『ソードアート・オンラインⅡ』第1話Bパートです。
ファントムバレット編始まりましたね。どう展開していくのでしょうか。
以下Bパートお気に入りな台詞を書き連ねてみました。
(ネタバレ注意)


菊岡:おーい、キリト君。こっちこっち!
キリト:それと人前でその呼び方はやめてくれよ。
菊岡:つれないな、一年前に病院で目覚めた君の元に真っ先に駆けつけたのは僕じゃないか。


(キリト:確かにそれは事実だ。覚醒した俺を最初に訪ねて来たのは対策チームのリーダーだったこの男、総務省総合通信基盤局高度通信網振興課第二別室通称仮想課の菊岡誠二郎。)


で何の用なんだ?もうSAO関係の話は随分と喋ったはずだろ。

菊岡:ところが、今日はちょっと違っててね。これを見てくれ。
キリト:誰だ?

菊岡:えーと、先月11月の14日だな。東京都中野区の某アパートで掃除をしていた大家が異臭に気づいた。これはということで電子ロックを開錠して踏み込んでこの男茂村保26歳が死んでいるのを発見した。死後5日半だった。

部屋は散らかっていたが荒らされた様子はなく遺体はベットに横になっていた。そして頭に・・。
キリト:アミュスフィアか。

菊岡:その通り。変死ということで司法解剖が行われた。死因は急性心不全となっている。

キリト:心不全ってのは心臓が止まったってことだろ?なんで止まったんだ?
菊岡:わからない。
死亡後時間が経ち過ぎていたし犯罪性が薄かったこともあってあまり精密な解剖は行われなかった。

ただ彼は二日間何も食べないでログインしっぱなしだったらしい。
キリト:その手の話はそんなにめずらしくないだろ。何があるんだ?このケースに。
菊岡:インストールされていたゲームはガンゲイル・オンライン。知ってるかい?
キリト:それはもちろん。日本で唯一プロがいるMMOゲームだからな。


菊岡:彼はガンゲイル・オンライン略称GGOで10月に行われた最強者決定イベントで優勝していた。キャラクター名はゼクシード。
キリト:じゃあ死んだ時もGGOに?
菊岡:いや、MMOストリームという番組にゼクシードの再現アバターで出演中だったようだ。ログで時間がわかっている。

で、ここからは未確認情報なんだが丁度彼が発作を起こした時刻にGGO内で妙な事があったってブログに書いているユーザーがいるんだ。
キリト:妙?

菊岡:とある酒場で問題の時刻丁度にひとりのプレイヤーがおかしな行動をしたらしい。なんでもテレビのゼクシード氏に向かって裁きを受けろなどと叫んで銃を発射したということだ。



それを見ていたプレイヤーのひとりが偶然音声ログを撮っていて動画サイトにアップした。ファイルには日本標準時のカウンターも記録されていてテレビへの銃撃と茂村君が番組出演中に突如消滅したのがほぼ同時刻だった。

キリト:偶然だろ。
菊岡:もう一件あるんだ。
キリト:何!?

菊岡:今度のは11月28日埼玉県さいたま市某所、やはり二階建てアパートの一室で死体が発見された。新聞の勧誘員が中を覗くと布団の上にアミュスフィアを被った人間が横たわっていて同じく異臭が。

ま、詳しい死体の状況は省くとして今度も死因は心不全。彼もGGOの有力プレイヤーだった。キャラネームはうすしおタラコ。今度はゲームの中だね。

彼はその時刻グロッケン市の中央広場でスコードロン、ギルドのことらしいんだけど、の集会に出てたらしい。

そこで乱入したプレイヤーに銃撃された。

キリト:銃撃した奴はゼクシードの時と同じなのか?
菊岡:おそらく。やはり裁き・力といった言葉の後に同じキャラクターネームを名乗っている。
キリト:どんな?

菊岡:デス・ガン(死銃)。
キリト:デス・ガン(死銃)?

この二人の心不全っていうのは確かなんだろうな?
菊岡:というと?
キリト:脳には損傷はなかったのか?

菊岡:僕もそれが気になってね。司法解剖を担当した医師に問い合わせたが脳に異常は見つからなかったそうだ。

それにね、かのナーヴギアの場合は信号阻止を焼き切るほどの高出力マイクロウエーブで脳の一部を破壊したわけだけどアミュスフィアはそんなパワーの電磁波は出せない設計だって開発者たちは断言したよ。
キリト:随分と手回しがいいな、菊岡さん。こんな偶然と噂だけで出来上がってるようなネタに。
菊岡:ま、9割方偶然かデマだろうとは僕も思うよ。だからここは仮定の話さ。

キリト君は可能だと思うかい?ゲーム内の銃撃によってプレイヤー本人の心臓を止めることが。



キリト:あり得ない話だと思うけど、仮にそのデス・ガンなる銃撃者によってゼクシードとうすしおタラコのアミュスフィアに何らかの信号が送られたとして心臓を止めることの感触、もしくは味、匂い、光景、音、互換情報?

