第121話「先発させるか? させないか?の巻」の感想です。
ネタバレ含むのでご注意!


近藤モーターズに押しかけた記者たちの前で、息子を先発させたらヤバイと語った近藤父。
墨高がここまで勝ち残れた事を喜び、谷口監督や選手を労い、浪国戦の勝ち方に涙したとしながらも、
「これでベスト8ですよね? 十分満足な結果やが…」
「ここまでくると当然欲が出てくる。もう一個勝ってベスト4」
「谷口監督だってそう思ってるハズです」

と語る。
記者たちはその準々決勝という大舞台で近藤が先発するとこを見たい。
全国の高校野球ファンが見てみたいと思っていると話すが、
「私も息子があんなピッチングをするとは思わなかった」
「甲子園に成長させて貰ったと思っとります」
「ただ、ウチの息子は皆さん達が思っているより未熟者でね。こんな風に持ち上げて貰うことが怖い」

と、近藤父は言う。
煽てられて調子に乗って木に登ると必ず落ちる。
息子はそういうタイプだから、先発だけは回避した方がいいと。
「谷口監督はここまで来たらシビアに物事を考えると思います。息子を使うとしたらリリーフの方がええ」
と。
謙遜しすぎではないかという記者たちだが近藤父は、
「息子の事は私が一番よくわかっとりまっせ」
と返した。

墨谷高校でもベスト8進出の話題と次は近藤が先発だろうという話題でもちっきり。
屋上で新聞見ながら話す生徒達は語る。
「野球はピッチャーなのよ。近藤は明らかに”特別な働き”をしてしまった」
「こーゆーのが出てくるとチームは強いよ」
「ここからずっと近藤を投げさせたら何かが起こるかもしれない」
「過去の甲子園でもこーゆー現象は何度も起こった」
「甲子園に誕生させられたスターがどんどん快進撃を続けてゆく」

のだと。

またテレビのワイドショーでも近藤のピッチングを解説。
まだ1年なので未完成だが、ゆくゆくは縞馬にも迫る素材だとし、
「僕もねー、準々決勝で彼が先発するとこを見てみたいんですけどね~~~」
と話す解説者に司会者が近藤父の先発はやめた方がいいと語っている事を伝えるが、
「それはね、お父さんは謙虚なんでしょうね。他にも上級生のピッチャーがいますからね。ウチの息子を行かせろとは大声では言えない」
のだと分析。

そして墨谷高校の校長室には各方面から集まった寄付を先生が渡しにやって来た。
昨日から今日にかけて校長先生もびっくりするほどの額が集まったらしい。
浪国戦での逆転劇がみんなを感動させ、期待値が高まって、これだけの額が集まったと考えるが、寄付金を持ってきた先生は、
「でもね、それだけだったらここまでじゃないと思うんです。あの近藤というピッチャーの活躍…。ここに何かを感じているのだと思います」
「近藤という男が居る以上……何が起こってもおかしくない…かと」

と、やはり近藤への期待の大きさを口にする。

場所は変わって墨高が練習するグラウンドには大勢の観客が押し寄せており、マスコミのカメラが近藤のピッチング練習を撮影している。
観客からは
「近藤クン明日は先発するの~?」
「絶対先発で見たいよ」
「先発して先発して~~~」
との声も飛ぶ中、その報道陣とギャラリーの多さに近藤もまんざらではない様子。
一方、バッティング練習中の丸井のバットも快音を響かせ、観客からは期待の声が飛ぶが、丸井の表情は浮かない。
(今、世間がおもいっきり持ち上げてくれている。でもヤバイぞ。この雰囲気……)
(浮かれたら絶対良くない事が起こる。世間からの称賛の声は全てシャットアウトするんだ。勝ったら勝ったで兜の緒を思いっきりキツく締めなくちゃ)

と考えていると、前からこの熱気にすっかり浮かれた表情の近藤が歩いてくるのを発見。
「あ」
「おい近藤! おめぇ…何浮かれた顔しとる!」
「チヤホヤされても口角は上げんなバカ!」

と、叱りつける。
「そんな事ゆーてもワイは元々こんな顔ですさかい」
と、言い返す近藤だが、
「いいか! 気を引きしめろよ」
と、再度の注意。
(近藤は本当に頼りになるのか? それともならねえのか? ここまで来たらおれは本気でベスト4まで行ってみてぇ…)
そう考える丸井だった。

