当時店頭で店のポイントを使い切りたいだけの理由で購入した1作。
PSでは「輝く季節へ」というタイトルで発売された。
(写真はPS版)
ひたすら読んで、数少ない選択肢によってストーリーが分岐するアドベンチャーゲーム。
その中でも本作は特に選択肢って少なかったんじゃなかろうか。
当然のことながら人を選ぶジャンルである。
(さらに人を選ぶキャラクターデザイン)
キャラクターの絵はかなり好みが分かれる。
後に「Kanon」「AIR」「CLANNAD」などのキャラクターデザインでおなじみの樋上いたる氏の絵なのだが、この当時は相当クセが強かったので、キャラクターで拒絶した人もいるのではないだろうか。
私の知人は絵で購入をやめていた。
●音楽
音楽はどれも印象に残る曲ばかり。
当時通販専売だったオリジナルサウンドトラックCDも買わせてもらったほど。
本作において曲がゲーム(というかストーリー)に与えている影響は大きい。
●プレイステーション版
本作を家庭用ゲーム機に移植しようと決めた人間は見る目がある。
だが、なんでノベルタイプの表示にしてしまったのかは不明。
当然のことながらエロシーンはカット。
そのかわりにボイス演出やヒロインを一人追加している。
wikiを見るとどうやらこのPS1版はPC版ファンから酷評されているらしいけどなんで?
左はPS版の新規OPムービーの1シーン
右はPS版オリジナルヒロイン清水なつき
●エロゲーの括りを考える
当時この手のゲームをほとんどプレイしていなかったので新鮮さがあったのかもしれないし、そのあたりはこのジャンルに詳しい人に聞いてみないとわからんのだが、性的表現があるものをエロゲーの一括りにするのも妙な話なんだなと考えたゲームでもあったかな。
私世代のエロゲーって、かなり強引にエロへ持っていくものが多かったのだが、本作に限らず恋愛ゲームでの男女の自然な流れであれば描写が過剰じゃなければ単純にエロゲーで一括りにするのはどうなのかなと。
まぁこれがゲームなのが問題なんだろうけどさ。
あとはキャラクターの年齢的な問題もあるか。
なんか最近はそれこそ見た目に反した強引な設定で切り抜けているエロゲーもあるらしいがw
もっとも今さらこんな疑問を挙げるのも青臭いか。
結局この手のゲームってシナリオが合うか合わないかだけ。
そのシナリオが好きなタイプなら名作と思えるだろうし、そうじゃなければ駄作としか言いようがなくなる。
そういう意味では私にとって本作は音楽も含めて当たりだった。
少なくとも本作を遊んでなかったら、以後このジャンルはあまり遊ばなかっただろうな。
ただし、この手のジャンルは絵柄なども大切だというのはよくわかっているので、それがダメな人は手を出さない方がいい。
あと上でも少し触れたらエロゲーとして購入すると残念かもね。
ちなみに2作続けてエロゲレビューを挙げたが、べつに発情しているわけではないのでご安心を。
以前に書きかけていたレビュー見ていたらあっただけなので。
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