おい、あんた。実はもう一通り検証済みなんじゃないのか?エリート様連中が頭を絞った後なら今さら俺なんかの出番はないはずだぞ。

やめだ!結論、ゲーム内からの干渉でプレイヤーの心臓を止めるのは不可能。銃撃と二人の心臓発作は偶然の一致。

菊岡:待った待った!ケーキもうひとつ頼んでいいからさ、あと少し付き合ってくれ!
いやあ、キリト君がその結論を言葉にしてくれてホッとしたよ。実は僕も同じ考えなんだ。このふたつの死はゲーム内の銃撃によるものではない。ということで改めて頼むんだが、

ガンゲイル・オンラインにログインしてこのデス・ガンなる男と接触してくれないかな?

キリト:ハッキリ言ったらどうだ?菊岡さん。撃たれて来いってことだろ?
やだよ!何かあったらどうするんだよ!


菊岡:さっきその可能性はないって合意に達したじゃないか!それにこのデス・ガン氏はターゲットにかなり厳密なこだわりがあるようなんだ。
キリト:こだわり?

菊岡:イエス。ゼクシードとうすしおタラコはどちらも名の通ったトッププレイヤーだった。つまり強くないと撃ってくれないんだよ多分。かの茅場先生が最強と認めた君なら。
キリト:無理だよ!GGOってのはそんな甘いゲームじゃないんだ!プロがうようよしてるんだぞ。
菊岡:それだ。そのプロってのはどういうことなんだい?
キリト:文字通りだよ。ガンゲイル・オンラインは全バーチャルMMOで唯一ゲームコイン現実還元システムを採用してるんだ。
簡単に言えば稼いだ金を現実の金としてペイバックすることが可能なんだよ。

プロってのはGGO内で毎月コンスタントに稼ぐ連中さ。トッププレイヤーで月に20万から30万てとこらしい。

そういった理由でGGOの廃レベル連中は他のMMOプレイヤーなんか比較にならない時間と情熱をゲームにつぎ込んでるのさ。

俺なんかがノコノコ出て行っても相手になるもんか。他をあたってくれ。
菊岡:待った待った!他のあてなんかないってば。

プロの相手は荷が重いということなら調査協力費という名目で報酬を払おうじゃないか、これだけ。
キリト:なんでそこまでこだわるんだ?ネットにありがちなオカルト話じゃないか。

菊岡:実はね、上の方が気にしてるんだよね。


フルダイブ技術が現実に及ぼす影響というのは今や各分野で最も注目されている。この一件がそれを規制しようとする勢力に利用される前に事実を把握しておきたい。その確信が欲しい。こんなところでどうかな?

キリト:直接運営に聞けば早いんじゃないのか?

菊岡:GGOを開発運営しているザスカーなる企業はアメリカにサーバーを置いてるんだ。

現実の会社の所在地はおろか電話番号やメールアドレスすら未公開。例のザシード公開以来怪しげなバーチャルワールドは増える一方だよ。

そんな理由で真実の尻尾を掴もうと思ったらゲーム内で直接の接触を試みるしかないんだよ。

勿論最大限の安全措置は取る。銃撃されろとは言わない。君から見た印象で判断してくれればそれでいい。

行ってくれるね。
(キリト:アインクラッドでは4000人もの人が命を落とした。一年経ってその記憶も過去の物になろうとしていた。でも再び仮想世界で殺人事件が起きて俺はその世界に呼ばれようとしている。まるで誰かが忘れるなと言ってるみたいに。)


アスナ:ああ、何となくわかったよ。君がここに連れて来てくれた理由。

世界が時間という軸と空間という面で構成されているなら東京、つまりわたしたちの現実世界における中心は間違いなくこの場所。ザシードによってどこまでも広がりつつある仮想世界の中心軸はもう存在しないあの城なんだね。だから夕焼けの色がこんなに懐かしいんだ。
キリト:そうか、そうだな。俺も今のアスナの言葉でわかったことがあるよ。
アスナ:え?何?

キリト:アインクラッドの形さ。あの構造はもしかしたら時間軸と空間面を象徴していたのかもな。



アスナ:うん、でもだとしたら団長が創造しようとしていた世界は先細りになっていずれ収束、消滅する予定だったってことになるわ。それを誰かさんが途中で大爆発させちゃったわけね。結末を見届けることもなく。

キリト:悪かったよ、副団長殿・・。

アスナ、あのさ。


いや、寒くなってきしそろそろ帰ろうぜ。

アスナ:うん、今度はリズやリーファちゃんたちも連れてまた来よう。あの芝生でお弁当食べたら楽しいよ、きっと。
キリト:そうだな。春になったらな。



「位置についた」
シノン:了解。敵はコース、速度とも変化なし。そちらとの距離400、こちらからは1500。
「まだ遠いな、いけるか?」
シノン:問題ない。
「よし、狙撃開始。頼むぜ、シノン。」

シノン:了解。

(こんなプレッシャー、こんな不安、こんな恐怖なんて・・距離1500・・そんなの丸めた紙を屑籠に投げ込むようなものだ。)

(そう、そう、あの時に比べれば・・。)




次。

かなりまた台詞を聞き取り書くのが大変でしたが・・。
最後のシノンちゃん、かなりかっこよかったですね。
菊岡さん、キリト君に無茶な頼みでしたね。
この後どう展開していくのでしょうか?楽しみです。
以上Bパートでした。
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