谷口の号令で投手陣4人が外野のランニング。
フェンスの向こうからは近藤の名前が飛び交う。
その様子に
「時代は一夜にして変わった。もうおれ達の時代じゃないんだ」
と話す松川と、
「この間まで硬球を怖がっていた1年坊が…」
と話す井口。
「近藤の中学の時からの歴史はおれが一番良く知っています」
そしてイガラシ。
それを聞いた松川は、
「おれ達はお呼びではない」
「な~んてな。いやいやイガラシも井口もまだまだ出番はあるからなー。気を抜くんじゃないぞ。おれも3年としてがんばるからな」

と、みんなを鼓舞する。

取材陣に囲まれた谷口は、明日の先発が近藤なのかと問われ、
「それが正直なとこ……まだ決めていないんです」
とだけ答えてその場を去る。
その回答に記者たちは
「墨谷は珍しいチームだ。絶対的なエースを作っていない」
「4人も投手を持っていて順番性のようなとこがある」
「それで行くと次は井口クンという見方もできるが…」

と話すのだった。

夜。
谷口の部屋に呼ばれた井口は、
「ウチはこれまで4人の投手の分業制でやって来た。ひとりひとりの負担を軽減させるためだ。それで行くと次は井口オマエなんだ。明日はオマエに先発してもらいたい」
と、明日の先発を伝える谷口。
「オマエの肩は休養十分だ」
と話すが井口は、
「監督……」
「ここまで”外圧”に惑わされずがんばって考えてこられたと思います」
「近藤が本当にいいのか考えていたんですよね?」

と、谷口に尋ねる。
「ここに来ておれの性分が出てきた」
「心底勝ちたくなってきた!」
「近藤は昨日の疲れがあるかもしれない。だってあんなに全力で投げたんだ。これはおれなりにベスト4行くために出した答えなんだ」
と話す谷口に井口は、
「普通の監督は試合によって投手を変えたがらない。それはものすごく怖いことだからです」
「一回負けたら終わり――のトーナメント…。エースに頼りきって連投・連投・完投・完投の方が安心。それが浪国の縞馬みたいな事なんでしょうが……」
「谷口さんは心が強い人です。”安心”を取らず皆を信じてるんですから…」
「でも今回ばかりは違うんです。僕はキャッチャーをやらせて貰って初めてわかりました。ひとりの投手が甲子園で覚醒していく時のものすごさ」
「今日のブルペンでのピッチングもすごかった」
「昨日もすごかったが今日はもっとすごかった…」
「近藤の昨日からの覚醒はすごいんです。こんな瞬間にキャッチャーとして立ち会えた」
「そりゃあ何週かのスパンで考えたら調子の波はあるでしょうが……。ここ2~3日のスパンだったら近藤は絶対的に強い」
「僕もここに来て勝ちたくなってきました。近藤先発の方が勝てる可能性が上がるような気がするんです」

と、今の近藤の凄さについて力説。
だが、谷口は、
「明日の相手はセンバツで浪国を破って優勝した御法島高校だぞ」
と話すが、それでも井口は、
「浪国に勝ったという事は次も何が起こるかわからない。僕は御法島相手にだって何かが起こせると思う……。そのための第一歩が近藤…」
なのだと伝える。
そんな井口に谷口もそれ以上は何も言えなかった。

こうして迎えた御法島高校との準々決勝。
「春・夏連覇に向けて着々と進む御法島高校の準々決勝! 相手は奇跡の逆転勝ち! 墨谷高校!」
「お互い公立校! 御法島は古豪! 墨谷は初出場!」
「そして墨谷はこの大一番の先発にやはり近藤クンを立ててきました!」

実況が伝える。
1回表墨谷のマウンドには近藤が立っていた。
大歓声のスタンド。
「”浪人生”谷口監督はベスト4へ向けて勝負をかけてきました! スーパー1年生の近藤クンに託したのです!」
あらためて実況がそう伝え、記者席からも、
「やはり谷口監督は近藤を選んだ!」
「よっしゃあ! 今日は最初から近藤が見れる!」

との声があがる。

それを仕事中聴いていた近藤父は、
(谷口監督……世間の外圧に負けたな…)
(ムスコに懸けてくれたのは死ぬ程嬉しい…)

と、涙するが、
(だがそれじゃ勝てない。谷口監督の若さが出てしまったな)
(見えるよ…。茂一の足は今…甲子園のマウンドから浮き上がっとる)

