さて、待望のドラクエ最新作です。
シリーズ初のオンラインゲームということで、どのような内容となっているのか。
簡単な紹介をしていきたいと思います。

ゲーム内容

 

ゲーム開始~種族選択まで

キャラクター作成
まずは主人公とその兄弟(姉妹)を作成。
ここで注意したいのは、主人公は当然プレイヤーの分身であるとして、兄弟キャラは「オフラインモード」で操作することになるという点です。
つまり、「オンラインモード」の操作キャラが主人公、「オフラインモード」の操作キャラが兄弟キャラというわけです。
なので、適当に作ってしまうと後々後悔します。
なお、この時点で作るキャラは人間キャラのみ。
各種族については、オープニングシナリオ終了後に作成することとなります。

オープニングシナリオ
エテーネという村からゲームはスタート。
作成した主人公を操作し、シナリオを進めていきます。
普通にプレイして約2時間ほどのボリュームで、主人公のレベルは10が上限。
仲間になるキャラはレベル固定となっています。
その名のとおり物語導入部分の意味と、大まかなゲーム要素に慣れるチュートリアルの意味合いが濃いです。
ここで一通りのゲームシステムは体験できるようになっています。

このオープニングシナリオは2回目以降のプレイではスキップすることが可能で、主人公と兄弟キャラ作成後、いきなり種族選択まで飛ばすことができるようになっています。

種族と職業選択
オープニングシナリオが終わるといよいよ種族選択。
ある理由によって「オーガ」「エルフ」「ウェディ」「ドワーフ」「プクリポ」という、五つの種族のどれかになってしまう主人公。
ここで作るキャラクターは「オンラインモード」で長く付き合うことになるので慎重に選びましょう。
なお、ある程度ストーリーを進めると人間の姿に戻ることが可能となり、それ以後は自由に姿の切り替えができるようになります。

職業は「戦士」「武闘家」「魔法使い」「僧侶」「盗賊」「旅芸人」の六つから選択可能。
転職も可能なので、まずは自分が一番やってみたいと思う職業を選べばいいでしょう。

これ以降ゲーム開始時に「オンラインモード」と「オフラインモード」の選択が可能となります。
「オンラインモード」では各種族ごとに開始位置や最初のストーリーが異なり、他プレイヤーと一緒に冒険することができます。
「オフラインモード」は最初に作成した兄弟キャラを操作し、オンラインモードとは違った視点でのストーリー進行となります。

オフラインモード

オープニングシナリオである出来事によって主人公と離れ離れとなった兄弟(姉妹)キャラを操作することになります。
ナルビアの町を拠点に、大陸に点在するほこらを攻略していくという流れです。
仲間キャラは町でクエストをクリアするごとに増加。
また、この「オフラインモード」では錬金釜による錬金が非常に重要な役割を持っています。

オンラインモード

サーバー選択
現在用意されているサーバーの数は40。
その中には「初心者向け」「キーボードがない人向け」「ソロプレイをしたい人向け」など、色々な目的別サーバーも用意されています。
自分が遊びやすいと思うサーバーを選べば良いでしょう。

あとは「こんざつ」しているサーバーは当然ですが避けた方が無難です。

五つの種族と大陸
本作の副題にもある「五つの種族」。
どの種族を選んだかで始まる場所が変わります。

・オーガ =オーグリード大陸
・ウェディ=ウェナ諸島
・エルフ =エルトナ大陸
・ドワーフ=ドワチャッカ大陸
・プクリポ=プクランド大陸

それぞれ最初の村(町)からは2~3つのエリアを通ると、鉄道の駅がある町へとたどり着く。
鉄道にさえ乗れば、他種族の住む町まで一気に行けるようになるので、友達同士違う種族を選んだとしても、結構早い段階で合流することは可能です。
それこそ逃げまくればすぐにでも合流できます。

六つの職業
これまでのドラクエ同様に見慣れた職業から選択。
転職クエストさえクリアすれば、それ以降は酒場にて好きな職業に転職が可能となります。
現在選べる職業は以下の六つ。

・戦士
・武闘家
・魔法使い
・僧侶
・盗賊
・旅芸人

レベルは職業ごとに設定されているため、例えば戦士でレベル20まで上げていても、魔法使いに転職すればレベルは1からとなります。
ただし、育てた職業のレベルが下がることはなく、再び戦士に戻ればレベル20から再開できます。
一気に好きな職業のレベルを上げてしまうのもよし、色々な職業を少しずつ成長させていくのもよし。
そのあたりはユーザーさん次第というわけです。

