WiiU発売からもうすぐ1年が経過。
おそらくWiiUプレイヤーにとってこの1年はすっきりしない1年だったのではないか。
今回はこの1年、ほぼ「ドラクエ10」専用機となっていたWiiUを見てきて、WiiUはどうするべきだったのかを考えてみた。
●WiiU本体
これはよく言われていることだが2つのバージョンを発売したのは任天堂らしくないね。
ライト層にとってどちらを購入すればいいのかわかりにくくなってしまった。
どちらか1つに絞るべきだった。
そしてプレミアムとベーシック、どちらに絞れば良かったとなればベーシック。
ベーシック単体で2万5千円で販売。
または「ニンテンドーランド」を同梱して3万円。
これが一番わかりやすくWiiUもわかってもらえるいい方法だったように思える。
また、発売当初の異様に長いアップデートや読み込みは当然改善して出すべきだったね。
あれは本当に任天堂らしくなかった。
この部分を擁護していた人って本当に任天堂好きだったのかね?
こういう環境部分でストレスを感じさせないハードを作ってきたからこその任天堂だと思ってるんだけど。
●発売ソフト
まぁソフトに関しては本当に人によって様々な意見がありそうなので簡単に。
・スーパーマリオ3Dワールド
「NewスーパーマリオブラザーズU」ではなく、こちらを本体同時発売にしてほしかった。
「マリオU」はある程度本体が普及した時期に発売してこそのタイトル。
それこそ「3Dワールド」と発売日が逆でも良かったくらい。
「マリオU」にはWiiU本体を「新しいハードなんだ」と思わせるものが何も感じられなかった。
・ドラゴンクエストⅩ
こちらはせめて現在発売中のPC版と同等レベルにはしてもらいたかったな。
そうすればWiiからの進化が非常にわかりやすく、また当時は「WiiU以外での発売の予定はない」と断言していたので、Wiiからの乗り換え組が今よりも増えていたのではないだろうか。
どちらにしろそのあとすぐにPC版発表でみんな買い控えだっただろうけど。
●何もかもが中途半端なWiiU
結局のところすべてにおいて中途半端だったというのがここまでのWiiUの感想。
2014年以降は「大乱闘スマッシュブラザーズ」や「マリオカート8」など、任天堂の人気シリーズ最新作がいよいよ発売される予定となっているが一番必要なのは、
「WiiUってこんなことができるのか」
と思ってもらえるソフトの登場。
そしてやはりサードの有力タイトルは絶対に必要。
現状マルチさえしてもらえていないのはあまりに厳しい。
あとは結局任天堂がどの層を狙いたかったのかが不明。
いつも通りのライト層狙いであればゲームパッドのボタン数と大きさ&重さはダメでしょ。
こちらも中途半端という言葉がしっくりくる。
とにかくまずは任天堂にWiiUの方向性をしっかり示してもらわないとどうしようもなさそう。
それができるかどうか、2014年には一応期待しておく。