と、息子の姿を思い浮かべる。

そしてマウンド上には大歓声の中、
(うわ~~~ッ! 甲子園の準々決勝のマウンドにワイが立っちゃった~~~~!)
と、近藤父が危惧する通りの様子の近藤がいた。

ここで第121話が終わります。

感想

谷口監督としては勝つための井口先発だったけど、その井口の説得に圧し負けたって感じでしょうか。
近藤の様子見ると近藤父が心配している通りなのが気になります。
一方で丸井は過去の経験もあってか、浮かれた様子はなく成長を感じさせられました。

次回は、
信じられない実績を持つ御法島!
『球歴が部長クラス』の巻

今回谷口からさらっと出た準々決勝の相手、御法島高校。
センバツで浪国を倒したというその実力、気になります。

関連リンク

・第117話「どんどん前に飛ぶの巻」
・第118話「作戦なんて出来るわけないの巻」
・第119話「今度こその集大成!の巻」
・第120話「日本中の…の巻」
・第121話「先発させるか? させないか?の巻」
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34 Thoughts on “「キャプテン2」第121話感想

  1. こんにちは。いつもありがとうございます。
    まず箕島もどきの御法島登場ですね。当時箕島と星稜の試合最後まで見てました。ホントにマンガみたいな展開が2度3度起こったという。
    御法島、選抜優勝高との対戦に、じゃあ勝つのを前提に決勝はどこ?と、また予想が難しいですね。御法島やこれからあたる決勝の相手にどんなちばてつや風キャラが出てくるか?w
    ちょっと違った楽しみもありますw

    近藤が先発になり打たれるのだろうとは思いますが、めちゃめちゃ大量失点まではいかないのかなと、浪国に勝って優勝した相手に大量失点ならば、もう試合にならないので。相手投手がどんな投手かわかりませんが大差になっての球数投げさす耐久作戦は、さすがに無理があるかと。打たれたあとの展開をどう持って行くのかは予想難しいですが。それにしても谷口はすっかり以前の頑固さがなくなってしまい自分としては残念です。

    • しんさん、こんにちは~!
      こちらこそいつもコメントありがとうございます!

      当時の試合をご覧になっていたとなると、今後御法島との試合の展開で箕島とかぶっている部分とかの発見も面白そうw
      私はそこまで詳しくないのですが、ちばてつや先生の作品からも似ている(本人?)が出てきたりしているみたいで、そういうのもわかる人が羨ましいです。

      谷口は今回完全に井口の意見に圧されちゃいましたねぇ。
      実際に試合で近藤の球を受けた井口の意見てのもあるでしょうけど、谷口自身がまだこの甲子園という舞台に慣れていないから、自分の考えを押し通すだけの自信なかったのかなぁ。
      たぶん近藤は打たれるんでしょうけど、丸井やたぶんイガラシも警戒はしていそうだし、打ち込まれそうなら早い段階で動きあるかもしれないと思っています。
      来週ドキドキですw

      • ホントに楽しみですね次回。
        しかし近藤の先発するかしないかばかり取り上げられて肝心の御法島のことは全くわかりませんよね。選抜優勝で文句なしの強豪高なのに。前日に井口を呼んで明日の先発をの場面も本来なら谷口は御法島の対策など全体ミーティングをするべきなんですが。勝ちたい欲が出たならなおさら。もしかしてしたことになってるのでしょうかね。井口との会話だけで終わるあの夜の場面は不自然な気がしました。
        あとは読者のために?ギリギリまで知らせずということなら、確かに自分は次回かなり待ち遠しくはなってますがねw

        • ミーティングはやったけど描かれていないだけかなぁと勝手に思っています。
          その後に井口だけ部屋へ来るように伝えたのかなぁと。
          さすがに試合前にやらないとは思えませんし……。
          ミーティングで次の対戦校について話し合うシーン好きなので、今回も描いて欲しかったんですけどね~。

  2. 清貧一郎 on 2025年11月8日 at 9:54 PM said:

    こんにちは
    キャプテンの青葉との再試合のことを思い出しました
    あの時は谷口キャプテン以外のナインがかなり浮足立って試合が進行してました
    あのイガラシでさえ浮足立ってました
    あの時は谷口キャプテンがうまくフォローして、立ち直って反撃しました
    今回は浮足立ってるのは近藤投手のみのようなので、あそこまではならないと思います
    ある程度点は取られるけど、丸井やイガラシや井口たちがフォローしていくようなストーリーになるのかなと思ってます

    • 清貧一郎さん、こんばんは~!