それぞれレベルアップ時に入手するスキルポイントを使い能力アップが可能。
このあたりは「ドラクエ8」や「ドラクエ9」と同じだと思って下さい。
現状スキルポイントの振り直しは不可能なため、どのようなキャラに育てたいかある程度考える必要はあります。

職人ギルド
MMORPGにおいては多く見られる要素の一つ。
武器、防具、道具、木工、裁縫、ランプ、ツボと、それぞれどれかの職人となり、集めた素材で様々なアイテムを作成する要素です。
「8」「9」であった錬金釜を、それぞれカテゴリごとに分けたと言えばわかりやすいでしょうか。
ただし、錬金釜のように素材アイテムを選択するだけではなく、それぞれ簡単なミニゲームをクリアする必要があります。
作成したアイテムは自分で使ってもいいですし、取引所に出品してもいいですし、フレンドにプレゼントするのもいいでしょう。

サポート仲間
酒場では過去のドラクエ同様に仲間キャラを雇うことができる。
ここで雇うことのできるキャラの多くは、他プレイヤーが実際に育てているキャラ。
ログアウト時に酒場にてキャラを登録しておくと、他プレイヤーに雇ってもらい、ログアウト中も経験値やお金を稼いでくれるというシステムですね。
職業や能力によって、雇われやすい雇われにくいといった差もあるようですが、どうせログアウトするなら登録しておいた方が少しでも稼いでくれる可能性があるかも?

こちらが雇った場合、彼らに直接行動を指示することはできず、作戦コマンドでの指示となるため、思ったとおりの行動をしてくれないことも結構あるようです。

クエスト
本筋となるストーリーとは直接関係のないクエストが用意されています。
これらは無視しても問題はありませんが、クリアすることでアイテムや名声値などを獲得できます。
中でも「職業クエスト」は、各職業ごとに用意された連続クエストとなっており、クリアしていくごとに職業専用装備がもらえるので、ぜひクリアしておきたいところです。

仲間との冒険
強敵に挑むとなると、やはり一人ではとても太刀打ちできません。
そこで重要なのは仲間。
本作では他のオンラインゲーム同様に他のユーザーさんと一緒に冒険できるのは当然ですが、上で挙げたサポート仲間を雇って冒険することもできます。
「知らない人と会話するのはちょっと苦手」
という人は、サポート仲間を雇って冒険することで、いつものドラクエと変わらないソロプレイも可能。

オンラインゲームという点について

プレイに最低限必要なもの
オンラインゲームと聞いて、
「本体とソフトの他に何が必要かわからない」
というユーザーさんも中にはいらっしゃるようですが、最低限のプレイだけならWii本体とソフト(USBメモリー同梱版)さえ購入すれば遊べます。
実際、私はクラシックコントローラは使っておらず、キーボードも開始当初は使っていませんでした。
簡単な挨拶程度であればあらかじめ用意されている簡易チャットで選択するだけでいいし、ヌンチャク+リモコンの操作も慣れてしまえば全然苦にはならないかと思います。
クラシックコントローラやキーボードがあれば当然便利に遊べるようにはなるだろうけど、まずは最低限の環境でプレイしてみて、本当に必要かどうか判断してから購入しても遅くはないでしょう。

なお、ソフトには20日間の無料チケットが付いていますが、その期間を終了してからは30日間1000円のプレイチケットを購入する必要があります。

いつものドラクエとどう違うの?
『オンラインに繋がっており他人と一緒に冒険できる』
この点を除けばいつものドラクエと大差はありません。
まぁ「そこが一番大きいんだよ!」と思われる方もいらっしゃるでしょうが……。
各地で発生するイベントをこなしつつ、フィールド上にいる敵と戦ってレベル上げをする。
たまに落ちている素材を拾いつつ、それらを使って町のギルドでアイテム作成。
戦闘はリアルタイムで進行していくものの、コマンド選択型なのでプレイ感覚はいつものドラクエと比べて違和感ないかと。

感想

MMORPG初心者に配慮しようとする部分は多々見受けられるものの、それらがどれだけ効果を発揮しているのかはわかりません。
また、「ドラクエならでは」と言えるような要素は今のところ見られないです。
発売から約一ヶ月ほどしか経過していないので、そのあたりは今後に期待したいところですね。
そういった意味では先が楽しみです。

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