Nintendo Switchソフト「ゼノブレイド2」をようやくクリア。
要素が多いゲームなので、いくつかに絞って感想を書いていきます。
サルベージャーの少年レックスが、かつて世界を戦火に包んだという『天の聖杯』と呼ばれるブレイド・ホムラと出会い、共に世界樹の上にあるという楽園を目指す物語。
広大なフィールドとシームレスで突入するバトル、豊富に用意されたクエストの数々、ドライバーと様々なブレイドを組み合わせてのバトルなど、RPGに期待する考えられる限りの要素が詰まったそんなゲームという印象です。

国や地域ごとにマップは分かれているが、それぞれのエリア内では基本シームレス。
どのマップもとにかく広大で最初のうちは迷う。
また、普通にストーリーを進めていると到底太刀打ちできないだろう高レベルの『ユニークモンスター』も徘徊しており、慣れないうちは追いかけられて死ぬ。
そういうのでイヤになる人もいるかもしれないが、今作では死んでも特にペナルティがあるわけではないので、この際追いかけられるスリルも味わえると考えよう。
移動するためにはブレイドの『フィールドスキル』が必要な場所などもあり、隅々まで回るには結構な時間や苦労も伴うが、その先にある秘境の発見など探索要素が充実しているのは嬉しい。
ストーリークリアだけではおそらく半分も回れないのではないだろうか。

採集
フィールド上に点在する採集ポイントでは素材などを採集できる。
その際にブレイドに各フィールドスキルが備わっている場合はボーナスとして多めにアイテムを入手できたりもする。

サルベージ
フィールドや街などにあるサルベージポイントではサルベージが可能。
タイミング良くボタンを3回押すミニゲームで、押すボタンはポイントによって変化。
ここで入手できるアイテム類を交易所へ持っていく事で金策ができたり、各都市の発展度が上がったりもする。
今作において一番の金策要素だが、そもそもあまりお金を使う場面を思い出せない。

『スキップトラベル』と『スキップタイム』
発見したランドマークや秘境などに瞬時にワープできる『スキップトラベル』。
そしてオプションからいつでも好きなだけ時間を変更できる『スキップタイム』。
この2つを使えば移動やクエストをこなすのも楽チン。
というか、これがないとだるくてやってられない。
かなり快適にゲームを進める事が可能となっている。

ドライバーには最高3人までのブレイドをお供にでき、「攻撃」「回復」「防御」3タイプのブレイドを切り替えながら戦う。
もちろんこの組み合わせに決まったものはなく、攻撃型のみに徹したり、回復型で固めるのもOK。
通常攻撃はオートで行われ、ゲージが溜まると『ドライバーアーツ』や『ブレイドアーツ』と呼ばれる技が使用可能となる。さらにドライバー同士の攻撃を繋げて敵の状態を崩す『ドライバーコンボ』は今作において重要要素の1つ。

『ドライバーアーツ』を使う事でゲージが溜まるとブレイドが『必殺技』を使用できる。
威力は4段階。
また、この『必殺技』を一定時間内に繋げる『ブレイドコンボ』という要素もある。

画面左上のパーティゲージがたまると利用できる『チェインアタック』。
ブレイド同士が必殺技を連携させる大技で、ボス戦において非常に効果的な技となる。

さらに敵に属性玉が付加された状態で発動させ、玉を破壊できればもう1周攻撃が追加。
ボスなど強敵との戦いにおいては重要な要素となってくる。
結構このバトルシステムがわかりにくいって声が多いし、私自身今でも完全に理解できてはいないと思うが、ダラダラと説明書いといてなんだけど、下手に予備知識入れるよりもゲーム内できっちり状況に応じて説明してくれるし、それで理解できなくても戦闘繰り返しているうちに慣れます!
あれこれ考えるよりもやって慣れた方が早いです。


冒険で手に入るコアクリスタルを同調させる事で仲間ブレイドを増やしていく。
どんなブレイドが誕生するかはわからず、中には出現しにくいレアブレイドも多数用意されている。
バトルにおいてだけでなく、『フィールドスキル』が必要な場面でも重要な役割を持つ。

ブレイドにHPの概念はなく、あくまでドライバーとコンビとして扱われる。
その他の能力成長は『キズナリング』で行われ、それぞれ条件を満たすことで解放されていく。


傭兵団
ストーリーを進めると、途中からブレイドに様々な依頼をお願いできる傭兵団を利用可能となる。
傭兵団クエストはそれぞれに任務条件が設定されており、その条件に満たないと送ることができない。
リアルタイムで数十分~中には1時間以上かかるものもあるが、普段同行させていないブレイドなどを成長させるのに便利。
とっつきにくさ
特にバトルシステムが最初はわかりにくい。
一応順を追って説明はしてくれているが、私の理解力が乏しい事や考える事もしなかったため、色々なコツが掴めたのはゲーム中盤を過ぎたあたり。
言い換えれば最初のうちはバトルシステムをあれこれ理解できなくても中盤~終盤までは進むことができる。
フィールドスキルの使い勝手
フィールド上で発動するブレイドのフィールドスキルLVは、リンクさせているブレイドのスキルのみが適用されるため、LVが足りなかったり必要なスキルを持つブレイドとリンクしていない場合は、その度にブレイドを付け替えなければならない。
採集や移動、クエストなどで頻繁に必要とされるだけに、必要スキルを持つブレイドがいる場合は自動的に適用して欲しかった。
発売日買いで当初は不満点も多かったんだけど、クリアまでに何度かのアップデートを重ねてそれらもかなり解消されたように思います。
当初ネットで多かったマップの見にくさ(高低差など)については、私はあまり気にはなりませんでした。
確かにわかりにくいんだけど、それも含めての探索かなと割り切って遊んだからかも。
欠点は多いんだけど楽しい。
それだけにこのシリーズが欠点をなくせば一体どんなゲームが出来上がるのかと、イヤでも次回作への期待も膨らみます。
さて、2周目でも始めるか……。
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