      青葉との再試合懐かしいですね~。
      そういえばあの試合では最初谷口以外が完全に浮足だって、最初に点を一気に取られたんですよねぇ。
      そう思うとおっしゃるように今回は近藤一人で、丸井やイガラシがしっかりしている点は頼もしいです。
      できるだけ早い段階で落ち着いてくれるといいのですが……。

  3. とのちゃん on 2025年11月8日 at 10:34 AM said:

    箕島vs星稜、延長18回、ファールフライ落とす。
    荒木大輔が1年生で決勝まで行って惜敗。近藤とタイプは全く違いますが(笑)早実は東京のチーム。など、元になりそうなネタはありますね。

    • 浪国もああいう感じでしたし、実際にあったそういう試合からネタ引っ張ってくるのはありそうですよね~。
      当時もう少し早く生まれていたら、その頃の試合とか知っていて予想も楽しめただろうになぁ。

  4. リチャードコシミズしか勝たん on 2025年11月7日 at 8:12 PM said:

    なんか近藤の悪い癖が出そうですね〜
    長い付き合いのイガラシはもう察してる感じがします。
    近藤滅多打ち→1回で降板→井口に交代かな?
    というかこのマンガは近藤の成長やその過程をを中心に置いて書いてる気がしますから、近藤がここで滅多打ちされるのは必然かな〜と思います。
    マンガ的には墨二時代の
    浮足立ってか近藤ど真ん中ばかり投げる→丸井が駆け寄り「ねえ近藤君まさか全部ど真ん中に投げた訳じゃないよな?」→近藤「・・・」→丸井「バッキャロー俺はセカンドに居るんだ見えてんだよ」→近藤「いやど真ん中に投げると観客がワーッとわくもんやから」→丸井イガラシ‍
    にはさすがにならないか(笑)

    • あの場面のイガラシの台詞っていい意味で言った感じではないですよねぇw
      近藤の成長って部分がテーマだと考えると、ここで一気に覚醒するよりは痛い目に遭うパターンかなぁと思います。

      確か青葉戦でのやりとりでしたっけ?
      おっしゃる通りのシーンの再現来たら、近藤が清々しいまでに成長してなさすぎて笑ってしまいますw
      今回丸井は特に気をつけているし、イガラシも近藤をよくわかっているだけに、こういうやりとりはありそうな気もしますが。
      でもなつかしい!

  5. 小室捕手 on 2025年11月6日 at 10:39 AM said:

    これはチームの型は違うが
    墨谷は当時の城西高校に当てはまります
    しかもベスト8の第一試合も当時と同じ。
    この時は箕島が4-1で城西を破っております。
    しかし今回は簡単には負けないと思うし
    ベスト4、決勝まで行って欲しいですね。

    当時の城西は2年生の技巧派、安倍投手、
    曲者揃いの選手たちを川上監督がタクトを
    ふるってました。髙橋慶彦選手もエースで甲子園にこの数年前にでまして1勝してますしね。

    • ここでの墨谷が当てはまる高校も実際にあったんですね~。
      試合の結果は逆であって欲しいですけど、初回の近藤のピッチングがどうなるか……。

  6. 一気に全国区になって、
    テレビや新聞で扱われる様になたりしたら、
    そりゃあ近藤じゃなくても平常心じゃいられないですよね。
    近藤のような性格の投手は、
    相手側からしたら調子にのらせたら怖いと思うのですが、
    それじゃあ、ストーリー的に面白くないので、
    一筋縄ではいかない試合展開になりそうですね。
    今度の試合は相手チームよりも、
    近藤の精神面をどうカバーするか、
    イガラシや丸井といった中学時代の対応が、
    重要な鍵になってきそうに思います。
    まだまだ、甘ちゃんの子供だと思っていた息子が、
    野球を通じて成長した姿に近藤パパが感銘を受ける、そんな試合になったら最高んだけどな。
    しかし、試合前に読者側に先の展開をあれこれ思案させる内容で、
    次回が待ちどうしくて堪らないですねぇ。

    • 元々の性格に加えて、言ってもまだ高校一年生ですもんねぇ。
      そりゃ調子に乗るなと言っても無理な気はします。

      今回は相手チームの前情報も無い状態で試合始まって、しかも近藤父が心配した近藤先発。
      次回まで色々予想する楽しみもあるけど不安も大きい感じですw

  7. まもる on 2025年11月5日 at 9:58 PM said:

    お疲れ様ですm(_ _)m
    いよいよ準々決勝、よくわからない相手にはやはり、イガラシがベストだと思うのですが。
    皆さんほぼ火だるま予想ですね、僕は先頭バッターに初球不用意な真ん中ストレートをホームランされ、そのあと井口の叱咤もあり目覚めてビシッと抑えるものの、8回9回まで点が入らず重くのしかかるような展開かなと?
    さてさて

    • まもるさん、こちらこそありがとうございます!

      他の方々と同じく初回打ち込まれるパターンなのかなとか思ってます。
      そこで気合い入れ直すのが私はイガラシなのかなと考えているのですがどうでしょうねぇ。
      まもるさんの言うようにバッテリー組んでる井口のような気もするし……。
      あれだけ谷口に近藤先発を推した手前責任感じそうですからね~。

      次回どうなっているかドキドキですw

  8. 中ラマ on 2025年11月5日 at 5:00 PM said:

    いつも楽しみにしてます!!

    うーん、近藤先発ですか・・・
    谷口は井口の熱い気持ちに動かされましたか。父親が言ってるように近藤はリリーフのほうがいいような。

    マウンド上の近藤は冷静さはなく、頭の中は混乱状態か。

    何かいやーな雰囲気です。思いたくありませんが、墨谷はベストエイトで敗れるような。

    こういう時は誰か救世主のような選手が現れてもいいのですが、今回を読む限りはわかりません。

    墨谷、危うしでは。

    • 中ラマさん、こちらこそいつもありがとうございます!

      あそこで井口に説得させられるあたり、谷口も近藤先発を見てみたいという気持ちはどこかにあったんですかね~。
      勝ちにこだわって井口先発を決断したはずが、甲子園という初めての場所で実際に球を受けた井口にあそこまで言われたら気持ち揺らぎそう……。

      最後のページ見た限りだと完全に近藤は舞い上がってる感じだったし、ここで近藤の気持ちを引き締めるとなると、谷口よりも共に戦ってきた丸井やイガラシの方がいいんでしょうか。
      次回読むのがちょっと怖いですw

  9. 浪商の浪国、
    そして箕島の御法島。

    モデルのこの大会で箕島は、
    石川の星稜に延長18回サヨナラ勝ち。
    決勝で池田高校を破って春夏連覇です。
    バッテリー2人は後にプロ入りしてます。

    近藤がどんなピッチングをみせるのか?
    青葉と延長18回戦ったような展開になるのか?

    楽しみです。

    • モデルとなった箕島がそういう勝ち方をしてるという事は、今回の対戦でも18回まで戦うような可能性あるのかなぁ。
      お話聞くだけでも箕島はかなり強かったみたいだし、今回近藤父の不安が的中したらイヤな展開になりそうですね~……。
      周囲の心配をよそに近藤が会心のピッチングするとかだと嬉しい!

      • にしなさとる on 2025年11月5日 at 8:09 PM said:

        御法島高校、墨谷には勝つけれども、前年の谷原高校と同じ目に遭わされて、結果的に春夏連覇を阻まれる、という展開も有りそう。

        • あ~、あの谷原は読んでいて気の毒に感じるほどでした。
          そういう展開も可能性ありそうですね~。

  10. あま on 2025年11月5日 at 2:34 PM said:

    いつもありがとうございます。  浪国に続いて御法島というのはモデルはドカベン香川の浪商と春夏連覇の箕島ですか。 となるとあとのこの時代の強豪高は山びこ打線の徳島池田と神奈川の横浜か東海大相模でしょうかね。 いよいよ丸井キャプテンの代も佳境、楽しみですね。

    • あまさん、こちらこそコメントありがとうございます!

      御法島にもモデル校があるんですね~。
      当時をご存知の方なら浪国のカドバンと縞馬みたいに、選手のモデルも予想できたりするのかな?

      御法島戦、近藤先発で近藤父が心配するように今回は不安な終わり方したので、次回どうなるのか楽しみでもあり怖くもありますw
      丸井大好きなので丸井キャプテンで優勝して欲しい!

