コナミの人気シリーズアクションゲーム「悪魔城ドラキュラ」。ファミコン版をベースにMSX版ならではの要素が加えられている。
シモン・ベルモント。
古くからのドラキュラファンには、この名前を聞いただけで興奮してムチを奮いたくなる人もいるだろう。
基本となるステージ構成はファミコン版と同じである。
しかし、ステージマップはまるで別物となっており、FC版と比べると広い上にループもあり、各扉を開くにはカギが必要であったりと、FC版よりも迷いやすく難易度は高くなっている。
なお、ハードの仕様上スクロールではなく画面切り替え式でゲームは進む。
また、このMSX2版にはアイテムを売ってくれる老婆が壁の中に隠れている。
ここではハートを消費して武器やアイテムの購入が可能。
ムチで打つごとに違うアイテムと必要ハート数を提示してくる。
どのアイテムか決められずに何発も打つと最後は消える(死んだ?)ので注意が必要。
BGMに関してはFC版と同じであるが、音源の違いからまた違った印象を受ける。
おそらくMSSX2版をプレイした人だとFC版は物足りなく感じてしまうかもしれない。
先にFC版をプレイした人はわかりにくいと思うだろう。
テンポが良く遊びやすいのはFC版。
パズル要素も若干あってガッツリ遊びたい人にはMSX版。
ファンなら当然両方プレイだ!
なお、MSX1しか持っていなかった私がどうして今作を遊べたか?
それは近所の中川無線にMSX2本体とデモ用の「悪魔城ドラキュラ」が展示されていたからだ。
デモ用と言っても普通に最初から最後まで遊べるようになっており、店員さんに「ドラキュラ遊ばせて下さい」と言ったら、快く遊ばせていただいた。
小学生の子供数人が毎日店に来ては乱暴に遊ぶという行為に、普通なら怒られてもおかしくないものを、毎回笑顔で遊ばせて下さった店員さんにはとても感謝しています。
ありがとうございました。