行く物語。
道中、マテリアルの弟子である魔術師タットや、怪獣ガウを仲間にし、やがてマテリアルの背後にいる大物へと近づいていくことになる。
メイル、タット、ガウの2人と1匹を切り替えながら進めて行くアクションゲーム。
他のCS移植版と比べるともっともオリジナルに近い移植だが、剣を振ったり泳いだりとキャラのグラフィックパターンが追加されている。
経験値やレベルアップといった概念はなく、キャラの強化は装備品によってのみ行う。
基本アクションはメイルがジャンプと体当たり（または飛び道具）。
仲間キャラのタットやガウは、魔法や火の玉で攻撃する。
マップ画面。
この画面から各ステージへと移動する。
各マップ最後のステージでは大ボスが待ち受けている。
ワールドセレクト画面。
物語が先へ進んでも、この画面から前のマップへ戻ることが可能。
ステージ内は横視点のアクションゲームとなる。
なお、一部の場面を除いてセーブはいつでも可能。
アクションステージでは思わぬ大ダメージを受ける可能性もあるので、こまめのセーブが肝心。
イベントシーンや各マップクリア時には、CD-ROM2を活かしたビジュアルシーンやボイス演出が挿入されるのもPCE版の特徴。
BGMもアレンジ収録されている。
PCE版では
・幻影世界
・海底世界
・機械世界
の、3つの新マップが追加。
それぞれに新曲も用意されていて、これらの曲がまたいい。
残念ながらこの新曲についてはサウンドトラックCDには収録されておらず、聴くにはソフトを手に入れるしかない。
オリジナルのPC版+αという基本的な移植ではあるが、妙なアレンジなどがないぶんオリジナルファンとしては好印象。
音楽に関しても原曲の雰囲気を損なわないアレンジでいいし、追加マップ用の新曲についてもどれもいい曲が揃っている。
ビジュアルシーンのメイルたちも可愛く描かれている。
文句なしに良移植です。
