PS3/PSVita用ソフト「ドラゴンズクラウン」のPSVita版をクリアしたので紹介。
一応スタッフロールを一区切りとした場合のクリア時間は約13時間でした。
本作は最近ではすっかり珍しくなった2DタイプのアクションRPG。
アドホックまたはオンラインで最大4人まで同時プレイが可能となっている。
●キャラクターメイキング
キャラクターは6種類のクラスから選択。
キャラメイキングでは名前やカラー、セリフなどを設定することが可能。
それぞれに攻撃方法や操作感に個性があるので、自分に合ったキャラをまずは探してみるといいだろう。
もちろん見た目などの好みで選んでも全く問題はない。
上級者向けと説明されていてもプレイしていれば慣れてくる。
(操作方法)
操作はクラスによって若干の違いはあるが、ここでは基本操作部分を紹介しておく。
左スティック:キャラクターの移動
右スティック:指カーソルの移動
方向キー左右:アイテムスロットのアイテム選択
方向キー下 :アイテム使用
Lボタン:指カーソル選択/メニュー決定/ロニ解錠指示
Rボタン:回避
○ボタン:決定/攻撃
×ボタン:キャンセル/ジャンプ
□ボタン:攻撃
△ボタン:アイテムを拾う/捨てる
なお、PSVita版では盗賊ロニへの解錠指示をタッチスクリーンに直接触れる事でも可能。
何気に便利。
(主人公は冒険者)
作成した主人公キャラはかつて「エルシア文明」があったとされるハイドランド王国を訪れる。
酒場で盗賊のロニとの会話から回想シーンへと移り、そこで操作方法などを実際に練習可能。
冒険者ギルドや王家の依頼をこなしていく中で王冠「ドラゴンズクラウン」の話を聞く。
このような形で物語はタイトルにもあるとおり「ドラゴンズクラウン」を中心に展開していく。
●冒険の拠点となるハイドランド王国
本作の舞台となるのがハイドランド王国。
城下町を拠点に各地のダンジョンへと赴くことになる。
(各施設)
・酒場「竜の天国亭」
プレイヤーキャラの変更、仲間の入れ替え、データセーブなど、
とくに重要な施設なのがこの酒場。
・カナン教会
ダンジョンで拾った骨を持っていくと蘇生させてくれるありがたい施設。
蘇生させたキャラは酒場で仲間にすることが可能になる。
蘇生させずに埋葬すると稀にアイテムがもらえることも。
・魔法道具屋
アイテムの売買、鑑定、修理をしてくれる。
酒場やギルドと並んでゲーム中何度もお世話になる。
・ルカインの塔
魔法使いルカインの住む塔。
魔法アイテムの購入が可能。
・冒険者ギルド
依頼の受諾や報告、スキルの習得、ギャラリーの閲覧が可能。
こちらもゲーム中に訪れる頻度が高い施設。
・王城
他の施設とは違い、ストーリー進行でしか訪れる機会はない。
・馬屋
中盤以降ダンジョンへ向かうための施設。
ただし、ゲートと違ってお金がかかる。
必要な代金はキャラのレベルで変わるようだ。
・ゲート
各ダンジョンへワープできるゲート。
中盤まではここから行き先を指定してダンジョンへと向かう。
・闘技場
他のプレイヤーと対戦が可能。
(冒険者ギルド)
依頼の受諾やスキル習得が行える。
依頼はゲームが進むにつれて増えていくので、こまめにこなして報酬をもらっていくといい。
報酬は経験値やゴールド、スキルポイントといったキャラ育成部分のほかに、その依頼内容に沿ったイラストが閲覧できるようになる。
●ダンジョン
本作での冒険はダンジョンがメインとなっている。
ストーリークリア時点で確認できたダンジョンの数は全部で10+1。
下記の迷宮の中で「幻の大地」はボスとの戦いだけ。
混沌の迷宮はストーリークリア後に行けるようになる。
・古代神殿の遺跡
・旧王都の廃墟
・ウォレスの地下迷宮
・ビルバロン地下要塞
・死者の城の地下墓所
・幽霊船の入り江
・忘れられた聖域
・魔法使いの塔
・迷いの森
・幻の大地
・混沌の迷宮
それぞれにAルートとBルートがあり、最初に進めるのはAルートのみ。
物語中盤以降、ダンジョンの途中でAルートに進むかBルートに進むかの選択が可能となる。
各ダンジョンには隠し部屋や財宝があり、これらはギルドの依頼で発見が必要なものもある。
ダンジョンの数については少なく感じる人もいるだろう。
ギルドの依頼をこなす上でも何度も行き来することになるのだが、常に新しい場所での冒険を求めるような人だと途中で飽きてしまいそう。
キャラクターアニメーションや背景が本当に綺麗。
3Dバリバリのリアルな世界を冒険するのもいいけど、やっぱり2Dには2Dの良さがあるなぁと実感する。
また、好みもあるだろうが独特のナレーションも魅力の一つではないだろうか。
その世界に入ってみたいと思わせる魅力が本作にはある。
ボシュームに関してはもうちょっと欲しいかなというのが素直な感想。
アクション系としてみればクリアまでの時間はこんなものなんだけど、
「あれ? もうエンディングか」
という気持ちが強かった。
もっともクリア後も一応続きはあるし、違うクラスのキャラクターを作ってエンディングを目指すといった楽しみ方も残されている。
また、ソロプレイに飽きたらオンラインやアドホックでの協力プレイを楽しむのもいい。
もっとストーリーは続いて欲しかったけど、クリアしたからと言って飽きるのはまだまだ先になりそうな予感。
ちなみに私は現在のところ協力プレイは遊んでいない。
もちろんある程度人を選ぶゲームではあるので、同じダンジョンに何度ももぐりながらキャラを強化する作業的な流れが苦手な人にはきつい。
キャラの魅力や独特な世界観、どこか古臭さを感じる(良い意味で)キャラクターの育成。
この2点が気になる人なら今だと店売り価格も下がっているので買う価値はあるかと。
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