  11. こんにちは!
    近藤の先発を見たい反面、近藤の父ちゃんの言うとおりヤバい感じはしますよね。谷口、丸井、イガラシもそう見てそう。昔、丸井がいた朝日高校と練習試合した時に自分のボールに自信を持っていた近藤がめった打ちにあいましたよね。あれは近藤の天狗の鼻をへし折る丸井の策略だったと思いますけど、近藤にはそういう一面がありますからね。僕は多分打たれると予想しますが、打たれても来年の墨谷のために近藤を続投させるか、勝つために打たれたら即井口に代えるかが分かれ道になりそう。

    • けんさん、こんにちは~!
      朝日高校との練習試合ありましたねぇ。
      近藤はキャプテン経験して、相木との出会いとかで高校入ってからはかなり精神面も成長したように思っていたけど、まだまだ高校一年生があれだけ周囲からチヤホヤされたらそりゃ天狗にもなっちゃいますかw

      私も近藤は打たれるだろうなぁと思います。
      おっしゃるようにその後を谷口がどう考えているかが気になりますね。
      たぶんそれも可能性として十分考えているだろうし。

  12. おでん on 2025年11月5日 at 10:30 AM said:

    井口の言葉が心に染み入る回でした。本当にその通りで、主戦投手を使わずに負ける事こそ怖い事はありませんもんね……
    とはいえ、近藤の親父さんの言う通り、お調子モノの性分もあるわけで、これは松川ら他の投手陣のフォローもカギかもですね。

    • 井口の言葉に押される形で谷口も近藤先発を決断したようですしねぇ。
      近藤父が想像する通りにマウンドから足が浮き上がった状態の近藤見ると、次回は滅多打ちされそうで今から少し怖いです……。

  13. にしなさとる on 2025年11月5日 at 8:39 AM said:

    近藤の父親の真意、私の予測は外れましたか。
    しかし、今回語られたそれが正鵠を射ているのも確か。気になりますね。
    もう一つ気になるのは、御法島高校がどんなチームなのか、ですが。

    追伸
     墨谷高校で校長に報告に来た教師。どこかで見た顔と思ったら、「ハリスの旋風」の岩波先生じゃありませんか。

    • 父親だけに息子の性格よくわかっていますね~。
      御法島は読者視点からだとぶっつけ本番なので、浪国みたいに注目選手とかの情報もまだわからないから気になります……。

      「ハリスの旋風」は読んだ事なかったので検索してみたら、ほんと同じ顔でびっくりしましたw

  14. てつパ on 2025年11月5日 at 7:47 AM said:

    「近藤の中学の時からの歴史はおれが一番良く知っています」
    墨二からの先輩、またキャプテンとして、イガラシの一言が深すぎますね!
    その近藤をカバーして、そろそろイガラシが投打ともに実力を発揮、
    キーマンとして大活躍しそうな気がします。

    • そこのセリフほんと思いました!
      考えてみれば近藤を一番うまくコントロールできそうなのもイガラシですしね~。
      イガラシ内心はわからないけど、ここ最近打たれた事を引きずってなさそうなのも少し安心しました。

  15. 匿名 on 2025年11月5日 at 3:31 AM said:

    やはり近藤は近藤。みんなに持ち上げられて浮かれてしまう。近藤パパの危惧が当たってしまう。下手したら今年の日本シリーズ第二戦のデュプランティエのように火だるまになるような予感がする。

    浪国高に勝ち更に春夏連覇を狙う御法島高って多分桑田清原がいたPL学園みたいな強豪高なんでしょうね。コージー先生がどう書くでしょうか?

    近藤が浮かれて球はまずますだが痛打されて初回で大量失点して最後は10対2とかでやっと一矢を報いた展開にはなって欲しくはないですが、流石に初回は何点か失点するのではないでしょうか。

    まあベスト8まで勝ち上がれば初回出場ではまずまずだけど、私個人としては優勝まで行って欲しいが今まで出来過ぎだからこの試合では現実を突き付けられるかもしれません。

    もし負けの展開でも最後まで諦めない谷口野球をして欲しいです。

    • 中学一年から比べて人間的に成長はしてるけど、やっぱりこの大舞台であれだけ自分でも満足いくピッチングできて、それを世間がチヤホヤ騒いだら近藤の性格だとそうなってしまうんでしょうかねぇ。

      御法島がPL学園のような強さとなると、おっしゃるようにここで現実突きつけられそうですね……。
      あの浪国を破るだけの実力があるんだし、今回も相当苦戦しそう……。

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