ブランディッシュ2作目。
前作から大きな変化はなく、ボリュームの増した正統進化である今作。
簡単にレビューを書いていきます。

ゲーム内容

前作でガドビスタルを見事倒して地上へと帰還したアレスは、小国ブンデビアへ向かう途中で行き倒れとなってしまう。
そこに現れたのはブンデビア王国に傭兵として雇われたカールという男とブンデビア兵達だった。

オープニングでいきなり捕えられたアレスはPRISON(牢獄)へ入れられる。
今作はまずここからの脱出を試みるという場面からスタート。
基本操作やインターフェースは前作から大きく変わることなく、さらに洗練されたものとなっている。

今作ではアレスのライバルであるカールが登場。
同じ傭兵として共に戦った事もある間柄のようだが、今回ブンデビアに雇われた彼はアレスの敵となって現れる。
そして前作で登場したアレスを追う賞金稼ぎの魔術師ドーラも序盤から登場する。
前作ではメインとして終始登場するのは主人公のアレスとドーラだけだったが、今作では彼ら以外にも物語のカギを握るキャラクターが何人も登場する事となった。

●ゲームシステム
基本的には前作と同じ。
マウス操作がメインな点、そして独特な「アレスは常に正面を向いたまま」の視点である。
このあたりは前作をプレイしたユーザーであれば特に違和感なく対応できるだろう。
地味に便利なのが今作からは雑魚敵、ボス共に攻撃した際に残りHPが表示されるようになった点。
前作では「見る」という行動をしなければ表示されなかったが、今回はその手間が省かれている。

舞台はダンジョン内だけではなく屋外も
ダンジョンの仕掛け等は前作からの応用的なものが多いが、視覚面では洞窟内だけではなく、屋外や街も追加されたため変化に富んでいる。
ただ、屋外でもやる事は変わらない。
もっとも長く滞在した場所は城壁だっただろうか。
あそこはイヤらしいね。
視覚的に同じような場所が続く上に、何気に仕掛けはいやらしいものがあったり敵もきっちりいたりと……。

前作の数倍のボリューム?)
前作では「RUINS」「TOWER」「CAVE」「DARK ZONE」「FORTRESS」の5つのエリアのみであったが、今作では一気に戦いのフィールドが増えた事や街の登場によって、より世界観に没入できるようになった。
人によっては「ちょっと長い」と感じるかもしれないが、同シリーズが好きな人にとってボリュームの多さは嬉しいの一言だろう。

感想

この2作目の時点でこのシリーズは完成していたと思われる。
正直言って私がPC88、98と遊んでいた大きな理由はファルコムのゲームが目当てでして、当時ファルコムソフトはファルコム通販で購入していた。
そのおかげもあって前日にはプレイができたのだが、「ブランディッシュ」と言えば久しぶりにドップリはまり込んだゲームだっただけに期待も最高潮。
そして画面に映し出されたあのカッコイイオープニングで絶頂といった感じでしょうか。

本作は1作目と同様にPC98をオリジナルとし、スーパーファミコンでも発売されたので知っているユーザーさんも多いのでは?
現在1作目のリメイクがPSPで発売されているものの、この2作目に関しては予定すら聞こえてこない。
アレスを主人公とした3部作はぜひともリメイクしてもらいたいところなのだが……。
どうでしょう?

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